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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

2015年 11月 21日 ( 2 )

宇江佐 真理さんが亡くなった。
函館に居を構え、時代小説を書かれていた。
大好きな作家だった。
江戸の下町人情話を得意とし数多くのシリーズ物も手掛けておられた。
過去には6回も直木賞候補に挙がったほどの実力派だった。
毎年、今年こそは・・・との期待をしていたのだがそれも叶わなかった。

▼2年ほど前に乳がんが見つかり闘病生活を送りながら執筆活動を続けられた。
癌に冒されたことを知ったのは、2014年1月発刊の「心に吹く風」(髪結い伊三次捕り物余話)の 文庫のためのあとがき でご本人が初めて病気のことに触れられたときである。

2011年、少し体調がよろしくないと自覚しながらも病院へ行くことを躊躇っていた。
だが、尋常でないものを感じ検査へ。
結果は、癌らしいとの診断。

「癌と言われただけでもショックなのに、転移しているなんて。(中略)抗がん剤の治療などしない。髪の毛が抜けて、よろよろと生きるなんて、やなこったと思った。」

その後、いろいろな検査を受けて、最後のマンモグラフィで乳がんらしいと分かった。
全身に癌細胞が広がっていたので手術はできなかったという。

「私はうそが下手な女なので、自分の病気を隠すことができない。
(中略)仕事をセーブする。この先、どうなるのかは私もわからないが、たとい、余命5年と言われても、三か月と言われても、たぶん、私は動揺しないと思う。その日まで、いつも通り、食事を作り、洗濯、掃除をして、そして作品を書いていればいいのだから。」

さらに
2015年1月発刊の 「明日のことは知らず」(髪結い伊三次捕り物余話)の 文庫のためのあとがき で
「・・・・・私の病状が悪化して、よれよれのぼろぼろになっても、どうぞ同情はご無用に。私は小説家として生きてきたことを心底誇りに思っているのであるから。」
最後に
デビュー20周年の宇江佐より

とある。

まさかこんなに早く訃報を聞くことになるとは・・・。

 「見上げた空の色」 のタイトルで北海道新聞に数多くの随筆を載せされた。
手元にそのスクラップがある。2008、9年頃の作品が多い。
改めて繰り広げてみて目を引いたのが
2011年11月1日付夕刊に載った「水晶体再建術」。
私が今受けたばかりの「白内障の手術」の体験談を書いたもの。


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台所の食卓テーブルで執筆するという庶民派でした。
作品の大半を読ませていただいたと思います。
髪結い伊三次と深川芸者お文(ぶん)を主人公にしたシリーズには本当に楽しませてもらいました。

もうその続きはないのは誠に残念。

いや、まだ手にしていない単行本があります。
10月に売り出されたばかりの「竃河岸」(へっつい かし)です。
近所の書店に取り寄せてもらっています。

最後の楽しみです。

ただ ただ ご冥福をお祈りします。
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by m-morio | 2015-11-21 14:26 | 日々雑感
両目の手術が無事終了した。
左目の術後、ほぼ1週間が経過。
具合は悪くない。
ただ、これまでは、裸眼でも新聞は読めた。
しかし、術後は一変した。
遠方は比較的よく見えるが、手元はダメだ。
即ち、従来とは真逆になったのだ。
これは些か困った。
(これまで使っていた)手元用の眼鏡を掛けて何とか新聞等は読める。
当然だか未だ眼鏡の調整はしていないのだから遠方用などはむしろ掛けないほうがよく見える。
眼鏡の調整は1か月程度の経過観察後との指示。

▼医院内に置かれているパンフにはどちらにするか(遠方重視か近方重視か)選択できると明記されている。
だが、事前に何の説明も問いかけもないままどんどん準備が進められていった。
完全な患者無視だ。
看護師が適当に選択結果を記入したのか?・・・と勘ぐりたくもなる。

宣伝文句は 「懇切丁寧な説明」・・・と謳っているのだが看板倒れ。

このクリニック(開院から3年ほど)は、看護師が行った検査結果を基に医師が最終診察をする。
検査に時間がかかるが、医師の診察は1分程度。
印象としては、流れ作業で、いかにスムーズに患者を捌くかに気を使っているように伺われる。

私のように病院慣れ(病院ズレ)している患者にとっては、とてもじゃないが“良いクリニック”とは言えない。

白内障の手術実績は年間300件を超すことが自慢のようだが、「医師と患者の対話」が殆どなく、患者の事情や希望を聞く姿勢がないクリニックはやはり及第点は与えられない。

▼では、なぜこのクリニックを選んだのか。
 要は、メガネ店の担当者の勧めに乗ってみたのだ。
私が抱える持病は市内の総合病院を利用している。 勿論眼科もある。

にもかかわらずこのクリニックにしたのは、近くて、通院に便利、技術は確からしいとの評判・・・による。
総合病院は遠い。車で40分。当然予約制。

今回の2回の手術では、2週間の内7日間の通院を要した。
このうちの何回かは瞳孔を開く目薬を入れられる。
とても車を運転しての通院は叶わない。

まあ、確かに技術的には問題なく終わったようである。
いろいろ文句はあるが今回は “良し” としよう。
ただ、では次に目が不具合になったとき、このクリニックの門をたたくのか。

今のところ何とも言えない。

本音は、“気持ちよく受診したい”のだ。

急を要する状態ならば行くことになるのかも?
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by m-morio | 2015-11-21 13:40 | 日々雑感