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はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

「ハッピーバースデー」 を ふたたび

知人から あの本はなぜあの場所(ライフログ)に掲載されているのか・・・との問い。
どうやらお前らしくないと言いたいらしい。
これまでこの日記やNPMの掲示板で何らかの形で登場したものを載せてあるのだが・・・

確かに・・時代小説や推理小説を好んで読んでいる自分を知る人にとっては ? なのかも知れない。

でも待ってくださいよ・・私だって○○小説以外は全く手にしないということはないのですよ。

ということで このことに触れたNPMの掲示板 をコピーして載せさていただきます。

お暇な方はご一読を・・・

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「ああ、この子なんて、本当に生まなきゃよかった」 と軽くいう母親 
「生まれて、こなきゃよかった」 とつぶやく小学生の女の子
「ストレスから声を失ってしまう」女の子
「ごめん ほんとうに ごめん」 と間にたって苦悩する中学生の男の子
「子どもは、親の満足のために生きているんじゃないっ!」 と叫ぶ男の子
物を送るかのように女の子を田舎に住む両親に預けてしまう母親

風の音を聞き、地面に耳を当て、水に遊び、木に登り、虫にさわりながら田舎の自然から”幸せ”を探し出そうとする女の子

「虫にも心があると思うと楽しいもんだ。一緒に生きていると思うと、心が豊かになるような気がする」
「怒るときは思いっきり怒れ、悲しいときは思いっきり泣け」
「一生懸命生きていける方法は、土の中 や 水の上 や 空 に隠れている。 虫 も 植物 も 土も 風 も ぐるぐる輪になって生かしあっている。みんな、自然の恵みなんだ」

と説くおじいちゃん

「怒りや喜びや悲しみの感情を大切にすること」 をおじいちゃんと約束し、守れたら"ご褒美"をとおねだりする女の子

「イジメに打ちのめされ、死にたいが、死ぬ方法が分からない」 と悩む子に、死ぬ方法よりも幸せに生きる方法を探そうよと語る女の子

女の子も、男の子も「傷つき、悩んで、考えて」ようやく立ち上がっていく

ちょっとしたキッカケがあって手にしました。
児童書を改定した文芸書版です。 
母親を 同級生を と未成年者の犯罪が多発し、周囲とのかかわりかた、家族のありかたがいろいろ取り沙汰されています。

家族間の葛藤を丹念に記されていて、虐待、イジメを考える端緒となるかも・・・

面白いという本ではありません。”感じる”本です。(帯から引用) 

おじいちゃんの一語一語が心に滲みます。 

”60億に一つの奇跡で結ばれた・・・”

という言葉になにを感じるでしょうか。

帯に「最近泣いていない人、ぜひ読んでください」とありました。

「ハッピーバースデー」  青木和雄・吉富多美 著 金の星社刊  ¥1,260
なお、児童書版は「ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき)」です。
(2005/11/22 09:35:50)
by m-morio | 2006-03-05 09:32 |

by m-morio