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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

「コラム」のことなど・・

▽新聞は個性を抑え、正確に、迅速に、公平に・・・を旨として読者に知らせるものだと理解しています。

ところが、必ずしもそうとは言い切れない(・・と私は思っているのですが)コラムがあります。

産経の「産経抄」 日経の「春秋」 道新の「卓上四季」 朝日の「天声人語」 読売の「編集手帳」 毎日の「余禄」(順不同)です。
各紙とも一面の下段にそのコラムを配し、その時々の話題を取り上げています。

毎日、字数を制限される中での執筆は苦労も多いことだろうと思いつつ、日ごろはこれらの中から1~2稿に目を通しているのですが、
3.11の大地震以降は毎日これらのコラムを梯子して回っています。
ほぼ1ヶ月です。
その数150稿にも及んだことになります。

時がときだけにその大半が地震の規模、いつまで続くかわからない余震、被災地・被災者の様子、徐々にだが進み始めた復旧・復興、そして原発のこと。

毎日毎日読み続けると、少しだけ筆者の心の内側に触れることになります。
恐らく ”涙しながら” 書いているのだろう・・・・ と想像に難くない文章が多々見られます。
ここに “個性” がでるのです。    書き手の心情が伝わります。



▽1ヶ月の間、大地震に関する記事をその量は膨大になりました。

特に記憶に残ることがあります。

3月16日に天皇陛下が異例ともいえる「ビデオメッセージ」を発せられました。

上記のコラムで陛下のお言葉を取り上げたのは少なかったですが、3月27日の産経の「産経抄」が記憶に残っています。
 
 陛下がビデオでお考えやお気持ちを人びとに述べられるのは初めてだという。                     私はテレビでのメッセージの様子は見逃してしまいましたが、後日報道でその全文を読ませていただきました。  2回、3回と読み返してみました。

失礼を省みずに感想を申し上げるならば、あらゆる方面への気配りと激励にあふれたお言葉ではなかろうかと感じました。

 まず、犠牲者を悼み、多くの人びとの無事を願われ、被災者の状況が少しでも好転し、復興への希望につながっていくことを願われた。 
                   
 「何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています」

 これは、不平不満は山ほどあろうに、試練に立ち向かっている被災者に対する敬意を言葉にされたものでしょう。

 さらに、自衛隊・警察・消防・海上保安庁の救援、そして辛い立場にある原発関係者の修復への努力、諸外国からの救援に来てくれた人々や国内のボランティアが「余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力」に感謝され、労をねぎらっておられる。                                                     
そして、世界各国の元首から相次ぎ見舞いの電報が届いていることに触れられ、各国国民の気持ちが被災者とともにあると添えられていることを被災地の人々に伝えておられます。
 
そして、締めくくりのお言葉として次のように述べられました。

 「被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」

このメッセージが心を打つのは、少しも飾らないかつ分かりやすい文章で、お気持ちを吐露されていて、陛下の誠実さが感動させるからでしょう。

「天皇陛下のお言葉全文」
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by m-morio | 2011-04-10 14:07 | 日々雑感 | Comments(0)