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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

全人代・・・農業・農民・農村問題の解決はいつのことか

中国には「三農問題」が根強く残っています。

中国各地の人材市場は、春節(旧正月)休暇後の2月末から、職を求める農民や出稼ぎ労働者でごった返していた。農村の失業率は18%以上とされ、国家幹部は「就職難は今後、一層深刻化する」という。

北京、上海などの大都市と農村の格差は広がる一方だ。数千億円もの資本を持つ大富豪がいる一方、年収1万円にも満たない農民が約2000万人に達しています。
農村から都市へと流れ込んだ出稼ぎ労働者は約2億人に上るが、硬直化した戸籍制度のため、都市住民向けの住宅手当や公教育、医療保険は受けられません。

中国国内では報道されないようですが(報道規制が厳しく、党に不都合な情報は表面に出てこない)、香港メデイアによると年間8万件以上の暴動が起きていると言われています。

私有財産の不可侵を明記し、私有財産保護を法的に保証する「物件法」が採択される予定ですが、農村部では、わずかな補償金で農民の土地を強制収用するなどのトラブルが続出しているため、政府は「民衆の権益を保護するのが目的」と説明していますが、資本主義化を加速し、一層の格差拡大を招くとの見方もあります。

成長に取り残された三農(農業、農民、農村)問題対策に、昨年より約7900億円多い約5兆9540億円の予算を計上。農民の収入増や農村の基盤整備に引続き力を入れる考えを示しました。(温首相)

中国の都市と農村の所得には、3倍(6倍とも)以上の開きがある。
温家宝首相は政府活動報告で、出稼ぎ農民への貧困脱却措置の徹底を表明したが、零細、低収益の農業構造が変化しない限り、出稼ぎは止まりそうにありません。
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全人代の様子を雑駁に取り上げてみました。
新聞記事などを参考にしたものですからほんの一部にしか過ぎません。
もう少し時間をかけてそれぞれの事柄を調べてみるとまた異なった興味が湧いてくるのかもしれません。
まだまだ、環境問題、エネルギー問題、前述の物権法の問題、そしてあまり大きくは取り上げられない国防費の膨張問題など大なり小なり日本への係りも多い問題があるのでしょうが今回は本稿をもって区切りとしておきます。

「中国のこと」は今後も関心をもって見つめていきたいと思っています。
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by m-morio | 2007-03-29 15:32 | 中国のこと | Comments(0)