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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史 : イスラエルの組閣

麻生さんの任期?ではなくて、人気は下がる一方である。北海道選出の某大臣の行動を機に、政府は諸外国から"統制力"の無さを指摘された。
景気対策の一つというあの2兆円の国民への給付問題も遅々として進まない。
米国のオバマさんは異例の速さで対策や予算を通した。 
麻生さんはそのスピードが羨ましいらしい。

目を外国に転じて・・・みると、ここ数日新聞で取り上げられているのがイスラエルの組閣である。
過日、「和平への道程」というタイトルでイスラエルとハマスの問題に触れた。その際、2月10日に総選挙が実施されることにも・・・。今、その結果が出た。

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この結果を受けて、ペレス大統領は20日、議席を倍増させ第2党となった右派「リクード」のネタニヤフ党首に組閣を命じた。事実上の首相となったネタニヤフ氏は中道・左派を含む大連立政権の樹立を目指すとの意向を表明した。その期限は、6週間(42日間)だという。





ネタニヤフ氏は
10年前に、3年間の首相経験がある
対パレスチナ強硬派で、占領地の返還には反対
このため、首相時代は、中東和平は停滞
10年前の選挙で大敗し、復帰後は、一層タカ派色を鮮明にしている。

「すべてのユダヤ人入植地を守り、発展させる。聖地エルサレムの返還には絶対に応じない。」
と述べている。
また
イスラエルが「重大な脅威」とみなしているイランとの関係では
「イランが核兵器を保持することは、絶対に許さない。どんな手段を使ってでも、必ず阻止する。」
と主張している。
イランが、今後も核開発を進めていく場合には、イランの核施設に対し武力作戦に踏み切る可能性を言っているのである。
ヨルダン川西岸には、ユダヤ人入植地が140箇所以上あり、パレスチナ人の土地を(ガン細胞のように)侵食し、拡大を続けていると言われる。
入植地の拡大 と 和平 は決して両立しないのである。

一方、第1党となった「カディマ」であるが、
3年余前、シャロン前首相が、当時の「リクード」を離脱し、「労働党」などの政治家と作った新しい政党。
現在、リブニ外相(女性)が指揮を執っている。
米国と歩調をあわせてバレスチナとの和平交渉を進めてきた"オルメルト首相"が、汚職疑惑で辞任に追い込まれた後を次いでいる。
第1党の座を維持したとはいえ、リクードなど右派勢力が過半数(120議席のうち65議席)を押さえた以上、どんな連立が組まれようと、右派が大きな影響力を得たことは間違いない。

今朝の道新に、連立の組み方(組み合わせ)を解説した記事があった。3通りである。
まあ、このことは早晩明らかになるであろう。

いずれにしても
リクード中心の組閣が成ったならば「中東の和平」は益々遠のくような気がする。

◇今回の選挙ではっきりと表れたのは、世論が一層右傾化したことである。
「リクード」「わが家イスラエル」の躍進が象徴的である。
NHKの解説によると
こうした右傾化の背景にあるのは「中東和平への失望感」という。
イスラエル人にとっての「和平」とは
パレスチナ人やアラブ人と仲良くやっていく・・・ということではない。

あくまでも

「イスラエルの安全を確保すること」

「戦争やテロの心配がなくなること」

が重要なのだ。

イスラエル人の多くは
「パレスチナとの和平を進めても、一向に安全にならない」
「4年前、ガザ地区から完全に撤退したが、その後、ガザはイスラム組織ハマスが支配し、ロケット弾の攻撃を受けるようになった。

和平など役に立たない。

力で安全を守るしかない。」

と考えている。

右傾化のもう一つの要因は
「イラン脅威論」。イランは、ハマスやレバノンのヒズボラなどのイスラム組織を支援し、機関銃や長距離ミサイルの開発を進めていることから、イスラエルは、イランを、国の安全を脅かす「重大な脅威」と見ているのだ。

このようなところからも
「中東和平」に解決の道があるのだろうか・・・と 評論家諸氏は侃々諤々なのである。
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by m-morio | 2009-02-22 11:31 | 市民カレッジ | Comments(0)