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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

カテゴリ:中国のこと( 41 )

中国に関する書物を読んでいると、殆ど例外なく「格差」のことに触れられています。
例えば「三つの格差」として
①地域間の格差
②都市と農村の格差
③都市内部の格差です。
それらは賃金・収入の格差であったり、社会保障の格差でありまた戸籍制度がもたらす格差であったりします。

また、経済発展に伴うもろもろの問題が表面化していることも採り上げられています。
公害問題(大気汚染や水質汚染など)、土地の砂漠化の問題 などなどです。
このように並べてみますと、中国は戦後の日本が通ってきた道を辿っているようです。

昨夜、普段あまり観ない(少し時間帯が遅いという理由で)「ガイヤの夜明け」を観ました。
中国経済成長の裏側・・・赤い水、ヘドロが採り上げられその汚染を救うニッポンの技術の力を。。。

工場から流れる真っ赤な排水は、長江、黄河に次ぐ第3の大河"淮河"(わいが)を汚していて、中国でも最も汚れた河と言われながらも洗濯に飲料に使われここで獲れる魚を食料にしている。
ある川の淀みには羊や豚の死骸が浮かび悪臭を放っている。
観光地の池はヘドロで悪臭を放っている・・・・・

との様子が映し出されていきます。
このような画像はその部分だけを強調すると、見方によっては中国の人たちを傷つけることにもなりかねない。
番組の意図はこれらの汚染をニッポンの企業がその技術力で救おうというPR番組になっていました。

今、中国には日本の企業が多く進出しています。もちろん日本企業の工場も沢山あります。それらの工場はどのような公害対策を行っているのだろうか。
日本においてはその規制は厳しい。しかし、中国ではこれまで環境問題には全く無頓着であったためのツケが今きているのです。
あるところの住民は工場ができてからは年々水(井戸水)の質が悪くなり臭いさえするようになった・・と嘆いています。沸騰後でなければ飲むこともできない。この水で炊いたごはんは不味くて食べられないという。

わが国ではあのチッソ水俣工場の廃水が原因となった「水俣病」訴訟はその発生が確認されてから延々40年近くにもわたる闘争が続いたのは未だ記憶に新しいことです。
川崎や四日市での大気汚染公害訴訟もありました。いずれも原告側が訴訟途中で倒れていき「生きているうちに補償を受けたい」との気持ちもあって泣く泣く和解したと記憶しています。

中国の大気汚染、水質汚染は他人事ではありません。
あのエチゼンクラケの大量発生も、中国沿岸の生活廃水、工場廃液、畑からの肥料の流出によってプランクトンが豊富になりクラゲの巨大化、大量発生につながっているのだとか。。。

商売としての汚染対策も結構だが進出している日本企業が法のシバリが緩いからといって公害対策の手を緩めていないだろうなぁと思わずにはいられませんでした。

                        写真は 黄河 です
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by m-morio | 2006-12-06 20:00 | 中国のこと
昨晩は「現代中国を知る」の講座がありました。
「内モンゴルの環境と開発と人々の暮らし」というテーマで。
講師は、酪農大学環境システム学部のブホー・オーツル助教授 (内モンゴル出身の方)

専門の関係から主に中国の砂漠化の要因とその対策という観点からのお話でした。

まず最初に人口の話から入りましたが、内モンゴル(正確には 内モンゴル自治区 です。下の地図では 内蒙古自治区 と記載されています)は2300万人の人口を有するのですがそのうちモンゴル族は17%とのこと。
先生自身が多少疑心暗鬼な様子だったので聞いてみますと、この統計の信憑性に多少首を傾げるが全くかけ離れたものでもない。
先生が確実に把握していたのは数年前の9%なので今回調べてあれっと思ったそうです。
これには「戸籍制度」と「一人っ子政策」が複雑に絡み合っているためこのような急激な上昇となっているらしいのです。
この辺は戸籍制度のことを探っていくうちに徐々にはっきりとしてくるであろうと思います。
・・・私の宿題です・・・

中国国土は高度差による気温の差が大きく気象条件は厳しく、海に近い東部および南部は降水量も多いが、西部に行くに従って降水量も少なく乾燥している。
加えて、国土の70%近くが山岳、高原、丘陵地帯で盆地、平野は30%に過ぎない。
森林の面積も少なく、かなりの部分で砂漠化が進んでいる。
日本に頻繁に飛んでくる”黄砂”は、もともとは中国の砂漠の細かな粒子が偏西風に運ばれて飛来してきたものですが、
近年はその内容が異なり塩分を多量に含んだ粒子の粗いもので灰色のものに変わっています。
これは、砂漠の土地を耕した畑が5年程度で(作物が獲れなくなって)放置された結果砂漠化していくという事態が年々酷くなっていくためのようです。

などなど
大変興味深い話を聞かせていただいたのですが、今私も整理し切れません。
また改めて書くことができればいいのですが。。。

モンゴル語です。縦書きで左側から読んでいきます。(手紙の一部分です)
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by m-morio | 2006-12-01 19:24 | 中国のこと
中国の戸籍制度を調べているうちに面白い(いや興味深い)ことに眼が奪われましたのでメモしてみます。
少し浮気っぽいのでしょうか、いろいろなことに目移りしています。

中国の人口は約13億人といわれています。
(人口の多い順は中国に次いでインド、アメリカ、インドネシアと続き、日本は10位くらいだったでしょうか・・。)
ただし、中国においては実際には戸籍に登録されない人口が数千万人いるらしいのですが、このことは改めて・・・
13億人の内、92%が漢民族で、8%が55の少数民族の人たちです。
(チワン族:1617万人、回族:981万人、ミャオ族:894万人、ウイグル族:840万人など・・・数字はアバウトです)

                      ミャオ族の民族衣装 です
                      ミャオ族は、主に貴州省、雲南省、四川省、広西チワン族自治区などの地に居住しています
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続きも読んでください・・少し長いですが
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by m-morio | 2006-11-26 09:15 | 中国のこと
中国に関する資料を探していて興味深い統計を眼にしました。
中国の経済成長率はすさまじいものがありますが、一方では投資に比べて消費は伸び悩んでいるようです。
その背景としては
1.人口の6割を占める農村部の消費が低迷していること
2.消費が拡大している都市部でも所得格差があって、上位所得層がリードする消費の拡大であること 
と言われています。
上段の表は、
都市部における耐久消費財の保有度」を表したものです。
このように都市部における消費構造が先進国に近づきつつあります。

農村部における耐久消費財の普及状況を見ると、都市部と大きく異なり、基本的な耐久消費財すら十分に普及していません。この要因としては、可処分所得の差などが挙げられているようです。
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                          下の表: 「中国都市部と農村部の耐久消費財保有台数の格差
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なお、これらの資料は経済産業省発行の「通商白書2006年版」に載っていました

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by m-morio | 2006-11-23 19:29 | 中国のこと
とんでもない小難しいタイトルをつけてしまいました。
以前に触れたと思いますが、お隣の中国のことを少しは知っておいて損にはならないだろう・・程度の好奇心から「現代中国を知る」という講座を受講しています。
その中の一つの講義のことを箇条書きに整理していきながら、今感心を寄せていることについて書いておきます。

・・・レジメを基に簡単にコメントを付けて見ますとこんな感じでした。
    講師: 北海道大学 言語文化部 大学院国際広報メディア研究科 助教授 遊川 和郎

◆ 躍進する中国経済
・年平均実質GDP成長率 9.6% (1979~2005)
 ・・・改革開放(注)が始まった1978年以降の数字。
   注)鄧小平の指導体制の下で、1978年から開始された国内体制の改革および対外開放政策のこと
・GDP規模世界第6位 
 ・・・’04年: 米、日、独、英、仏、中
   ’05には英を抜いて4位になっているはず・・。日本の二分の一。人口が10倍なので実質日本の1/20。 
・貿易額世界第3位
 ・・・’04 米、独、中、日
・外貨準備高9879億ドル
 ・・・黒字の増加。06.9末 世界一。日本は2位だが、その差は開いている。
・石炭、鉄鋼、セメント生産量世界第1位
 ・・・’04
・エネルギー消費量世界第2位、石油輸入第3位
・WTO(世界貿易機関)加盟
 ・・・01年12月。自由貿易の仲間入り。
・有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げ成功
 ・・・03年。 6号も05年に成功。
・08年:北京五輪予定
・2010年:上海万博予定。

と枚挙に困らないほどいいこと尽くめですが。。。

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by m-morio | 2006-11-22 10:54 | 中国のこと
台湾については時たま新聞報道を眼にします・・・
最近は陳水扁総統の罷免問題とか、夫人の不正だとか程度ですが。。
台湾が抱えている最大の問題は中国との関係ですね。
台湾は独立したいのかどうか(60%の人が、現状維持を望んでいるようですが・・)、もし独立を主張しても中国は全く認める気はないだろう、場合によっては武力行使も辞さない・・・などと言われています。
一方では、中台間の経済交流は益々増大していると言います。

昨夜、この台湾問題の講義を聴講しました。この問題には日米が大きく係っている様子を知りました。話は、1943年のカイロ宣言、1945年のポツタ゜ム宣言にまで遡り、衰えた頭脳では話についていくことさえ難しかったです・・・。

講師は、教育大学の助教授の中国人の方でした。私としては中国人の方の話をおよそ2時間に渡って聞くというのははじめての経験でした。勿論日本語で講義されるのですが、独特のアクセントのせいでしょうか部分的には聞き取りにくい箇所もありました。
かなり早口だったということもありますが。。。

講師は、自分でも言っていましたが、相等理屈っぽい性格のようで受講者からの質問に対し、カナダのケベック州(カナダ最大の州で、一頃独立の気運が高まりました)の例を引き合いに出して口角泡を飛ばして理路整然とまくしたて、あたかも学会の論争の場?と勘違いする雰囲気に・・。質問者も当惑した表情! なんだか先生に叱られているようで・・・と不愉快そう。

・・ま それはそれとしまして、かなり専門的な解釈による講義だった(多少日本の対応に批判的なのかな・・・と感じるところも)のですが、
最後に触れられたことに・・
ああーこの先生もそんなことを考えているのか・・と思ったことがあります。 

それは、民族の独立ということに関して言えば、長期的にはEU(欧州連合)が参考になる。欧州諸国は、国境の行き来も自由になってきている。いずれ自分達は「ヨーロッパ人」であるという意識・主体性が芽生えてくるだろう。

アジアにおいても、例えば「アジア連合」というものが(遠い)将来成立するとするならば、われわれも「アジア人」という意識が生まれるかも・・・
となれば国家の統一ということの概念にも変化が生じてくるだろう。
とのご意見。
この考え方は、以前に書いた「大地の咆哮」の著者も同じことを書いていたことを思い出しました。

                         今秋 の 紅桜公園 で・・
                                     なんの実だろう?
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by m-morio | 2006-11-10 10:20 | 中国のこと
チベットという国はありません。
1959年にダライラマ14世がインドへ亡命した後、中国の一部になっています。
しかし、「中国の一部なんて嫌だ!」との思いはチベット人(「族」と言ったほうが正しいのかも知れませんが)に根強いものがあります。
過去にチベット人の文化、宗教、プライドそして人命がひどく傷つけられ、今でもそれが続いているからです。
例えば言葉一つをとりあげてみても、チベット人が日常話しているのはチベット語ですが、そのチベット語の読み書きができないチベット人が増えているといいます。なぜならば学ぶ機会も使う機会も減っているからです。
チベット自治区の公的機関の上層部の殆どが中国人で、どんな仕事をするにしても中国語が必要なのです。
チベット語は役に立たない・・・と分かっているから中国語の勉強がが優先される。そして中国が意図的に中国人(漢族)をチベットへと移入させているためチベット人の社会的な地位はますます危うくなっています。
多くのチベット人は仏教徒です。仏教の教えや寺院、僧侶を大事にします。ところが中国は、一時期ほぼ全ての寺院を破壊してしまいました。現在でも、僧侶の数を制限し、宗教行事もいろいろと規制されていると言います。僧侶達は「ダライラマを批判せよ」と強制され、拒めば寺を追い出されたり、投獄されたりしています。亡命者に僧侶や尼僧が多いのは、とにかくヒドイ扱いを受けているからなのです。仏教は彼らのより所です。インドやネパールへ行けばチベット語も仏教も勉強できる。即ち、「チベット人として生きられる」・・そんな思いで亡命を図るのです。チベットも一時期「独立」を目指しました。しかし、中国の壁は厚く、ダライラマ14世は独立を諦め「中国という国の枠組みの中でいいから、主体性を そして 人間としての尊厳を認めろ」と訴えています。
f0020352_1420549.jpgこうした事実については、受講した”チベット”に整理しました。 
                      インドの「ダラムサラ」がダライラマ14世がいる都市です。→
チベット チベットの民族融合? ヒマラヤを越える子供たち を参考にしてください。
今再び繰り返しましたのは驚くべきことが新聞に掲載されたからです。

標高5700メートルの氷河上をチベットの尼僧や少年僧ら数十人が黙々と歩いていた。中国側の弾圧を逃れ、ネパールを経由してインドにいるチベット仏教の最高指導者ダライラマ14世に会いに行くためだった。すると、中国の国境警備隊が氷の尾根に現れ、列に向って無慈悲にも発砲した。「パン!パン!」という乾いた音の後、先頭や最後尾の人影が倒れていく。
「なんということだ。彼らは人間をまるでイヌのように撃ち殺している。」

亡命しようとしたチベット僧の列を銃撃するシーンがインターネット上で流され、世界に衝撃を与えている。
この映像は、ある登山家が9月末、中国のチベット自治区とネパールの国境付近、チョーオユ峰のベースキャンプで偶然撮影したもの。中国当局は「引き返すよう説得したが(抵抗したため)発砲した。正当防衛だ」と発表した。だが、映像は無抵抗の子どもを狙撃する様子をはっきりと映し出していた。


私はいま お隣の「中国」という国を知り、理解しようとの意図から本を読んだり、講演を聞いたりしているが、逃げる子供を射殺するような無慈悲な人権感覚、そしてその事実を糊塗しようとする当局の姿はとても理解できない。
いかに いま 経済が急成長 しようとも世界最大の人口を有する大国の将来は暗たんとしているのではなかろうか。
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by m-morio | 2006-10-26 14:31 | 中国のこと
10月は何かと慌ただしい。
市民カレッジの受講が4回ある。2時間の聴講だが、録音してきたものを聞き後日のためにメモを整理する。
更に、今月は「ことば面白噺」という講演を聞いたり、中国に係る講座を受講したりしている。そんなこんなで1週間はあっという間に過ぎて今月も残り少なくなった。

ところで この中国のことだが、日中間の諸問題は新聞等で数多く採り上げられている。
靖国問題、戦後処理問題、油田開発問題、教育問題等 枚挙に暇が無い。
これらの報道を横目で眺めながら、分かっていないなぁというか分からないことが多すぎる とつくづく思う。
先般、「大地の咆哮」という本のことに触れたがその余韻が未だに頭を離れない。
機会があれば 隣の国のことを もっと知っておいてもいいのでは との思いはあった。

折も折、先日、ふと目にした掲示で中国を勉強する講座があることを知り、後先を考えずに申し込みをしてしまった。
主催する団体については全く知識はない。聞いたことすらない。
だが、講師陣が北大等の教授・助教授であったので飛び込んでしまった。5回シリーズで毎回講師は交代する。
現代中国を知る~世界の中の中国と、そこに生きる人々~というタイトルで。。。

1回目は、”今の世界の中の中国と市民社会の動き”を聞いた。
今週は「経済成長はなにをもたらしたのか」だ。
いろいろ知りたいことはある・・・・・
・日本とはスケールが違う、人口や国土 
・農民と都市民の戸籍問題 
・貧富の差 
・経済成長は国民に平等に恩恵にもたらしているのか 
等々興味は尽きない。

あまり手を広げると虻蜂取らずにもなりかねないのだが、短期間の集中講座だ・・・期待通りの講座か否かは分からないが ボケ防止のために。。。。。
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by m-morio | 2006-10-23 09:13 | 中国のこと
昨夜、 サンピアザ劇場 でちょっとした催しが・・・。
チベット難民を支援するグループが主催したものです。
そこで30分ほどの映像が紹介されました。
          Escape over the Himalayas (ヒマラヤを越える子供たち)
というものです。

f0020352_13401093.jpg6000メートル級のヒマラヤを越えて亡命するチベット難民の子供たち5名とその子らをサポートする大人に同行して撮ったドキュメンタリーです。

"チベット"で紹介しましたようにチベットという国はありません。
中国領チベット自治区です。
この自治区から現在も毎年数百人の子供たちが親元を離れ、ヒマラヤ山脈を数週間かけて徒歩で、しかも足元は夏用の運動靴姿で超え、ネパールを経由してあのダライ・ラマ14世がいるインドのダラムサラへと向うのだといいいます。
この逃避行には危険が伴います。
勿論中国の監視の目というのもありますし、厳しい気象条件のため命を落としたり凍傷で手足を失う可能性も・・・・。

では、なぜ彼ら(10歳前後の子供たちです)はこれほどの危険を冒してまでも親元を離れてインドへと向うのでしょうか。
そこには圧迫された民族の厳しい現実がその後押しをしていることは明らかです。

前掲のとおり自治区においては中国語が使われています。仕事を求めるには中国語を習得しなければなりません。
必然的にチベット語を教えなくなってきています。従って、チベット語は廃っていくばかりです。
チベットの文化や歴史を後世に伝えられなくなっているのです。
教育費が極めて高く(意図的らしい)普通の教育すら受けられないのです。
識字率も45%と低く中学校へは7人に1人しか行かず(行けない)という現状です。
また、チベットは仏教徒です。仏教の教えと寺院と僧侶を大事にします。ところが中国側は一時期、殆ど全ての寺院を破壊しました。
現在も僧侶の数を制限し、僧侶達に「ダライ・ラマを批判せよ」と迫り、拒めば投獄されたりしていると言われています。亡命者に僧侶が多いのはこの辺の事情かも知れません。
インドへ行けばチベット語も仏教も勉強できるのです。即ち"チベット人として生きられる"ということです。親達はそんな思いで子供たちを亡命させているのです。

ダライ・ラマはインドで亡命政府を維持し教育にも熱心です。「子ども村」という仕組みを作ってチベット人の子どもの教育に力を入れていて、インド国内に11箇所、14000人が学んでいます。これらの教育費は無料だとか・・。

でも、インドで ばら色の生活 が待っているわけではありません。
特に大人にとって人口の多いインドでやり直すことは難しいのです。
子供たちは学校を終えると、再びチベットへ帰っていく者も少なくないとか・・・インドもまたチベット人が腰を落ち着けられるという社会とは言い切れないようです。

帰国すれば、中国側の対応は極めて苛酷なもので、ここでも投獄も覚悟しなければなりません。
亡命したがために中国語が分からず苦労することにもなります。
更に、悲惨なことにチベット人の女性は13歳になると避妊手術を強制的に受けさせられるとか・・。チベット人を増やさないようにという意図からなのでしょうか。(書物にも書かれていたことではありますが、今回改めて日本人僧侶の話にでてきました)
過日(7月1日)の鉄道敷設は今後このチベットにどんな変化をもたらすのでしょうか。

この映像で、逃避行でインドに着いた15歳の僧が語った言葉が印象的です。
    "初めは中国を憎みました、でも同じ人間だと思うと同情を覚えます"・・・。

もしこの映像をご覧になりたい方、DVDが手元にあります。
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by m-morio | 2006-07-16 13:50 | 中国のこと
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今朝の朝刊にこのような記事が掲載されました。
チベットの話題が新聞に載るのは久しぶりのような気がします。

鉄道敷設側は、「チベット自治区の経済発展に大きく貢献する」「生態系への影響はない」と断言している。 
                   影響が無い訳がないでしょう
・・と私が声を大にしても どうにかなる問題ではありませんが。
どこかの国でも似たようなことはありますから。

記事に
「中国政府には、自治区の経済振興や人的交流の活発化によって民俗融合を図り、根強い独立運動を押さえ込む狙いがある」
・・・と記しています。

記事にあるように確かに抵抗運動を押さえ込もうとする意図はミエミエです。
”独立運動”という表現がありますが、既に独立には拘っていないようなんですが・・・
先日「チベット」で触れましたように、私には「民族浄化」が更に前進してしまうのか・・・と感じられてなりません。


チベット民族 はどうなっていくのだろう・・・
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by m-morio | 2006-06-30 14:11 | 中国のこと