ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

不思議な お題

「あめふりのにわっとり」

「ほめきざかり」

「雷の病」

「そっと申せばぎゃつと申す」

「おっこちきる」

「あとみよそわか」

と並べてみますと 何のことやらさっぱり分かりません。
これらが小説の表題です・・・といったら信じてもらえるでしょうか。
表題は別にありますから 少し違いますね。
短編連作の題名といったらご理解いただけるでしょう。

時代小説のページを好んで開いていますが、故人の藤沢周平や池波正太郎の作品はほぼ読みつくした感じです。勿論、すべてを読破したということではありませんが・・・・・

最近は、”宇江佐 真理(うえざ まり)”の作品を愛読しています。
・・・・・北海道新聞のコラムにときどき投稿していますのでご記憶にあるでしょうね。
この作家は、1949年函館生まれで現在も函館に在住し活躍しています。
オール読み物新人賞を受賞したのが1995年とのことですから作家としてデビーは遅いほうです。

宇江佐作品の舞台となるのは多くが 江戸深川 です。  江戸情緒あふれた作品では、

大川を渡る風の匂いや
路地裏を行きかう物売りの声
裏店の住人の貧しいが明るい人情あふれた暮らしぶり

が見事に表現されていて時にはホロリとさせられます。

さて、冒頭のお題ですが、ここにすべてを明かしてしまうのは差しさわりがあるでしょうからその一端だけをチョッピリとご披露しておきます。

あめふりのにわっとり
・・・「雨の日、鶏小屋では表に出られない鶏が、仲良く雁首をそろえて外を見て小首を傾げている」様のことを表した言葉です。

ほめきざかり
・・・「ほめく」とは、熱気を帯びるという意味があるところから転じて”色気づいた男女”のことを。。。

雷の病
・・・「着たきりすずめ」のことですが、なぜそう言うのか・・

あまり種明かしをしてしまうと叱られてしまいます。よろしかったらご一読ください。
 「あやめ横丁の人々」 
さらに、付け加えますと この表題にもある意味が隠されていますよ。

この作品に限らず、この作家のお題の付け方はなかなか興味深いものがあります。
f0020352_1840382.jpg
[PR]
by m-morio | 2008-06-19 18:50 | | Comments(0)