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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史  アラビア半島 その3

◇話題その2
・・・横着をして、前掲の書物から抜粋し転記しているだけです・・・・
「勝海舟」に時間をとられています。。。

◆世界最大の産油国f0020352_1939234.gif
現在のサウジアラビアは、典型的な石油依存型経済です。しかも、石油以外に主たる産業をもたないのです。
世界最大の石油埋蔵量、生産量及び輸出量を誇り、輸出総額の約9割、財政収入の約8割を石油に依存。OPEC(石油輸出国機構)の指導国として国際原油市場に強い影響力を有しています。

このような国サウジアラビアには、個人の所得税は存在しません。

なぜそんなことが可能なのでしょうか。

サウジアラビアでは、石油は国有財産です。国有企業(サウジ・アラコム)が石油を掘り、それを製品化して販売する。そして、その収益はすべて国庫に入るからです。                                       しかも、この石油収入が莫大で、それだけで国家歳入の大半をまかなうことができるからです。

くわえて、サウジアラビアにおける生産コストは世界平均のほぼ五分の一といわれています。             それだけ簡単に石油が見つかり、簡単に掘ることができるということです。
この国のGDP(国内総生産)をみますと、1年ごとに上下しています。もちろん石油価格に連動しているためです。石油依存経済であれは当然のことです。
単純に考えると、この国のような産油国にとっては石油価格が高ければ高いほどいいようにもみえますが、かならずしもそうではありません。                                                      あまり高すぎると、消費側で買い控えたり、省エネや代替エネルギーへの転換を図ったりして、結果として石油が売れなくなるからです。

ひところは、OPECがその価格に大きな影響力を持っていましたが、最近では、石油価格を決定するのはOPECでも石油メジャーでもなく、マーケット(市場)です。
ということは、サウジアラビアの財政が国際情勢に左右されるということです。
本書の表現を借りますと  「石油という金のなる木を持ちながら、浮気性の市場に経済の首根っこを押さえられ、その木を自由に使えないでいる。」
それが現在のサウジアラビアです。

◆人口問題
もう一つ、この国の特徴は人口が激増していることです。
年率3%以上とも言われる人口増加率のため、若年層への雇用機会の増大が最重要課題となっています。1970年から1975年のあいだのサウジアラビアの出生率(女性1人当たりの出産数)は7.5人。2000年から2005年でも4.5です。2003年の日本の出生率が1.29であったことと比較すると、その数字がいかに高いかわかります。

人口は国力を示すバロメーターともいわれます。 
しかし、サウジアラビアの場合いささか危険をはらんでいるようです。
世銀の推計では、2030年には4600万人、2050年には9000万人を超えると試算されています。
いかに石油の埋蔵量が世界一であろうとも限りがあります。 
時限爆弾を抱えているよう・・・と、本書で表現されています。
(参考までに、手元にあるスクラップによりますと、厚生労働省は2055年の日本の人口は8993万人まで減少すると予測しています。現在比、3000万人減少すると予測しています。06.12.21道新)
 
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by m-morio | 2010-07-15 19:49 | 市民カレッジ | Comments(0)