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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

汚れる中国

中国に関する書物を読んでいると、殆ど例外なく「格差」のことに触れられています。
例えば「三つの格差」として
①地域間の格差
②都市と農村の格差
③都市内部の格差です。
それらは賃金・収入の格差であったり、社会保障の格差でありまた戸籍制度がもたらす格差であったりします。

また、経済発展に伴うもろもろの問題が表面化していることも採り上げられています。
公害問題(大気汚染や水質汚染など)、土地の砂漠化の問題 などなどです。
このように並べてみますと、中国は戦後の日本が通ってきた道を辿っているようです。

昨夜、普段あまり観ない(少し時間帯が遅いという理由で)「ガイヤの夜明け」を観ました。
中国経済成長の裏側・・・赤い水、ヘドロが採り上げられその汚染を救うニッポンの技術の力を。。。

工場から流れる真っ赤な排水は、長江、黄河に次ぐ第3の大河"淮河"(わいが)を汚していて、中国でも最も汚れた河と言われながらも洗濯に飲料に使われここで獲れる魚を食料にしている。
ある川の淀みには羊や豚の死骸が浮かび悪臭を放っている。
観光地の池はヘドロで悪臭を放っている・・・・・

との様子が映し出されていきます。
このような画像はその部分だけを強調すると、見方によっては中国の人たちを傷つけることにもなりかねない。
番組の意図はこれらの汚染をニッポンの企業がその技術力で救おうというPR番組になっていました。

今、中国には日本の企業が多く進出しています。もちろん日本企業の工場も沢山あります。それらの工場はどのような公害対策を行っているのだろうか。
日本においてはその規制は厳しい。しかし、中国ではこれまで環境問題には全く無頓着であったためのツケが今きているのです。
あるところの住民は工場ができてからは年々水(井戸水)の質が悪くなり臭いさえするようになった・・と嘆いています。沸騰後でなければ飲むこともできない。この水で炊いたごはんは不味くて食べられないという。

わが国ではあのチッソ水俣工場の廃水が原因となった「水俣病」訴訟はその発生が確認されてから延々40年近くにもわたる闘争が続いたのは未だ記憶に新しいことです。
川崎や四日市での大気汚染公害訴訟もありました。いずれも原告側が訴訟途中で倒れていき「生きているうちに補償を受けたい」との気持ちもあって泣く泣く和解したと記憶しています。

中国の大気汚染、水質汚染は他人事ではありません。
あのエチゼンクラケの大量発生も、中国沿岸の生活廃水、工場廃液、畑からの肥料の流出によってプランクトンが豊富になりクラゲの巨大化、大量発生につながっているのだとか。。。

商売としての汚染対策も結構だが進出している日本企業が法のシバリが緩いからといって公害対策の手を緩めていないだろうなぁと思わずにはいられませんでした。

                        写真は 黄河 です
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by m-morio | 2006-12-06 20:00 | 中国のこと | Comments(0)