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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

ラオス・ルアンパバーン

NHK・TV世界遺産・ルアンパバーンを観た。
番組紹介欄には
「東南アジア最後の秘境ラオス」
「仏教の祈り満ちる癒しの古都ルアンパバーン」
とあった。
ラオスは市民カレッジでインドシナ半島が教材になった際、時間の都合で割愛された国。
f0020352_13324791.gifなんとなく心残りだったところ、この番組が目に留まったので興味深く拝見。


内陸国で、面積としては日本の本州程度の広さを有し、人口約580万人、開発の遅れから東南アジア最後の秘境といわれる。
その北部のメコン川沿いに14世紀、仏教を信奉し、ラオスを最初に統一したラーンサーン王朝が都とした「ルアンパバーン」がある。
多くの仏教寺院をはじめラオス伝統の建築と、フランス植民地時代の建築物が融合されているとして、旧市街全体が世界文化遺産に登録されている。



街で目立つのは「ルアンパバーン様式」といわれる大きな屋根の数々の壮麗な寺院。
屋根はメコン川から吹く強い風で建物が倒壊しないように工夫された伝統建築物だという。

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これらの寺院には多くの出家した僧侶が厳しい戒律のもと暮らしている。
寺院の修復費や僧侶の生活費など全てが、ルアンパバーンの在家(出家していない人)信者によってまかなわれている。
番組でインタビューした15歳の少年僧侶は、勉強をしたくて12歳の時に出家したとのこと。
この地の「出家」は生涯その道を進むということではないらしい。
少年は将来教師になりたいのだという。夜間、塾で英語の勉強をしていた。これらの費用も喜捨で賄われている。

毎朝6時頃、千人近くの僧侶が街中を歩く托鉢が行われる。(他の東南アジアの国などでは廃れつつある)この”朝の托鉢”が、ルアンパバーンでは今なお行われている。
この托鉢のために在家信者は毎日、大量のもち米を朝早く(午前4時頃)から炊き、6時頃から路上に座って一人一人の僧侶に喜捨を行う。
かの少年僧侶の昼食を覗くとインスタントラーメンと喜捨を受けたもち米のご飯だった。

路上で会った老女によると、道端で僧侶に会ったときは立ち止まって敬意を表すという。「僧侶が一番偉い」からという。
老女は言う
・・・記者の「死は怖くないか」との問いに、「何が怖いものか。人間は必ず生まれ変わってまた戻ってくる」と信じているので・・・。
こうした信仰深い営みがルアンパバーンではおよそ600年に渡り現在まで、毎日続いているのだそうだ。

経済的には決して豊かとは言えないであろうラオスの人々の笑みを絶やさない表情に触れ、心の安らぎを感じたのは私だけだったであろうか。
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by m-morio | 2008-07-06 13:35 | 市民カレッジ | Comments(0)