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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

「大地の咆哮」

現代史に首を突っ込んでしまったからであろうか、最近は虐げられる民族、理不尽な迫害を受ける小国をはじめ、諸外国と日本の動静にも興味を惹かれるようになっています。
そうした中で、店頭で目にした一冊の本は、興味本位かつ軽い気持ちで手にしたのとは相反して強烈なインパクトを与えてくれました。

日本と中国はなぜ理解しあうことができないのか?
という素朴な疑問は日頃から心の底に重くのしかかっていましたが、著者が自らの経験、調査を裏付けにして整理した本書によりその多くの部分が解明されたような気がします。

・中国の戸籍制度
・極端な貧富の差・・・搾取される農民
・官による搾取、収賄
・深刻な水問題
・反日運動の背景
・靖国神社参拝問題
・経済構造上の問題

など、現在の中国の実態の一部を知りかつ日本との関係を修復する方策への提言は筆法鋭く、説得力あるものです。
記述のなかには私の知識不足のためその事件などの背景や問題点までは理解できない部分もありますが、日中問題を知るには貴重な一冊だと思います。
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著者は前上海総領事だった 杉本信行氏 です。
残念ながら、本書上梓後間もない今月初旬にガンのため亡くなられました。
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by m-morio | 2006-08-31 13:22 | | Comments(0)