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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 「現代中国を知る」・・・経済成長はなにをもたらしたのか

とんでもない小難しいタイトルをつけてしまいました。
以前に触れたと思いますが、お隣の中国のことを少しは知っておいて損にはならないだろう・・程度の好奇心から「現代中国を知る」という講座を受講しています。
その中の一つの講義のことを箇条書きに整理していきながら、今感心を寄せていることについて書いておきます。

・・・レジメを基に簡単にコメントを付けて見ますとこんな感じでした。
    講師: 北海道大学 言語文化部 大学院国際広報メディア研究科 助教授 遊川 和郎

◆ 躍進する中国経済
・年平均実質GDP成長率 9.6% (1979~2005)
 ・・・改革開放(注)が始まった1978年以降の数字。
   注)鄧小平の指導体制の下で、1978年から開始された国内体制の改革および対外開放政策のこと
・GDP規模世界第6位 
 ・・・’04年: 米、日、独、英、仏、中
   ’05には英を抜いて4位になっているはず・・。日本の二分の一。人口が10倍なので実質日本の1/20。 
・貿易額世界第3位
 ・・・’04 米、独、中、日
・外貨準備高9879億ドル
 ・・・黒字の増加。06.9末 世界一。日本は2位だが、その差は開いている。
・石炭、鉄鋼、セメント生産量世界第1位
 ・・・’04
・エネルギー消費量世界第2位、石油輸入第3位
・WTO(世界貿易機関)加盟
 ・・・01年12月。自由貿易の仲間入り。
・有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げ成功
 ・・・03年。 6号も05年に成功。
・08年:北京五輪予定
・2010年:上海万博予定。

と枚挙に困らないほどいいこと尽くめですが。。。





◆ 中国経済の何が問題か
・GDP総量(4位)と平均(107位)のギャツプ
 ・・・・・これをいかに解決するか?
・蓄積される社会矛盾
 ・・・・・地域格差、所得格差、国土の乱開発、環境汚染、資源浪費、生産事故、弱者へのしわ寄せ、貿易摩擦
 → エネルギーの無駄遣い、炭鉱事故(増産主義)など、社会的弱者へのしわ寄せ、輸出増に伴うアンバランスetc。。。。。
・現行の成長方式が矛盾を激化させる
 ・・・・・今のままだと永遠に続くかも・・成長の仕方を変えない限りは・・
・しかし、立ち止まれない
 ・・・・・「是正」は成長を止めること=さまざまな矛盾が出るというジレンマ
・持続的な成長は可能か
・・・・・「個別の政策の是非ではなく、共産党の統治能力」が問われる。  

問題点を絞って
◆ 改革開放が生んだ「三つの格差」
①地域間の格差・・・・・・・・沿海地域と内陸地域。
②都市と農村の格差・・・・・都市と農村を隔てる制度的障壁。
③都市内部の格差・・・・・・・豊かになった人とそうでない人

◆ (三つの格差への)政府の対応と課題
<対策>
・地域振興策
・都市と農村の諸制度一本化・・・・・差別待遇の廃止=2020年までに
・独占業種対策、セーフティネットの整備・・・・・自由競争導入。社会保障の整備。
<問題点>
・地方の発展の総和≠調和の取れた発展・・・・・不均等な発展
・中国社会の陶酔化・・・・・日本におけるバブル期のように世の中が浮かれている。中国では20年続く。
・多元化する利益関係・・・・・調整が難しい
・改革の既得権益層が「抵抗勢力」化・・・・・利益を得ている層が格差是正に抵抗
◆ 両者(富者・貧者)の共存は可能か
・改革開放後間もなく30年に
・「負け組み」世代(文革世代)と・・・・・1940~50年前半のひと。青春時代に教育を受けられなかった人たち。 「勝ち組」世代(60~70年代生まれ)・・・・・自分達の上の人たちがいない。
・みんなが貧しかった時代を知らない世代の増加・・・・・80年代以降生まれの人は、出世
・人生ゲームのルール変更・・・・・大学を出たら高卒の4~5倍の給料をもらえる。大学へ行ったら豊かな生活が保障されていた。今は、大学の定員がドンドン増え、間もなく閉塞感(頭打ち)が出てくるだろう。

と書きますと、頭が痛くなります。大所高所の話はちょっと横においておきまして、
この講義を通してあることに興味をもちました。三つの格差の中に
           「都市と農村の格差」・・・・・都市と農村を隔てる制度的障壁
というのがあります。
この制度の障壁となっていることの一つが中国独特の「戸籍制度」といわれています。
今、この制度を2020年を目処に解消しようという方向にあるやに聞きますが、
そもそもこの制度はどんなものなのか、
今どのように変化していこうとしているのか
などについて掘り下げてみようかなぁなんて生意気なことを考えております。
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by m-morio | 2006-11-22 10:54 | 中国のこと | Comments(0)