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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

パレスチナ問題 ・・・エルサレム

このパレスチナ問題もそろそろ終盤に入ってきました。
今日は、「エルサレム」について少しだけ触れたいと思います。

f0020352_9142975.jpgエルサレムは、地中海から車で1時間内陸部に入った小高い丘の上にあります。東西に分断され、
東エルサレム」は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地で、旧市街と呼ばれています。この旧市街は1981年に世界文化遺産に登録されています。
西エルサレム」は、新市街と呼ばれ近代都市です。ヘブライ大学、イスラエル博物館、ハイテク工業団地や国会や各官庁などが立地するイスラエルの政治・文化の中心地です。

「エルサレム」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
NHKの「シリーズ世界遺産100」で次のように紹介されています。

エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という3つの宗教の聖地がある歴史の街です。ほぼ1km四方の旧市街は、ユダヤ教徒地区、キリスト教徒地区、イスラム教徒地区、アルメニア人地区の4つに分かれ、狭い市街に歴史的・宗教的建造物が数多く残っています。

キリスト教の巡礼者たちは、イエスが十字架を背負って歩いた「悲しみの道」をたどり、イエスが十字架に架けられた場所に建つ「聖墳墓聖堂」へと向かいます。この聖堂の鍵を管理するのは、実はイスラム教徒です。
イスラム教徒たちは、ムハンマドが天界へと旅立った場所とされる「聖なる岩」と、それを守るために建てられた「岩のドーム」で祈りを捧げます。
「岩のドーム」が建つ神殿の丘には、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」があります。これはソロモン王の神殿でかろうじて残った神殿を囲む西側の壁の一部なのです。


既に述べましたようにこのエルサレムは、第一次中東戦争後国際管理地域に指定され、
西側はイスラエルが実効支配し、東側はイスラエルが占領しているもののパレスチナも領有を主張しています。

イスラエルは、第三次中東戦争で東エルサレムを占領し併合し「不可分で永遠の首都」と宣言しましたが、国連で「国際管理」と決められたため国際社会はそれを認めていません。
一方、パレスチナ自治政府が東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけています。

別の見方をしますと、エルサレム旧市街の聖地は、ユダヤ教とイスラム教にとっての聖地です。ユダヤ人は「神殿の丘」と呼び、イスラム教徒は「ハラムアッシャリーフ」と呼びます。2つの宗教の聖地はまったく同一の場所をさします。
一方、キリスト教の聖地は「聖墳墓教会」であり、神殿の丘から少し離れています。
相容れないユダヤ教とイスラム教の聖地争いを政治的にどう調整するかが、パレスチナ問題の最大の関門と言えるかもしれません。

エルサレムの語源は「平和の町」とのことですが、この町には歴史上絶え間なく外部から分断と対立が持ち込まれてきました。

ここで平和が生まれるのか、人々の共存が可能なのかは、パレスチナとイスラエル、あるいは中東全体の平和が可能か否かを左右します。

このエルサレム問題が解決される時がパレスチナ問題が終息する時であると思います。
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by m-morio | 2006-08-26 09:20 | 市民カレッジ | Comments(0)