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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

義とは・・・

何ぞや!? と 問いかけているのか・・・
はたまた、夫婦・親子・竹馬の情を語ろうとしているか・・・
読み手に委ねられているのであろうか。。。

妻しづ、長男嘉一郎、長女みつを郷里に残して 主人公吉村貫一郎は、尊王譲位に邁進すると称して南部藩を脱藩し新撰組隊士となった。
しかし、その内実は生活苦からの脱出であった。二駄二人扶持ではあったが、剣術の腕前は免許持ちの腕前で、上司の子供達を指導する立場にあり、読み書きも達者で助教を勤めていたがこちらの方は無給であった。
妻や子供たちにはひもじい思いをさせたくないとの一心からの脱藩であった。
守銭奴と呼ばれながらも、願いは、少しでも多くのお金を、故郷に残してきた妻と子どもたちのもとへ送り届けることであった。

「壬生浪(みぶろ)」と呼ばれた新撰組にあってただひとり「義」をつらぬいた主人公吉村貫一郎の姿を、明治維新から半世紀を経た時期に、一人の新聞記者が、主人公を知る人たちを訪ね、聞き書きをするという構成で書き表していく。

嘉一郎の無念の死、みつはかつての幼馴染大野次郎右衛門の子息(医師)に妻として迎えられた、そして村を離れるときには未だ産声を上げていなかった貫一郎(しづが父親と同じ名をつけた)東京帝国大学の教授となり、「稲」の研究に没頭し故郷に錦を飾る。

主人公貫一郎を知る人たちの回想の間に、貫一郎の独白が南部方言ではさまれ、愛してやまない故郷盛岡の情景が語られる。方言や町の雰囲気などが生き生きと描かれている。

壬生寺 は 今の京都中京区にある。

年末に読んだ

『壬生義士伝(みぶ ぎしでん)』は、直木賞受賞作家 浅田次郎 の作品。
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by m-morio | 2009-01-04 15:53 | | Comments(0)