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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

奮戦の記:「イスラームの日常世界」を読む 1

▼市民カレッジの現代史講座の手嶋先生が数年前から読書サークルを開講しています。
このサークルは、月1回集まって、一冊の本を1年かけて講師の解説を受けながら読み進んでいくというスタイルです。
本のジャンルは、主に「宗教」です。
過去に5冊を読了したとのことです。
サークルの存在は、以前から承知していました。一度参加しました。
しかし、情けなくも途中で体調を崩し、敢え無く脱落するという脛に傷を持っています。
今回の参加に躊躇したのは、私が事のほか宗教を苦手としていることが一つの理由。
先日、手嶋先生と食事をともにさせていただいたときに「気楽に参加してみては・・」とのお誘いに背中を押されて、再度参加させていただくことにしました。

▼初回で驚きました。
既にテキストを読了し、どこにどんなことが書かれているかを脳裏に焼き付けて参加されている方がおられました。
決断(?)したのが、開講の前日ということもあり、テキストとして指定された本を入手しただけという状態の私は赤面の至りでした。
そのテキストが 「イスラームの日常世界」 (片倉もとこ著 岩波新書)です。
今後、この本を1年間かけて読み進みます。230余ページあり、およそ10回で読了となる予定です。奮戦の記:「イスラームの日常世界」を読む 1_f0020352_14342683.jpg
1回(2時間)で20P見当を消化します。

イスラームについては、現代史の講義でしばしば登場してきましたので、数冊の参考書が書棚に並んでいます。
改めて眺めてみますと 「イスラームと国際政治」 「イスラム入門」 「「シーア派」 「イスラームの世界地図」「イスラム過激原理主義」 「イスラムを知ろう」 「イスラムに負けた米国」
・・・・意外にありました。
ただし、これらを全て読破していません。参考書として入手し、必要なところをつまみ食い式に目を通したということです。自慢にもなりませんね。

“イスラーム”と聞くと、中東地域を中心に過激的な活動するイスラームを信仰する人たちを連想しがちですが、それらはごく一部の人であって、多くの信者は極々真っ当な人たちであることは言を待たないところです。
今回は、本書を通して、“イスラームの日常生活”に触れてみようということです。

▼ここまで書いきて心に引っかかるのが「カタカナ文字」です。
まず、「イスラーム」なのか「イスラム」なのかです。
上記の書物でもその表記が分かれます。
その意図するところが「イスラム教」なのか「イスラム教徒」なのか、それぞれの書籍を読む際に、まずチェツクしておく必要がありそうです。
ある書籍では「イスラーム」というのは、それ自体で「イスラム教」という意味なので、「イスラム教」と表記すると、これは「イスラム教教」となって間違いなのだといいます。

では、テキストの題名の“イスラーム”はどのような意味で使われているのでしょうか。
中を読む前にまず疑問をもちました。

「ムスリム」という言葉があります。これはイスラム教徒のことです。
であるならば、本書の題名も「“ムスリム”の日常世界」としたほうが、しっくりするのではないのかなぁ・・・・などと余計なことを妄想しました。読む前ですからご容赦を!

まあ、著者が意図することがあるのでしょう。
読み進むうちにこのことは解決されることと思います。

・・・・・
そんなことで、「イスラーム」について勉強することになりました。

途中で挫折しなければ、“悪戦苦闘振り”や“泣き言”をご披露します。
by m-morio | 2012-04-19 14:38 | 市民カレッジ

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