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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

チベット 悲惨!

チベットという国はありません。
1959年にダライラマ14世がインドへ亡命した後、中国の一部になっています。
しかし、「中国の一部なんて嫌だ!」との思いはチベット人(「族」と言ったほうが正しいのかも知れませんが)に根強いものがあります。
過去にチベット人の文化、宗教、プライドそして人命がひどく傷つけられ、今でもそれが続いているからです。
例えば言葉一つをとりあげてみても、チベット人が日常話しているのはチベット語ですが、そのチベット語の読み書きができないチベット人が増えているといいます。なぜならば学ぶ機会も使う機会も減っているからです。
チベット自治区の公的機関の上層部の殆どが中国人で、どんな仕事をするにしても中国語が必要なのです。
チベット語は役に立たない・・・と分かっているから中国語の勉強がが優先される。そして中国が意図的に中国人(漢族)をチベットへと移入させているためチベット人の社会的な地位はますます危うくなっています。
多くのチベット人は仏教徒です。仏教の教えや寺院、僧侶を大事にします。ところが中国は、一時期ほぼ全ての寺院を破壊してしまいました。現在でも、僧侶の数を制限し、宗教行事もいろいろと規制されていると言います。僧侶達は「ダライラマを批判せよ」と強制され、拒めば寺を追い出されたり、投獄されたりしています。亡命者に僧侶や尼僧が多いのは、とにかくヒドイ扱いを受けているからなのです。仏教は彼らのより所です。インドやネパールへ行けばチベット語も仏教も勉強できる。即ち、「チベット人として生きられる」・・そんな思いで亡命を図るのです。チベットも一時期「独立」を目指しました。しかし、中国の壁は厚く、ダライラマ14世は独立を諦め「中国という国の枠組みの中でいいから、主体性を そして 人間としての尊厳を認めろ」と訴えています。
f0020352_1420549.jpgこうした事実については、受講した”チベット”に整理しました。 
                      インドの「ダラムサラ」がダライラマ14世がいる都市です。→
チベット チベットの民族融合? ヒマラヤを越える子供たち を参考にしてください。
今再び繰り返しましたのは驚くべきことが新聞に掲載されたからです。

標高5700メートルの氷河上をチベットの尼僧や少年僧ら数十人が黙々と歩いていた。中国側の弾圧を逃れ、ネパールを経由してインドにいるチベット仏教の最高指導者ダライラマ14世に会いに行くためだった。すると、中国の国境警備隊が氷の尾根に現れ、列に向って無慈悲にも発砲した。「パン!パン!」という乾いた音の後、先頭や最後尾の人影が倒れていく。
「なんということだ。彼らは人間をまるでイヌのように撃ち殺している。」

亡命しようとしたチベット僧の列を銃撃するシーンがインターネット上で流され、世界に衝撃を与えている。
この映像は、ある登山家が9月末、中国のチベット自治区とネパールの国境付近、チョーオユ峰のベースキャンプで偶然撮影したもの。中国当局は「引き返すよう説得したが(抵抗したため)発砲した。正当防衛だ」と発表した。だが、映像は無抵抗の子どもを狙撃する様子をはっきりと映し出していた。


私はいま お隣の「中国」という国を知り、理解しようとの意図から本を読んだり、講演を聞いたりしているが、逃げる子供を射殺するような無慈悲な人権感覚、そしてその事実を糊塗しようとする当局の姿はとても理解できない。
いかに いま 経済が急成長 しようとも世界最大の人口を有する大国の将来は暗たんとしているのではなかろうか。
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by m-morio | 2006-10-26 14:31 | 中国のこと