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はじめのいっぽ

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受け売り 現代史 : アメリカ Part5

◇二つの大戦f0020352_13535796.gif
南北戦争終結後の19世紀後半のアメリカは、欧州諸国から距離をおき、孤立主義をとり、大陸での経済的体力を蓄えた時期である。

 20世紀前半は、わずか20年の間隔をおいて二度の世界規模の大戦争が起こった時代だった。
第一次世界大戦(1914~18) と 第二次世界大戦(1939~45)である。

 第一次世界大戦は、急激な経済成長を背景に世界秩序の再編を求めるドイツと、世界中に膨大な利権を持ち、ドイツの進出を阻止しようとする英、仏の戦争だった。
この戦争は、一般市民を巻き込む総力戦となり、大規模な戦闘と破壊が繰り返された。
その結果、ヨーロッパ諸国は、それまでに蓄積した富を一気に消費した。

戦争は、それまで武器や食料の大補給基地となっていたアメリカが1917年にイギリス側につき、ドイツ側の敗戦に終わった。

戦争に疲れ果てたロシアでは、1917年の二つの革命(三月革命、十一月革命。革命は成功したが経済状況はいっこうに好転せず、右往左往しながらスターリンの独裁体制に進む。)でロシア帝国が崩壊し、世界初の社会主義政権が誕生した。

戦後、ヨーロッパでは、イギリス、フランスが、ドイツの戦争責任とその代償を求め、到底払えないような巨額な負担をドイツに課した。また、ロシアにできた社会主義政権を打倒して、戦前の繁栄を取り戻そうとした。

世界経済の主導権を握ったアメリカは、ドイツへの大量投資でヨーロッパ経済を支え、さらに中国の民族運動を支援することで、中国への経済進出を目指した。
国際秩序の安定はアメリカの肩にかかっていたのである。

しかし、この戦後の秩序も、アメリカのウォール街から世界中に広がった「世界恐慌」(1929年10月株価大暴落)で大きく揺らいだ。
ドイツでは、経済が破綻し、無力な議会に失望した人々がナチス支持に回った。(1934年、ヒトラーが総統に就任)
政権を握ったナチスは、経済の建て直しを実行し、東欧での勢力拡大に乗り出した。

ドイツがポーランドに侵攻(1939年9月)したことから、イギリス、フランス、イタリア、ソ連などとの戦争が再び始まった。
その頃、日本は、満州事変、日中戦争を起こしていた。
日中戦争が泥沼化するなかで日本がとった東南アジア進出策は、アメリカとの対立を強め、太平洋戦争(1941年12月、真珠湾攻撃。翌年のミッドウエー海戦で大敗。)が勃発。
結果として、アジアとヨーロッパの戦争が一つになって第二次世界大戦に発展した。
大規模な総力戦と原爆投下という悲惨さは、第一次世界大戦とは比較にならず、世界中が荒廃した。

第二次世界大戦後、アメリカ主導で政治、経済の秩序が形成された。
ドルが世界通貨として公認され、世界経済の基盤が整えられた。

しかし、東欧、東アジアに社会主義が広がったことからアメリカとソ連の対立が激化し、「冷戦」が始まった。
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by m-morio | 2009-06-24 13:59 | 市民カレッジ | Comments(0)