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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史  北朝鮮

どうも気になることが続いている。  私が一人不安に思っていることなのかも知れないが。

世界は融和への道程を進んでいるのだろうか。  その動き遅々として進展しない。
・アフガニスタン、イラク、イラン、パキスタンは相変わらずの混乱振り
・イスラエルとパレスチナの抗争は泥沼に落ち込んだ
・ウクライナの大統領選は決戦投票だ
・タイの南部では民族闘争が活発化
・ロシアや中国は原油・天然ガスの獲得に血眼
・北朝鮮と韓国の朝鮮半島問題は相変わらず北朝鮮の不可解な動向が目立つ
・中国と米国の動きも目が話せない
これらの中から、今回は北朝鮮を取り上げてみる。

兎に角分からない国の一つ・・と私は思っている。
わが国との関係では、拉致問題が一向に進展しない。民主党政権は国内の問題で手が一杯。
かの国はそんなことは歯牙にもかけない雰囲気すらある。

朝鮮半島で“砲撃”事件があったと報道された。(10.01.27 朝日)
f0020352_10481289.jpg海岸に設置した砲台から、3日連続でおよそ350発の砲撃があった。
船舶などに被害はなかったが、韓国側の島の近くにも着弾しており、南北間の緊張がにわかに高まっている。






◇北朝鮮はなぜこうした挑発行為に出たのだろうか?

 「海の境界線」がはっきりしていないことがその要因の一つといわれる。
陸には、38度線に沿って朝鮮戦争の休戦協定で確定した「軍事境界線」が引かれている。
一方、海は、アメリカを中心とする国連軍が朝鮮戦争の後に「北方限界線」という境界を設けたが、これは休戦協定には書かれていないのだという。
北朝鮮は「この境界線は無効だ」と主張し、1999年に、「海上軍事境界線」という独自の境界線を設定し、過去に何度も南北間の銃撃戦が起きている。

◇南北関係は、双方が対話を呼びかけるなど一頃融和ムードだったのだが・・。

 今回の挑発は、韓国に対するけん制という側面もあるが、アメリカに対するメッセージという意味合いの方が強いとも言われる。

・休戦協定ではなく平和協定を結ぶことで海の境界線の問題に決着をつけ、朝鮮戦争を完全に終結させたい

・アメリカとの敵対関係を終わらせ、軍事的な脅威をなくしたい

これが北朝鮮の思惑。
一連の砲撃は、なかなか呼びかけに応じてこないアメリカに対する北朝鮮側の催促であり、苛立ちの現われとみられている。

◇北朝鮮のメッセージ、どう受け止めればよいのか。

北朝鮮は、
「制裁措置をやめれば、6か国協議に復帰する」
「平和協定を結べば、朝鮮半島の非核化を実現する」
と繰り返し強調している。

 しかし北朝鮮が求めているのは 「制裁の解除」 と 「平和協定」 の方であって、
「6か国協議への復帰」や「朝鮮半島の非核化」をどこまで本気で考えているのか、この点は極めて疑問。

今朝(10.02.04)の道新朝刊によると、デノミの失敗によって経済は混乱し一部の地域では餓死する人がでているとの情報もある・・・と伝えている。  食料不足の一旦をうかがわせる。

気になるのは、最近、北朝鮮が「不法に入国したアメリカ人を拘束した」と発表したこと。(10.01.28 読売)
去年もアメリカ人ジャーナリストが拘束され、この解決のためクリントン元大統領のピョンヤン訪問した。

北朝鮮は、アメリカとの交渉を有利に進めるためのカードを増やそうとしている。
進入してきた者を拘束したといっている。
例え今回はそうだとしても、“意図的に”米国人を拉致し、交渉の道具に使うということもやりかねない。
なんとも嫌な動きである。

◇2010年は、朝鮮半島にとって節目の年にあたる。

・韓国のキム・デシュン大統領と北朝鮮のキム・ジョンイル総書記が歴史的な握手を交わした「南北首脳会談」から、10年。
・朝鮮半島が南北に分断されることになった「朝鮮戦争」が始まってから60年。
・日本による「韓国併合」から100年の節目の年。

北朝鮮は、アメリカと平和協定の締結を強く求めており、朝鮮戦争の終結を目指して、今後、当事者であるアメリカそして中国との直接対話を一層、積極的に推し進めてくるものとみられている。
中国との関係強化を目指して、近くキム総書記が中国を訪問するのではないか、という観測も出ている。
戦争が終結し、朝鮮半島に平和が訪れることは大いに歓迎すべきこと。

こう書くと、何かが前進する年になるかも・・・との期待を持ちたくなるが、事態はそんなに甘くは無い。

ひとつには、北朝鮮が、核開発を放棄する保証はないということ。
アメリカは、核の放棄が平和協定の前提としているが、
北朝鮮は、去年(09.05.25)の核実験を「歴史的出来事」と賞賛しており、本当に非核化を実現する意思があるのかどうか、はなはだ疑問である。
 
更に、休戦協定の当事者であるアメリカ、北朝鮮、中国、それに韓国を加えた4者だけで交渉が進み、日本が蚊帳の外に置かれてしまう恐れもある。

核問題、ミサイル問題(09.04.05人工衛星としてミサイル発射)、拉致問題など東アジアの諸問題を共同で解決していくという 「6か国協議の枠組み」 が崩れてしまわないよう、要警戒だ。。。
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by m-morio | 2010-02-04 10:58 | 市民カレッジ | Comments(0)