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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史 朝鮮半島 2

▼6カ国協議
 *6カ国協議とは
 日本、米国、韓国、中国、ロシアと北朝鮮の6カ国が北朝鮮の核問題について話し合う多国間協議。
中国が議長国となり、北京で開催されている。
2003年4月の米朝中3カ国の協議後、日韓などが参加国の拡大を要求。
経済支援など実利を得たい北朝鮮もこれを容認し、03年8月に最初の6カ国協議が開かれた。
05年11月の第5回6カ国会議では朝鮮半島の早期の非核化などをうたった共同声明を採択したが、その後こう着状態に陥っている。


 6カ国協議という話し合いの場で、北朝鮮から核を放棄させるのは至難の業なのではなかろうか。
なぜならば、北朝鮮は核兵器を手放す意思がないように思うからである。
関係国はどこも戦争を望んでいない。北朝鮮も、朝鮮戦争を戦ったときのような能力はないであろう。
そして、6カ国協議を続ける過程で、核開発が持つ ”抑止力” が如何に効果的か実感したと思われるのである。
ならば、食糧不足の援助や経済支援を引き出す格好の隠し玉を簡単には手放すはずがない。
6カ国協議においても、合意したかと思うと約束を守らず、武力的な挑発をしたり、対話を拒否したり、交渉のテーブルに乗ったと思ったらまた譲歩の要求・・・日米韓の足元を見た瀬戸際手法で、延々と同じことの繰り返しでさっぱり事が進展しない。
こうした背景を考えると、少なくとも金正日死去後、6カ国協議に新たな進展が見られる可能性は少ないのではなかろうか。

どうやら2012年も6カ国協議の見通しは暗い。

北朝鮮は、これまで核実験を行ったりミサイルを発射したりするなど強硬姿勢を続けてきたが、こうした挑発的な姿勢にも変化はないのか。
新しい体制が発足したばかりなので、軽々には判断できないにしても、これまでの北朝鮮の公式メディアの論調からみる限り、以前とは変わらない、むしろより強硬的な姿勢を強めているようにも思える。

北朝鮮のメディアの新年の共同社説では 対外関係について、                            

「我が国の自主権を尊重する世界のすべての国との友好関係を拡大、発展させていく」

としているものの、これはあくまでも北朝鮮の自主権を尊重する国、つまり中国やロシアなどとは仲良くする、という条件付だろう。

一方、韓国に対しては、
イ・ミョンバク政権を「逆賊一味」と呼び「永遠に相手にしない」という声明を何度も発表している。
アメリカに対しても、
韓国に駐留するアメリカ軍の撤退を要求するなど強い姿勢。
日本についても、
野田総理大臣を名指して非難し、「拉致問題は存在しない」と強調するなど、
むしろこれまで以上に高圧的。

ちょっと気がかりな情報だ。

今年の朝鮮半島情勢をみていく上での注目は、

4月15日の「故キム・イルソン主席の生誕100年」
4月25日の「朝鮮人民軍創建80周年の記念日」

北朝鮮はこの記念すべき年を「強盛大国・強くて盛んな国の大門を開く年」と位置づけている。
4月の2つの記念日に合わせて、内外にアピールするイベントを仕掛けてくる可能性がある。

最後に、前掲の産経新聞記事によると、
北朝鮮崩壊の道筋は、
「金正日総書記から正恩への権限委譲で国家の方向性が失われ、官僚集団と軍・保安機関勢力に分裂し権力争いが起きる」
その混乱の中

・韓国統制下で臨時政府樹立
・軍の武装解除と経済の現代化の進行
・経済の韓国への吸収

・・の3段階で進むと指摘。

その過程で「100万人の特権階級が中国やロシアに逃れる」
としている。

さて 朝鮮半島の情勢は、新体制で落ち着くのか、波乱万丈ということになるのか。
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by m-morio | 2012-01-12 10:43 | 市民カレッジ | Comments(0)