ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

受け売り 現代史 「遅まきながら 1年を振り返って」

2012年も、はや2月。
暦の上では立春も過ぎた。
昨年1年間を振り返ってみよう・・・との思いも、朝鮮半島やイラン問題に目を奪われて一月以上も経ってしまった。
この間、シリア問題も目が離せないのだが、事態が動きそうなので、もう少し様子をみる。内戦状態になるのかも・・・

遅まきながら昨年を振り返る。
国内外とも大変な年だった。

▼国内
東日本大震災、原発事故、オリンパスや大王製紙の不祥事などなど・・・・
震災後の復旧・復興は遅々として進まない。その要因の一つは原発事故による放射能汚染。
“がんばれ東北”と異口同音に叫ぶが、瓦礫の受け入れは嫌だ、花火は放射能を撒き散らすからダメだ・・・など、総論賛成・各論反対を絵に書いたような状況。

間もなく、3.11から1年になろうとしている。
厳寒の時である。住民の皆さんの健康が気がかりだ。
ところで、義援金は被災者の手元に届いたのだろうか。。。。。。

福島第1原発は、原因究明には時間を要する状況で、他の原発の再稼動も住民感情を考えるとすんなりとはいかないだろうから、今春には全原発の停止という事態になる可能性が高い。
エネルギー政策の見直しをしているようだが、どんな方向付けをするのだろうか。

東日本大震災では、工業用部品の供給が寸断され、自動車・電子産業をはじめ世界の工業生産に大きな影響を与え、改めて日本企業の底力を認識させられた。
更に追い討ちをかけたのがタイの洪水。
ここでも、自動車産業・電子産業は多大な被害を被ってしまった。
パナソニック、シャープ、ソニーなどの家電メーカーは膨大な赤字決算が予想され総崩れ。

1年間は、景気を押し下げる要因ばかりだった。

▼世界
世界的な不況から少しは回復しようと、力強い成長が期待されているのだが、近年の牽引役の中国にも成長にかげりが見え始めている。
一方、ギリシャに端を発した欧州危機も、EUが必死になるも、ギリシャそのものがなんとも頼りない。
政府の度重なる緊縮政策に国民が猛反発し、こんな政策を進めるぐらいなら、デフォルトのほうがましだ・・・と口にする国民すらいる。13兆円もの支援は受けられるのだろうか。
デフォルト回避は霧の中だ。
その火はフランス、イタリアなど域内諸国に飛び火すらしている。
各国の景気対策の効果も今ひとつパッとしない。

BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)という新興国もひところの勢いが衰える気配。
それに変わって次の成長市場として名前が上がり始めたのが、ベトナム、インドネシア、ドルコ、メキシコだ。
しかし、この4カ国の総人口はおよそ5億人程度に過ぎない、かつそれぞれの国が、政治・経済の安定が望まれる状況なので、即効は期待薄なのか。

景気は下降気配だ。

どうしても避けて通れないのが・・・
f0020352_10301061.jpg

▼アラブの春
アラブ諸国で独裁体制崩壊の連鎖が始まってから、およそ1年。
チュニジアやエジプトでは選挙で新しい議会が生まれ、内戦を経たリビアや武力衝突が続いたイエメンも体制移行のプロセスに入った。
すでに独裁が倒れた国でも、民主化と社会の安定には課題が山積している。
                                                                   
・チュニジア
ベンアリは平和的な体制変革で亡命の道選んだ。
ジャスミン革命とうたわれ、アラブの春の成果と称賛を受けただけに、10月に議会選挙をきちんと行い、イスラム政党アンナハダが多数を占めたとはいえ、12月には新政府を樹立し、暫定大統領に人権活動家のマルズーキを選んだ。新体制への道を進んでいる。
 
・エジプト
ムバラクは縄目の恥を受けて不本意ながら裁判にかけられた。      
ムバラク前政権はムスリム同胞団を弾圧の対象としてきたが、昨年11月下旬から今年1月上旬にかけて実施された人民議会(国会)選挙でイスラム組織ムスリム同胞団系の「自由公正党」が圧勝。
しかし、大統領候補を立てない方針とのこと。
ムバラク政権崩壊後、国の実権を握る軍も権力維持の動きをみせ、民政移管がスムーズにいくのか不透明。

・リビア
リビアの特異な独裁者カダフィは「大衆国」なる幻想と虚偽に浸ったまま市民に殺害されるという不面目な最期を遂げた。
カダフィ体制後のリビアは一枚岩とは言い難い。
各地で民兵勢力が台頭し、民兵同士の戦闘も散発し、国家再建の不安定要素となっている。
民兵の武装解除が大きな課題だ。

・シリア
当面の最大の焦点はシリアの行方だ。
すでに5千人以上の死者が出ており、アラブ連盟はアサド大統領の退陣を迫るが、政権側は拒否している。
「春」にはほど遠い。

国連安保理で、アサド政権によるデモへの武力弾圧を非難し、市民への攻撃や人権侵害を直ちに停止することなどを求める決議案について採決が行われたが、常任理事国であるロシアと中国が拒否権を行使し、否決された。 国連が組織的に動けなければ、「内戦」の状態に移行することが懸念される。

今年も民衆運動のうねりが中東・北アフリカに影響を与えそうだ。
[PR]
by m-morio | 2012-02-16 10:47 | 市民カレッジ | Comments(0)