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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

受け売り 現代史 : ブルガリア

「フルガリア」の講義は前半の歴史上の経緯などが頭から飛んでしまいましたので、副題の ~27番目のEU加盟国のこれまで~をより所として配布された資料を基に、EU(欧州連合)のことを中心に整理してみます。
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◆EU(欧州連合)は、ヨーロッパ各国による国家連合体です。
欧州共同体 (EC) から発展、1993年11月、マーストリヒト条約(EUの創設を定めた条約)により発足しました。ヨーロッパ各国において経済、政治、軍事など社会的なあらゆる分野での統合を目指しています。本部はベルギーの首都ブリュッセルにあり、現在の加盟国は27か国です。
本部はベルギー置かれていますが、全ての機関がブリュッセルにあるのではなく、欧州議会はフランスのストラスブール、欧州中央銀行はドイツのフランクフルト、といったように分散して設置されています。





原加盟国 (6) →ベルギー オランダ ルクセンブルク ドイツ (当時は西ドイツ) フランス イタリア
1973年加盟 (9) →イギリス(一部海外領土や属領は含まれず。) アイルランド デンマーク(フェロー諸島は含まれず。グリーンランドは1985年に離脱。)
1981年加盟 (10) →ギリシャ
1986年加盟 (12) →スペイン ポルトガル
EUに改称以後の加盟国:
1995年加盟 (15) →オーストリア フィンランド スウェーデン
2004年加盟 (25) → ポーランド ハンガリー チェコ スロベニア スロバキア エストニア ラトビア リトアニア キプロス(南キプロス) マルタ
2007年加盟 (27) → ルーマニア ブルガリア

加盟候補国 クロアチア トルコ マケドニア

なお、上の地図の未加入国「スイス」は独自の路線を進んでいます。

◆EUとは
 経済的な統合を中心に発展してきた欧州共同体(EC)を基礎として、欧州連合条約(上記のマーストリヒト条約等)に従い、経済通貨統合を進めるとともに、共通外交安全保障政策、司法・内務協力等のより幅広い協力をも「目指す政治・経済統合体」のことをいいます。国家主権の一部の委譲を前提に、域外に対する統一的な通商政策を実施する世界最大の単一市場を形成し、政治的にも「一つの声」で発言しています。(外務省)
加盟国:27カ国。総面積:424万平方キロ(日本の約11倍)。総人口:4.9億人。GDP:13兆6千億ドル(日本の3倍)。

◆ブルガリア と ルーマニア の加盟
2007年1月1日
両国にとっては特別な日となりました。二国がEUに加盟し加盟国27カ国に拡大するとともに、EUの東の端が黒海に達したのです。
両国は加盟と新年を盛大に祝い「長年の夢が実現した」「我々はヨーロッパに到達した。未来につながる道にたどり着いた」と喜びました。
しかし、10カ国が一挙に加盟した前回とはその熱気がまるで違ったといいます。前回は、新旧加盟国25カ国の首脳が集結しベートーベンの「歓喜の歌」で祝ったのに対し今回は受け入れ側の式典は無かったといいます。
両国は、第二次大戦後ソ連に占領され、その後共産主義政権になり、西欧の発展からは取り残されました。それだけに、EU加盟は待望の「欧州への復帰」と受け止められました。

では、前回のバルト三国のように加盟を機会に「欧州よ、こんにちは! ロシアよ、さようなら!」(入欧・脱露)となるのでしょうか。どうもそう単純にはいかないようです。というのも、ブルガリアは石油及び天然ガスの大半をロシアから輸入しているという背景があり、現政権はロシアとの正常で良好な関係の維持を重視しているのです。(外務省)

◆この差は何?
加盟した両国は「EU加盟が追い風となって両国とも投資や観光客が大幅に増える。経済成長を加速させるだろう。」と期待しています。
しかし、一方、両国市民の平均月収は3万~5万円弱程度(1ユーロ≒164~165円)で、他のEU諸国との経済格差が大きい。汚職や組織犯罪、人身売買への両国の対策が不十分だ、との不満もEU各国の間に根強く残っているといわれています。
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小さくてわかりづらいですね。
ブルガリア=3,459US$、1番のルクセンブルグ=80,288US$、英国=37,023US$、米国=42,000US$、日本=35,757US$
EU側は、加盟を認めるに際し、いくつかの分野での改革を要請し、それが不十分な場合にはさまざまなセーフガード措置を発動することとしています。また、特に問題が大きかった司法、汚職対策については、具体的な達成基準を設定し、定期的な報告を義務付けています。

旧加盟国が警戒するのは、ブルガリアなどからの移民の急増です。両国の一人当たりのGDPは旧加盟国平均の3割強しかありません。低賃金で働く移民は、受け入れ側の雇用を脅かすと見られます。現に英国は両国に対して一定の制限を打ち出しています。このことは「移動の自由など等しい権利を持つ」というEUの理念が事実上骨抜きになっていることを示しています。

◆受け入れ側の財政負担も大きい
両国には今後7年間で約5兆5千億円もの援助がEUから注ぎ込まれます。旧加盟国からは「持ち出しが多すぎる」との発言も出ています。
注)EUの歳入の主要部分は各加盟国の分担金によっています。
こうした「拡大疲れ」を受けて、EUは拡大方針の転換を決めました。今後の加盟国審査を厳しくするとしています。いま加盟候補になっているトルコ、クロアチア、マケドニアは順番がくるのはいつになるのでしょうか。

◆EUにおける通貨統合
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・歴史的には、欧州において単一通貨を導入しようとする構想は、古くは第二次世界大戦前から存在しましたが、具体的に動き出したのは、1989年に欧州共同体(EC=後の欧州連合EU)が具体的なロードマップを定めた以降です。
・ユーロの導入
2002年1月1日: ユーロが登場
10年以上の準備期間を経て、欧州連合(EU)の加盟国中12カ国が2002年3月1日に自国の通貨を永久に放棄し、新しい単一通貨を採用しました。その通貨がユーロです。
2002年1月1日、1,330億ユーロ相当のユーロ紙幣が流通し始めました。
同年3月1日には、12カ国で2,420億ユーロ相当の紙幣が、2005年末には5,650億ユーロ相当のユーロ紙幣と160億6,400万ユーロ相当のユーロ硬貨が流通していました。
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この切り替えで影響を受けた人々の数は3億人以上にものぼりました。このような切り替え作業が、これほどの大規模で行われたのは史上初めてのことです。
2007年1月1日現在、公式にユーロに参加しているのは、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインの13カ国です。これらの国々は、しばしばユーロ圏と称されます。
一方、これら以外のEU加盟国(英国、デンマーク、スエーデン)は、国内世論の支持が得られなかったこと等によりユーロへの参加を見送りました。

まとまりのない「ブルガリア」になってしまいました。いつもの事ですが。。。
講師がいつもおっしゃっています。 この講義をきっかけに勉強の糸口を見つけたり、普段のニュースで聞き覚えのある国の名前がでてきたらレジメを出してきて少しでも興味を膨らませてください・・・と。

次回は、来年2月~3月に開講されます。 この「受け売り 現代史」も少しの間お休みします。
今まで受講した国々の話題が報道されたときは、“突然”登場するかもしれませんが。 
ダライ・ラマ14世が来日されるらしいですし。。。
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by m-morio | 2007-10-26 19:29 | 市民カレッジ | Comments(2)
Commented at 2007-10-29 16:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by m-morio at 2007-10-30 09:01
majorhanaさま
はじめまして。 コメントありがとうございます。
ご覧いただきましたように、私のブログは正真正銘の「日記」で、この場面を借りて何かを主張しようなどという大それたことを考えてのものではありません。
「現代史」にしても、頭の老化を少しでも遅らせることができれば・・・程度の思いで書き綴っています。(ただ、手嶋先生がご覧になるとあまりにも拙い整理の仕方に唖然とされるかもしれませんが・・)

majorhanaのブログを拝見させていただきました。
察するところ、カレッジのPC教室を受講されたのを機会にブログを始められたのでしょうか。
ますます充実した内容になることをお祈りしております。