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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

古文書

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妙な文章をご覧にいれます。

きょう 某書店の開店5周年事業の「古文書講座」を聴講してきました。
~江戸の大商家のきまりごと~という内容ですが、講座名のとおり江戸時代の古い文字を読み解きましょう・・・
という内容です。

こんなことを言っては講師に申し訳ないことですが、特別古文書に興味があるわけではありませんが、この種の機会を捉えると、案外江戸時代の庶民や商人の生活ぶりが理解できて面白いだろうというのが狙いでした。

なかなか興味深かったです。 あっという間の2時間でした。

この文書は、呉服商 「白木屋」(京都が本店(ほんだな)、江戸は出店(でだな))の「奉公人の心得」を書いたもので、現在東京大学に所蔵(400点)されているのだそうです。
52カ条からなっていて、9割が 「つ 一」で始まっている。 すなわち 「一つ」・・なになに ということらしいです。
中には、「春秋 一」という書き出しもあって、これは 「春と秋にはこうしなさい」ということ。

これらの文書は「永禄」となっていて、末永く記録に残すように・・との意味合いらしい。

トップの上段が原文の写しで、下段が解読文です。
でもなかなか読みこなすことができませんね。

講義で聞いたままをここに付記します。 ビミョ-に違うかもしれませんので悪しからず。

「現金売りのことは、どこでも(どの持ち場でも)出精(精をだして励む)いたされそうろう」

「時節柄にそうらえば(不景気だから) なかなか 油断相成りがたく 掛売りとも 随分(可能な限り)相励み
もうすべくそうろう」

「但し 現金売りは 掛け損気遣いもなく 金回りよく 何かにつけ 至極 勝手よろしきことにそうろう間 随分 現金売りにそうろうよう 申し合わせすべきこと」 ・・・できるだけ現金うりにしなさいよ!

「ならびに 先様(お客様) 思し召しの値段に 引き合い申さずそうろうことなども これありそうろう品は相談いたし 売りのがし 申しまじくそうろう」

要は
「どの持ち場でも、現金売りに心がけて働きなさい。 時節柄不景気で掛売りは損することもあるし、なににつけても現金は好都合なので がんばりなさい。 ただし、お客様によっては 値切ってくるので お客や上司と相談しながら うまくやりなさいよ。」
ということなのでしょう。

「解読文」に置きなおすと 少々味気ないのですが、 原文の崩し文字はなかなか味わい深いですね。
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by m-morio | 2010-06-05 19:57 | 日々雑感