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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史 : アフガニスタン・パキスタン・イラン・イラク Part3

◇ イランは「革命」から30年を迎えた。
 駆け足でイラン革命(イスラム革命とも言われ、イラン・イスラム革命と表記されることもある)からの30年を振り返ってみる。
 1979.01.16・・反政府暴動の拡大を受けてパーレビ国王が祖国を離れる
     .02.01・・フランスに亡命していたホメイニ師が帰国。 王制が崩壊。
     .04.01・・イスラム共和国が成立
     .11.04・・米大使館人質事件発生
 1980.04 ・・米国が国交断絶
 1980.09 ・・イラン・イラク戦争開始
 1989.08 ・・停戦
 1989.06 ・・ホメイニ師死去。後継の最高指導者にハメネイ師 1997.05 ・・改革派のハタミ師が大統領に当選
 2002.08 ・・反体制派が秘密核開発を暴露
 2005.06 ・・保守強硬派のアフマディネジャド氏が大統領に当選
 2006.12 ・・核問題で国連安保理が制裁決議採択

 王制が敷かれていたイランでは、1979年、イスラム教シーア派の教えを、政治、経済、社会のあらゆる領域に浸透させようという「イスラム革命」が起き、イスラム教指導者が、直接政治を行うようになった。
これを機に、イランは「親米」から「反米」へと、180度舵を切った。
その直後、革命を支持する学生たちが米国大使館を占拠し、外交官などを人質とる事件が発生。
以後、両国の国交は断絶したままである。

 現在、国内の政治勢力は、イスラム革命の原則に忠実な「保守派」と、自由の拡大や国際協調を重んじる「改革派」に大別される。
4年前の大統領選挙で、改革派のハタミ大統領から、保守強硬派のアフマディネジャド大統領に交代した。
その後のイランは、国連安保理の度重なる決議を無視して、核開発を続け、国連や米国の経済制裁を受けている。
革命から、2月で30年の節目を迎えた。





◇ 革命後のイラン
 革命でイスラム共和国を宣言したイランは、イスラム法(シャーリア)の権威である聖職者が最高指導者として統治する“政教一致体制”となった。
司法、国防、外交などの最終決定権は、国民から選挙で選ばれた大統領ではなく、最高指導者(現在は、ハメネイ師)が握る。
社会統制も強化し、飲酒を禁止し、女性に髪や体の線を隠すスカーフやコートの着用を義務付けた。

◇ イランと核開発
 オバマ政権が、イランとの直接対話を掲げたことで両国の関係が改善に向かうのか注目されている。
 対話がスムーズに進むか否かの最大の障害は、イランの“核問題”である。
イランは、
一貫して「核の平和利用だ」と主張し、核開発を中止する姿勢は全く示していない。
「米国は、イラン革命を認めないので、核開発にも反対する。」
「イランは、石油資源が豊富だが、将来、石油が枯渇する時代が必ず来るので、核エネルギーの開発は必要だ。」(イランの石油埋蔵量は世界第2位・・2006年基準:外務省HP)
「イランは、IAEA(国際原子力機関・・・原子力の平和利用を促進する機関)の査察を受けるなど、NPT(核拡散防止条約)の加盟国として義務を果たしている。核の平和利用を進める正当な権利がある。」
と主張している。

 イランの国内では、保守派、改革派を問わず、「国際社会の圧力に屈することなく、核開発を進めるべきだ」ということで一致している。
従って、両国の関係の改善は容易ではない。
イラン革命の指導者、故ホメイニ師は、米国を「大悪魔」と呼び、「反米路線」は、革命と深く結びついている。イランの指導部としても、米国に対し、そう簡単には歩み寄れないところである。

◇ イランとイスラエル
 対話がスムーズに進むかは米国のイスラエル政策が大きな鍵となっている。
イスラエルは中東で最も重要な米国の同盟国である。

イランの言い分
「イスラエルの核保有は認めているのに、イランの核開発には、いいがかりをつけて、不当な制裁をかけている。」

一方、イスラエルは
「もし、イランが核保有国になれば、国の存亡にかかわる重大な脅威になる。」
と考えている。
・イランの長距離ミサイルが、すでにイスラエルを射程内に収めている。
・アフマディネジャド大統領は「イスラエルは、世界地図から消し去るべきだ。」と強硬な発言をしている。
・イランが、ハマスやヒズボラなどの武装組織を支援している。
などがその背景にある。

イスラエルでは3月末にタカ派色の強い連立政権が発足した。
首相に就任したネタニヤフ氏は、以前に
「イランが核兵器を保有することは、絶対に許さない。どんな手段を使っても、必ず阻止する。」
と強面に語っている。

オバマ政権としても、イスラエルの立場を無視して、イランとの対話に踏み切るのは、容易なことではない。

◇イランの今後の注目点
 今年6月に大統領選挙が予定されている。
ハタミ師を中心にした改革派は、ムサヒ元首相(イラン・イラク戦争中首相を務めた大物政治家でハメネイ師とも比較的良好な関係にある。)を押し立てて選挙戦を戦う動きである。
ハタミ師は、アメリカとの関係改善に積極的で大統領選挙の行方が注目される。

ただ、イランの政治は、保守派が支配しており、改革派は圧倒的に不利な状態にある。
改革派が大統領につく可能性はかなり厳しいとの見方もある。

もう一つ大事なことは、イラン国民の関心が、外交ではなく”経済”にあるということである。
年率30%越すインフレ
高い失業率
原油価格の下落による財政の悪化

など、経済問題が深刻である。

大統領選挙の争点も経済で、誰が経済を立て直せるかによって、その行方が決まりそうである。

上手く整理できなかった。
最後の「イラク」はもう少しマシなものにしなければ。。。


追記

 核問題は、私にとっては難しい。

核ミサイル、核弾頭、ウラン濃縮・・などなどそれぞれの意味を理解していない。
また、いろいろな機関や条約があり、いろいろな国が加盟・参加しているらしい。
その内容・状況も良く分からない。
北朝鮮のロケット打ち上げでまた"核問題"が話題になっている。
理科系・科学系にアレルギー反応を示す私には苦痛な問題である。

オバマ大統領は、「核兵器のない世界」を実現させると宣言した。

「私の生きている間には実現不可能だろう」

とも述べた。

世界各国はどのように反応するのだろうか。

もう少し勉強し、上っ面だけでも理解できたら整理してみようと思う。
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by m-morio | 2009-04-10 13:14 | 市民カレッジ | Comments(0)