ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

受け売り 現代史 朝鮮半島 1

今年も、市民カレッジで世界情勢について学ぶことにしている。
3月は「朝鮮半島」がテーマ。
統一テーマは
「北朝鮮と韓国・・・大戦後の二つの道」

よって、歴史的なことはその場に譲ることにして、本稿では今現在の北朝鮮に焦点を当ててみる。

昨年11月、北朝鮮に関するこんな記事を目にした。11.11.5付産経新聞(WEB版)
要点を記すと・・・・

ロシアの「世界経済・国際関係研究所(IMEMO)」(政府に対外政策を助言する機関)が9月にロシア政府に提出した報告書で
「2020年代に北朝鮮は存在しない」
と分析していたことが分かった。 韓国紙の朝鮮日報が伝えたもの。
内容はかなり過激。
2011~30年の朝鮮半島情勢を展望し、北朝鮮が現在 「崩壊に向けて勢いを加速させている」
「金正日総書記から金正恩への権力委譲が崩壊を促進する」
さらに、20年代には
「(南北)統一へ向けた実質的な段階に入り、北朝鮮は現在のような形態では存在していない」
と結論付けている。


こんな屈辱的なことが取り上げられるほど北朝鮮という国は多くの話題を提供する。

韓国・北朝鮮は一つの国であった。
それが朝鮮戦争を機に激変し、戦争の”停戦”を経て、38度線を境に分断された。
それは両国の意思というよりも冷戦の産物と言っていい。

金正日総書記の死去で、後継者の金正恩を中心とした新たな体制作りが注目されている。
金正恩体制は、果たして安定するのか、それとも権力闘争で動揺しやがて崩壊するのか。

現時点で、この問いに正しく解答できる人はいないだろう。

▼継承
 金正恩はまだ若い。 金正日からのバトンをしっかりと受け止めないまま否応なくトップの座に据えられていく。
現状、金正恩を中心に側近たちが集団で体制を築き上げるという可能性が高いと言われている。
2012年は、金日成生誕100周年であり、総書記が掲げた「強盛大国の大門を開く」年でもある。
金正恩が喪に服する期間があるとしても油断はならない。おとなしくしているとは限らないからだ。
軍事的な行動に出るかもしれない、また対外的に敵対行動をとることもありうる。
瀬戸際外交の最たるものとして、ミサイルの発射や核実験だってやりかねない。
いわゆる「先軍政治」だ。要は、軍事優先。

▼経済
北朝鮮の国民は、いま何を望んでいるか。「白い米と肉のスープ」。
平たく言うならば、食べたいものを食べたいだけ食べることといっても過言でない。
そんな国内の食糧不足を初めとする経済を立て直し、改革していくことが金正恩に課せられた責任なのであろう。
金正日は、生前、安定したエネルギーや食料供給といった経済環境を好転させようと、中国との関係を深めてきた。
一方では米国との関係にも留意してきた。
昨年12月、米政府にコメの支援を要求したが、米政府は供与を拒否している。   
食糧事情が依然として極めて厳しく、新体制にとっても食糧事情改善が優先課題となっていることがうかがえる。                                  
米側は、食料支援の提供と引き換えに、ウラン濃縮施設を停止させたいとの腹がある。
今後、米朝が支援の内容で合意できるようなことがあれば、核問題の進展が望めるのだが・・・!                                         
しかし、核問題=6カ国協議問題は、そんなに簡単ではないだろう。
米政府の食料支援において、北朝鮮側の要求に対して米側は人道的観点から、現状支援できるのは栄養失調の乳幼児支援などに使う栄養補助食品に限定せざるを得ないとしている。

もともと、米国の北朝鮮への食糧支援は、2008年の北朝鮮の深刻な食糧事情に対応するため、世界食糧計画(WFP)などを通した50万トンの食糧支援を決定した。  
しかし、09年3月に、北朝鮮は、以後米国の食料支援を受け取らないと通告し、支援は中断した。
その後、米朝間では、配給の監視態勢などをめぐって対立。      
北朝鮮がウラン濃縮活動停止の意向を米側に伝え、米側が食糧支援再開を決めるとの観測も浮上していたが、昨年末時点では進展していない。

一方、中国が北朝鮮と友好関係を維持しているのだが、その理由は、一つに北朝鮮が安定してもらわなければ困るからだ。
北朝鮮が、動揺すると何が困るか。f0020352_14471678.jpg
位置関係からも明らかなように、北朝鮮が万一崩壊するようなことがあれば、米側との緩衝地帯としての位置づけが無くなるからだ。                      
韓国には米軍が駐留する。崩壊の際は、中国は軍を投入する必要に迫られる。  
そんな負担は避けたい。また、そんな事態になった場合、北朝鮮からの難民が大量に流れ込むという懸念もある。                                 
金正日はそんな背景を見透かして中国から援助を引き出してきた。          
中国の援助が、北朝鮮の経済破綻を食い止めてきたのだ。               
中国は、金正日死去後いちはやく金正恩体制を支持すると表明した。        
中国同様の「改革 開放」を期待しているとも言われる。

これで、体制の崩壊は一応遠のいたというのが一般的な見方のようである。
[PR]
by m-morio | 2012-01-11 14:48 | 市民カレッジ | Comments(0)