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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史 アメリカとイスラエル 1

「アメリカとイスラエルの友好関係の内側」

最近の報道で、”なにかと話題になる国”(意地悪く言うならば、あまり好かれていない国・・主観です) をあげるとすれば、イランとイスラエルではないだろうか。[イスラエル」↓f0020352_1427685.gif
尖閣問題、ノーベル賞問題への対応の様子からすると、”中国” も含まれるかも知れないが・・・・・今回は中国は埒外に置く。

イランは、あの核開発問題。
先日も国連総会においてオバマ大統領とアフマディネジヤド大統領が真っ向から対立している様子がTVに映し出されていた。
今回は、アメリカとイスラエルに加えて両者にとって存在を無視できないイランを絡めて両国の関係を整理してみる。
イスラエルの最大の友好国はアメリカであることは周知のこと。
なぜ好かれていない国イスラエルをアメリカが手厚く擁護するのだろうか
・・・ということを「現代史」の講座で質問した・・・と書いた記憶がある。今回は、その辺のことに焦点をあてて見よう。

▲イスラエルの現状(外務省HPより)
・面積 日本の四国程度
・人口 737万人(2008年イスラエル中央統計局)
・首都 エルサレム
・民族 ユダヤ人74%、アラブ人他26%
・宗教 ユダヤ教75.4%、イスラム教16.8%、キリスト教2%
・元首 シモン・ペレス大統領
・首相 ビンヤミン・ネタニヤフ
・外相 アヴィグドール・リーベルマン

▲アメリカとイスラエルとイラン
 オバマ大統領のイランの核武装阻止にかける意気込みはすごい。
既に核兵器を保有している「北朝鮮」への対応と比べても分かる。
オバマ政権は北朝鮮に制裁をかけながら、「六カ国協議に復帰せよ」と言い続けている。
一方、「イラン」に対しては、まだ核兵器を保有していないにもかかわらずその姿勢は強硬。
その大きな理由は、イランが核兵器を保有すれば、イスラエルが標的になる可能性が極めて高いからなのだろう。

イランのアフマディネジヤド大統領は「イスラエルを地図から抹殺したい」と公言。

イスラエルは「あらゆる選択肢を排除しない」と、イランの核施設への空爆の可能性をほのめかす。

これに対して、イランは、万一攻撃を受けたら単にイスラエルに報復するだけでなく、「イラクやアフガニスタンに駐留する米軍にも攻撃する」とその警告はエスカレートするばかり。

アメリカは対イランのことばかりにこだわっているのではない。
イランが核兵器を持つことにでもなれば、周辺のアラブ諸国でも核保有熱が高まるのを懸念する。
核開発問題にはこんな緊迫した空気が漂っている。
アメリカにとって9.11同時テロ後、外交の主戦場は中東であり、脅威なのはイスラム過激派。
その脅威を食い止めようと軍事侵攻したのが「湾岸戦争」であり、「イラク戦争」であり、そして「アフガニスタン」。

オバマ大統領は、大統領就任にあたって、
・「イスラエルとパレスチナの和平実現」
・「イランの核開発問題の平和的解決」、
そして、
・「アフガニスタンの治安回復」
を中東政策の柱と位置づけた。
そうした状況の中で中東外交において、もっとも重要な同盟国であり、一方ではアキレス腱ともなっているのがイスラエル。
中東の非核化問題を考えるときに、イスラエルの「核」は避けて通れない。
周知のように、イスラエルは核の保有について「肯定も、否定もしない」
しかし、核開発の事実は、内部告発で世界に知られている。(1986年10月)

少し話がそれるが、

イスラエルは、1967年の第3次中東戦争で占領した土地に次々とユダヤ人入植地を建設し、拡大を続けてきた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、仲介役のオバマ大統領の強い要請を受け、ヨルダン川西岸地区の入植地の住宅建設を、10か月間凍結した。
ところが、先日、その期限が切れたとして、一部の入植地で、建設を再開した。
パレスチナ側は、激しく反発し、「和平交渉を打ち切る」と警告している。


どうして、そういうことになったのか。
ネタニヤフ首相は、入植者や右派勢力の支持を受けて政権に就いたが、こうした勢力から、入植住宅の建設を再開すべきだと、強く要求されたのがその理由。

中東和平交渉の目標は、パレスチナ人の独立国家をつくり、イスラエルと平和共存させること。

今回の和平仲介が頓挫することになれば、オバマ大統領のメンツはまるつぶれ。その動向が注目されている。
(続く)
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by m-morio | 2010-10-14 14:29 | 市民カレッジ | Comments(0)