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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

全人代・・・役人の腐敗は正されるのか

中国では、役人と闇社会の癒着による経済犯罪や賄賂・搾取が急増しています。これらに対して政治的な判断で裁判の迅速化や銃殺刑の公開など「みせしめ」的な実刑が実施されていますが、腐敗は後を絶たないというが現状です。

中央・地方政府の昨年の予算執行状況と今年の予算案に対する採決では、出席した代表2889人のうち、反対220票、棄権131票と、いずれも三けたを超えました。
異例の反対票の多さは、公費の無駄遣いや、非効率な行政コストに厳しい目が向けられていることを反映しています。

官僚腐敗の深刻さを示した最高人民法院(日本の最高裁)活動報告は、反対と棄権を合わせた批判票が486票(17%)、
最高人民検察院(日本の最高検察庁)活動報告記者会見で
政府職員は人民の公僕である以外、いかなる権力も持たないのだ」と力説、専横を極める役人を戒めていました。

全人代の開幕の挨拶で、温首相は、党・政府幹部の腐敗や職権乱用について、
われわれは国と人民に高い責任を負う」と戒め、政権を担う共産党への求心力低下を防ぐためにも腐敗撲滅を誓いました。
また、蔓延する官僚の汚職・腐敗を厳しく戒め、公務員をマスメディアや世論、国民の「監視下」に置くべき存在と位置づけしました。
さらに、「政府のあらゆる権力は人民から与えられ、人民に属し、人民のためにある」と民主主義を説いたリンカーンの演説を引用したような言葉を残しています。

一国家の首相が国会でこのような発言をしなければならないこと自体情けないことではないでしょうか。国民はこの演説をどんな気持ちで聞いたのでしょう。

どうやら、こうした風潮は一朝一夕に一掃されそうにもありません。
つい最近報道で、上海市トップの同市共産党委員会書記に任命された書記(前任者は汚職で逮捕)は、市幹部を集めた大会に出席し「腐敗との闘争は長い時間がかかる仕事で、たゆまず取り組まねばならない」と述べていることがそのことを象徴しているように思います。
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by m-morio | 2007-03-29 14:53 | 中国のこと | Comments(0)