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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

新春 に 想う事

テレビでは 箱根駅伝を放映している。 長丁場なので観るほうも疲れる。 気分転換に。。。
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年末の報道で
「自動車メーカーのT社の07年の生産販売台数がほぼ世界一になる」と報じていた。
一方、膨大な生産拡大が続くため、社内外には「体制が追いつかない」との指摘もあるとか。このしわ寄せは、部品メーカーにも負担をかけ、また労働力も派遣社員や外国人労働者に頼っているのだという。
更に、増産はリコールを急増させていて、04年は前年比倍増したとか。リコールを隠していた事実も判明している。
同社の社長は記者会見で「品質の向上なくして成長はない」と品質問題を最重要課題に挙げている。
記事の概略はこんなものだった。
少々気になるのは、T社の製品は日本を代表してその性能・品質の良さを誇りとしていたのではなかったのか。にもかかわらず、ここ数年の欠陥車の増加はどうしたことか。記事にあるように、未熟な派遣社員や外国人労働者に依存した生産体制は何やら危ういものを感じるのだが。挙句の果ては「所得隠しが判明」したとか・・・何をかいわんやである。





私たちの年代は、日本独特の終身雇用・年功序列賃金体系の下で雇用が保証されていた。
一生懸命働けば報われるから労使一体となって仕事に励んできたように思う。これが日本の高度成長を支えた原動力であった。結果として賃金水準も上がった。
ところが高度成長の時代が終わると高い人件費の製造業は成り立たなくなり、人件費の安い東南アジアや中国へと生産拠点を移すことになり、国内の生産体制は空洞化現象と呼ばれる状態へと一変した。
この空洞化現象が何をもたらしたのか。一つには、3Kといわれる職場から労働者が追い出されることになっただけでなく、知恵のある者が生き残り、知恵の乏しい、額に汗して働くしか能のない者の存在が否定されるようになったのだ。一握りの知恵者以外は一生懸命汗を流して働くしかないのが現実ではなかろうか。にもかかわらず、このような人たちが報われずに、リストラの対象となり失業したりする事態をどう受け止めたらいいのだろう。

IT革命とやらによって、地味な製造業に代わってIT関連企業が大手を振って歩きそして破綻する・・・という構図もあった。ものづくりの精神を忘れた拝金主義的な経営に変わってしまったのか。
「人を大切にしない」「人材育成に力を入れない」で 低賃金で使い捨てにできる外国人労働者を使うため、質の劣る製品を排出してしまうという世の中になってきている。
黙々と汗を流して一生懸命働くという気風が、生産の現場から徐々に失われつつあるのではなかろうか。
終身雇用制は崩れ、人材育成を忘れた短絡的な成果主義の給与体系では、ただ汗して働く労働者の働く意欲はどんどん低下する。その結果、魂のこもらない粗悪品を生み出すのである。一流企業が出すリコール製品は、技術力の低下によるものではなく、大半が人を大切にしないための労働意欲の低下によるものだ。
自動車ばかりではない。暖房機器、シュレッダーのような事務機器までその欠陥によって尊い命も失われたり大怪我をしているのだ。

日本の総人口は、昨年あたりから既に減少に転じている・・と報道された。
およそ50年後には9千万人を割ると推定されている。
働く人がいなければ、経済の規模は小さくなる。「縮小均衡」は必ずしも否としないが、やはり相応の規模は必要だ。
自動車産業だって国内での販売が伸びないという。当然だろう、車を買う世代がどんどん減っているのだから。この辺りの底上げを図らなければ国内の需要を喚起するのは容易なことではない。

少し身近な話にしよう。私が少し手を染めている”写真”業界は昨年は大転換の年であった。デジタル化への対応のことである。「富士写真フィルム」は昨秋社名から「写真」の文字を消した。デジタルカメラの急激な普及によって「フィルム」事業の縮小を迫られている。
「ニコン」「キャノン」も昨年、フィルムカメラからほぼ撤退した。コニカミノルタは、カメラ事業から完全撤退を決めた。
f0020352_9492340.jpgこうした流れは身近に迫ってきた。私たち仲間が利用し、お世話になったプロラボのC社はこの20日でその事業を清算するという。
T社、ニコン、キャノンなどわが国の基幹産業が市場の変化や技術革新の変化に翻弄されている。企業の生き残り戦争は熾烈である。。。

横道にそれてしまった。
先日のNHKの番組は働けど働けど暮らし楽にならない"ワーキング・ブア"を特集していた。
母子家庭で、お母さんが昼間では足りずに夜中まで働いてやっと二人の子を育てている。経済的にはもちろん気持ちにも余裕がない。子供たちへの影響も少なくない。
また、北海道の女性は、派遣社員の立場で努力を重ねて調理師の免許をとるも給与への反映は1円のアップだ(確か、私の耳にはそのように聞こえたのだが)・・・。
まさかの時のために70万円の貯金があるという老夫婦は、この貯金があるために生活保護を受けることができないのだとか。。。

こんな思いやりのない、切ない国に希望はあるのだろうか。

思いつくままに タイプしました。
理論的でないところもありますが 長くなりすぎて 書き直すのも少し面倒!

年寄りに免じてご容赦ください。
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by m-morio | 2007-01-03 09:56 | 日々雑感 | Comments(0)