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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

ゲキを飛ばす

先ごろ、文化庁が平成19年度「国語に関する世論調査」の結果の要点を発表した。
毎年、行われている調査である。
次のような要領で・・・(18年度の場合)・・19年度の要領が見つからないので・・
調査目的:情報化時代における漢字使用,慣用句等の意味の理解や使用に関する意識等を調査し,国語施策を進める上での参考とする。
調査対象:全国16歳以上の男女
調査時期:平成19年2月14日~3月11日
調査方法:個別面接調査
回収結果:アタック総数 3,442人
有効回収数(率) 1,943人(56.4%)


ふだんの生活の中で接している言葉から考えて,「今の国語は乱れていると思うか、乱れていないと思うか」との問いに対して
・・・「非常に乱れている」=20.2%、「ある程度乱れている」=59.3% 計 79.5%
で、同じ質問をした平成11年度の 85.8% を下回っている。
この低下が何を意味するのか私には判断がつかないのだが・・・。

新聞を読んで、はてな?と思ったのが 「ゲキを飛ばす」 の意味です。
調査の結果は 
①「自分の意見や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること」・・・19.3%
②「元気のない者に刺激を与えて活気付けること」・・・・・・・・・・・・・・72.9%
正解は①であるという。

「広辞苑」には
確かに「考えや主張を広く人々に知らせて同意を求める」とある。
だが、加えて「また、元気のない者に刺激を与えて活気づける」ともある。

正しいとされる①は「本来の意味」ということであって、②も間違いではないのかも?!

調べてみた。
よく例に出されるのが「監督がゲキを飛ばした」という事例。
これは、“叱咤激励”の意味で使われているが、本来の意味ではない。
この「ゲキ」は、 「檄」 と書く。
古代中国で、役所がおふれを告げるために出した木札(文書)のことで、その檄文を急いで多くの人に回すことを「飛檄」と言った
ことから「檄を飛ばす」が生まれたのだそうだ。
この「檄」を ”激励の「激」” と勘違いをしている
・・・ということだろう。

広辞苑には両方の意味で載っているのだが、まだ、「激励の意で用いるのは間違いだ」とする辞書もあるという。

「意味のゆれていることば」 だそうです。
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by m-morio | 2008-07-31 15:20 | 日々雑感