ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

受け売り 現代史 緊迫する中東・アフリカ情勢⑨

▼中東・アフリカのその後

政権が交代した国、交戦中の国、デモ継続中の国、デモが鎮静化した国・・・とさまざまである。

チュニジアは、暫定政府が、憲法制定に向けた議会選を予定通り7月24日に行うことを決めた。

エジプトは、検察がムバラク前大統領を拘束したが、なかなか国内が落ち着かない。
その後の様子は項を改めようと考えている。

リビアは、多国籍軍が空爆を行い反政府側を支援するも、政権側は徹底抗戦の構えである。

イエメンは、湾岸協力会議(GCC)の調停案を3度にわたって拒否し、事態は進展しない。

バーレーンは、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の軍・警官部隊が介入しデモを鎮圧。
ハマド国王は、3ヶ月間の期限付き非常事態宣言を予定を早めて、6月1日に解除するするよう命じ、事態は沈静化に向かっている。

さて、シリアだが・・・f0020352_16123064.jpg
 シリアで反政府デモが始まってから、既に2ヶ月以上経過した。
デモは、3月18日、壁に「国民は政権崩壊を望む」という政権批判の落書きをして拘束された少年15人の釈放を求め、南部のダルアで発生した。テレビでエジプトなどのスローガンを知った子どもたちの、いたずらに近い行動がきっかけだった。
その後すぐにアサド一族の出身地の北西部ラタキアに飛び火し、5月17日にはアレッポでも学生デモが始まった。
反体制派は、政権の弾圧を恐れ、大規模なデモには広がらない。
一方、政権側は、デモ鎮圧のため、全土に戦車部隊などを投入。
政府軍や治安部隊は、非武装の民衆デモを襲撃し、これまでに850人以上が死亡し、8千人以上が逮捕されたという。

反政府デモが毎週のように、起きている。
抗議デモへの治安部隊による発砲で死者が出ると、その家族や友人などがデモに参加し、その数は増加し、国内の他の地域にもデモが広がっている。

先日のオバマ米大統領演説を機に、またまた中東の和平問題は混沌としている。

既に触れたように、シリアは、アラブの中で唯一、イランと同盟関係にあり、対イスラエル対立路線をとるパレスチナのハマスやレバノンのヒズボラなどに影響力を及ぼす存在である。

仮に、アサド政権が倒れるという事態になった場合には、ヒズボラやハマスの暴走にブレーキをかける役割を誰ができるのかという問題もあって、イスラエルはシリアに関しては現状維持を望んでいるとの見方もある。

アサド政権は、どう動くのか。    「シリアの春」はまだ遠いようだ。
[PR]
by m-morio | 2011-05-28 16:25 | 市民カレッジ | Comments(0)