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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

カテゴリ:中国のこと( 41 )

中国では日本の背中を追うように高齢化が進んでいます。
高齢化の背景には、30年近く続けてきた「一人っ子政策」があり、この政策の見直しを求める声が強まっています。

18世紀半ばに約4億人といわれた人口は、1949年に中華人民共和国の成立後、医療や公衆衛生の改善により、死亡率が低下し1年間に2300万人(東京都の倍もの人口ですね)も増加した年もありました。
急激な人口増加は
生活水準の向上に支障をきたす
食料不足に拍車をかける
との懸念から、人口増の抑制を目的として1979年に導入されたのが「一人っ子政策」です。
 
中国政府の統計では、2006年の老齢人口(60歳以上)は1億4900万人で、全人口の11%。(ちなみに、日本の場合・・外国人を除く・・34584千人で27.4%、65歳以上で21%。2006/10月基準)
専門家によると、25年には老齢人口が2億9100万人とほぼ倍増、全人口に占める割合は2割を超えると予想しています。
高齢化に伴い、昨年の養老年金の支払が5000億元(約7兆5000億円)を突破して年金の財源不足など社会保障制度への影響も問題化しているようです。
人口問題などの専門家グループが、
「中国の高齢化のスピードは危機的。子供二人を認めるべきだ」として署名活動を展閲するなど、見直し論が勢いを増しています。

しかし、中国政府は
「高齢化問題以上に、人口増大による環境破壊や資源不足などの方が深刻」と、一人っ子政策堅持の立場を崩していません。

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by m-morio | 2007-03-28 13:02 | 中国のこと
「裁判を経ずに身柄を拘束し、労働を通じて再教育する」なんてことが日常茶飯事に行われているとしたら・・・身震いするほど恐ろしいことですよね。
初めて知りました。  中国に「労働矯正」という制度があることを。。。

「中国の地方で起きた幹部や司法の腐敗、土地の強制収用、住居立ち退きなどに抗議し、直訴するために北京に来た農民や民衆の直訴者」を当局にとって好ましからざる者として拘束する根拠となっているのがこの制度です。

この制度の廃止を求めて農民ら1千余人が提案書に署名し、全人代に提出しました。
史上初めてのことだといいます。
彼らの代表者はこの制度について、
「正当な司法手続きを経ずに身体の自由をはく奪する制度は、公安機関の権利乱用を助長した」と批判しています。
中国の憲法では
「いかなる公民も人民検察院の批准または人民法院(裁判所)の決定を経ず公安機関に逮捕されない」
と定めており、この労働矯正制度はこれに明らかに矛盾するのです。
相矛盾するものがともに存在しているのです。

これまでも反体制活動家(上述の農民らの他に、民主活動家や非公認のカトリック地下教会の信者、当局が「邪教」とみなす気功集団「法輪功」メンバー、ウイグルやチベットなど少数民族の分離独立派などが対象とされました)の弾圧に利用され、中国当局による人権侵害の象徴として国際社会から批判されてきましたが、国内からも制度存続に疑問の声が上がり、中国共産党・政府は、やっとその重い腰をあげてこの「労働矯正制度」の廃止に向け、年内にも全人代常務委員会で審議を始める方針を打ち出しました。

ただ、この制度廃止は、「社会秩序の安定」を最優先する公安部門には慎重論も根強いと言われています。
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by m-morio | 2007-03-27 10:15 | 中国のこと
先日、今年の全人代が終了しました。
この全人代は日本における国会に相当すると言われますが、その様子は随分異なっています。まず驚くのはその出席者数が3000人弱という多さでしょう。もちろんその討議の仕組みも異なります。今回は、全人代の様子を新聞報道中心に整理してみます。f0020352_1101384.jpg
◆全人代とは
 中国は共産党による一党独裁国家ですが、最高国家権力機関として「議会」も存在します。それが全国人民代表大会(全人代)です。
1954年に、北京で第1期全人代第1回会議が開催されたのが最初で、現在では、全国各省・自治区・直轄市・軍・組織などの代表により、年1回開かれています。(2007年は、3月5日から16日までの12日間)この全人代の代表は間接選挙により選出され任期は5年です。

したがって、新聞記事の「中国の国会にあたる第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が5日、北京で開会した」という表現は、第10期は2003年3月~2008年3月の期間のことをいい、第5回会議は2003年から数えて5回目の会議を意味します。

今回の全人代出席者数は、2889名で、(おおよそですが)うち共産党員が71%を占めていますが、少数民族(漢族を除く55の少数民族のことは以前に触れました)代表14%、民主党派(形式上は8つの党派が存在する)15%、帰国華僑1%、香港代表1%など、各民族、各界、各地区、各階級の代表者で構成されています。

全人代が行使する職権は、憲法の改正、法律の制定、憲法と法律の実施の監督、予算の審議・承認などかあります。(国家主席、副主席、総理をはじめとする国務院・・法律などを施行する国家の最高行政機関・・構成員も全人代により選出される。)
審議の方法は、各代表が自己の出身地に基づき、各省・各直轄市・各自治区・香港・マカオなどに分かれる分科会に参加し、党中央(共産党大会で選出された中央委員など党の中枢の総称)の指導部と議論を行うことになります。

最近顕著にみられるのが、採決にあたって棄権・反対票が多くなったということです。
これまで全人代は、共産党やその意を受けた国務院(全人代の決議に基づき、政務を執行する)の提案を無批判に満場一致で採択するだけの「ゴムスタンブ」会議ともいわれてきましたが、近年は反対票や棄権票が増加するという大きな変化がみられます。今年の大会でもその数が大幅に増加したことが注目されています。
特に、最高人民検察院(日本の最高検察庁に相当)の腐敗・汚職摘発報告などの議題を中心に反対票が投じられ、全人代を通じて一般庶民の不満の現われを感じ取ることができます。

 ご承知のように中国では高い経済成長が続く一方で、都市部と農村部の格差拡大や失業問題などに庶民の不満がうっせきしていることから、全人代において党側は「民生(人民の生活)問題解決」を前面に押し出すことになりました。さて、具体的にはどのような問題がどのように討議され庶民は納得したのでしょうか。
今年の秋に予定されている共産党大会(5年ごとに開催)で二期目に入る胡錦涛総書記(国家主席)は、今抱えている諸問題の解決に道筋が付けられるのでしょうか、この辺りが焦点になりそうです。

では取り上げられた諸問題のいくつかを数回に分けてピックアップしてみます。
順序は適当ですが。。。 (続きます・・・)
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by m-morio | 2007-03-25 11:08 | 中国のこと
中国の新聞記事から拾ってみました。。。

昨年の12月に、
「日本語能力試験」が実施されました。
この試験は、日本語を母国語としない人が対象で、海外では国際交流基金(国内では、日本国際教育支援協会)が年1回実施しているものです。

昨年は世界で53万人が受験しました。
中国では、若者の日本語ブームを背景に受験者が年々増加しているのだそうです。
その数、前年比46%増の21万人に達し、過去最高だったとか。

急速な経済発展に伴い、日系企業の進出が増加している中国では、日本語ができる人材の需要が高まっていることを反映しています。
若者の就職難も続いていて「日本語ができると就職に有利」として、日本語学習がブームとなっているのです。
因みに、韓国では9.4万人、米国が2.8千人で中国の多さが際立っていました。

もう一つ。
上海の高校生に「国籍を選べるなら どこ?」との質問に「日本」との答が15%だったとか。
1位は米国で36.9%。
上海では2005年に大規模な反日デモが起きましたが、日本の企業への就職希望や日本アニメなどを学ぶ若者も多いのだそうです。
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by m-morio | 2007-01-23 10:38 | 中国のこと
中国に興味を持ったのは「チベット」の現状を知ったのがキッカケでした。f0020352_9363014.jpg 「チベット」に関する情報は、”被害者”の立場からのものが殆どで”中国側”がチベット族に対してどのような感情を持ち、何をしようとしているのか・・ということは計り知れないものがあります。当局側もそれなりに喧伝してはいるのですが。。。
眼にした月刊誌らしい雑誌にはチベット高原を走る鉄道が開通したことを取り上げてはいますが美辞麗句が並べられているに過ぎませんでした。
公式には(活字にしたものでは)この辺が限界なのでしょう・・・。
ですから中国の人に”本音”を聞きたいのですがなかなかそんな機会はありません。
先日の内モンゴル人の教授に問いかけてみようとも思いましたが、民族が違いますしね。。。

ところが今手にしている本にこんなことが書かれていました。   
インターネット上の「自由な声」の広まりに対する警戒です。

情報統制を独裁堅持の根本に据える当局にすれば 「世論は共産党が導く」 が本心。党から見れば「自由な声」は往々にして「危険な声」に転化する。インターネットは、いきなり津波のような「ネット世論」を作り出す。ネット発言は、一瞬のうちに爆発的に広がる。党関係者は警戒感を強めている。
従ってその検閲体制は進化し”世界で最も先進的なネット検閲体制”を築いている。
そしてアクセスを規制しているのは 台湾 チベット ダライ・ラマ 法輪功 など。。。


だというのです。

このように如何に当局がチベットに神経を尖らせているかということを垣間見ることができます。

                     写真は チベット自治区の林芝(ニンチ)地区の山岳風景です
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by m-morio | 2006-12-20 09:39 | 中国のこと
「現代中国を知る」の最終講義がありました。
今回は「経済成長の中の女性達」でした。なぜこのようなテーマになったのか・・・。おそらく主催者からの要請なのだろうと想像しながら・・・。
講師は、北海道大学の教授で、中国・台湾の法律を研究している方でした。中国での生活経験もあり、今でも年間10~20回くらいは中国へ出向いているといいます。
従って、”今”の中国状況についていろいろ聞くことができました。(質疑の時間がかなりありましたので)
講義の内容としては
・政治と女性
 政治の場で女性が占める割合は極めて低く、上位に行けば行くほど女性の比率は下がっている。
その要因は、教育水準が低いなどがあるようです。
・職場と女性
 「都市部」でのことですが、就職難であること。公務員の場合女性55歳で退職する仕組みであったり、企業でも45歳で・・というところも出てきている。市場経済の利益至上主義のもとでは女性の雇用を避ける傾向がある。(出産に伴う負担は企業が負うので)
・家庭と女性 
 DV(ドメスティックバイオレンス)問題が急浮上しているのだとか。これは今まで内在していたものが表面化したのか、他の要因で近年増加したのか判然としないが、このDVは社会問題なのだという認識が強くなっている現われなのだといいます。

更に、「○春」があります。とにかくヒドイんだそうです。教授も中国へ行くたびにホテルを利用しているがあまり高級でないホテルに泊まると頻繁に電話がかかってきたり、ピンクチラシがドアの下から差し入れられていたり・・・。
これに関連して「エイズ」の問題。いま国際社会ではこのエイズ問題に取り組んでいるのはNPOやNGOの人たちですが、中国ではこの種の組織を認められません。
このような団体は 「政治活動化する危険がある」 との考え方(警戒心)から厳しくチェックされるらしい。
かといって官がこの対策に積極的になるということもないという。結果としてエイズが蔓延するという現状にある。

とにかく一党独裁のもとでは「民間活動に対する規制」は厳しいのです。法輪功への圧力に象徴されます。

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by m-morio | 2006-12-17 10:55 | 中国のこと
プール帰りの車でラジオから流れてきたお話です。

平日の12時少し前の時間帯の番組に 「純喫茶 谷村新司」 というのがあります。5分ほどの番組で、マスターとウエイトレスとの掛け合いでつづる世事諸々の話題はなかなか楽しいものです。
彼の関西人特有の喋りがいいんです。

先ほどの話題は
聴取者から
「上海に行ってきました。パンダをみて、上海ガニを食べてなどなど2泊3日を楽しんできましたが車の多さにびっくり・・・」
と便りがあったとか。

まさに上海は物凄い勢いで車が増えている。しかし、一方でそのマナーは眼に余るものがあるのだそうです。
件の聴取者が現地のガイドさんから
「日本では車と人のどちらが優先ですか」と尋ねられ、
それゃあ「人」ですよ・・
と答えたら、上海では「勇気」なんです・・と言われたとか。

とにかく赤信号でも平気で突っ込んでくるらしい。危なくて横断歩道もうかうか歩けないという。
また、「クラクション」がガンガンと鳴り響いていてその騒音は日本では信じられないほど激しいものなのだそうです。
このクラクションも最近心なしか和らいだかなぁ と感じるとか。あのマナー対策の効果なのかもしれない・・とマスターは言っていました。

何が・誰が優先するか・・・
それは「運転手のガン(眼)配りに勝つか否かによってきまるのだ」
とマスターの谷村新司が断言したのがおかしい!
なんといっても 谷村新司は、いま 中国上海音楽学院の教授 を務めているのだから妙に納得してしまいました。
f0020352_1414614.jpg

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by m-morio | 2006-12-14 14:11 | 中国のこと
自分の国のことさえ満足に承知していないのに、こんな事を書くのもおこがましいと言われそうですが、それを承知でもう少し中国のことを。。。

このお国はなかなか分かりにくい。

疑問・・・

今続いている経済成長は何時まで続くのだろうか
共産党の一党独裁の行方は
民主化は進むのだろうか
貧富の格差は解消されるのだろうか
環境の悪化を阻止できるのだろうか
エネルギーの確保は大丈夫なのだろうか
反日感情は収束するのだろうか
アメリカとの関係はどうなるのだろうか

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by m-morio | 2006-12-11 14:06 | 中国のこと
朝刊のこんな記事に眼を奪われました。

「日本の知事、市長の汚職が相次いでいる。長期政権で「独立王国」化した地方は監視機能が働かず、政官業がぐるになって、やりたい放題・・・」
中国共産主義青年団(共青団)系の週刊誌だとか。。。。

情けない。。。いろいろな意味で。
事実は事実として誠に嘆かわしいので・・・・・。

私としては、このことに関する限りは あなたにだけは言われたくない・・・という気持が心の底にあるから。
隣国中国と喧嘩するつもりはないが、お宅の汚職による腐敗振りはいかがなんですか・・といいたくなるのです。
かの国での汚職、搾取の事実は眼に余るというか"定着"しているとさえ言われる。
ここで 羅列しても意味ないことですから書きませんが。

記事にもあるように、
日本を反面教師として自国の腐敗を戒めているのか、
それとも「日本も同類ではないか」とでも言いたいのでしょうか。

誤解を恐れず言いますと後者でしょうね。

まったく関係ない写真を寸借してきました
天津で「路面電車」が開通したとか。。。
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by m-morio | 2006-12-08 11:00 | 中国のこと
今朝、きのうの日記を読み直してみてあれっ変だなぁ・・と気づきました。
私の日記の書き方はその時の気分でさまざまです。
きのうは日記を書いた後にタイトルをつけました。
書き出しは「格差」のことに触れ、このことをメインに進めようと書き出しているうちにテレビのことを思い出し、結局「公害問題」になってしまいました。
自分のいい加減さを露呈。。。。。

日記を書くに当ってじっくりと推敲して書いているわけではありませんので"軽い"んです。

札幌在住の作家原田康子さんが「パソコン原稿は水っぽいからすぐに分かる」と話したとか。
そうなのかも知れない・・・物を書くということは本来「考えてから書く」のが筋なのだろう。ところが私の場合は「書きながら考えている」。こういうのが「水っぽい」というのだろう。
日記に、練り直して、熟慮して・・なんていうことが必要なのかさえ良く分からない。
とにかくある程度のボリュームになると満足している自分がここにいます。
ダラダラと書き流している自分が。。。

「格差」のことは中国に限ったことではないようです。わが国でも中国とは多少異なった「格差」が話題になっています。
これから来客の予定がありますので時間がありません。

改めて。。。
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by m-morio | 2006-12-07 09:49 | 中国のこと