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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

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藤沢周平著「又蔵の火」に表題作を含めて5作品が収録されています。
これらの作品の主人公たちは、いずれも
なんともやるせない“暗い”宿命のようなものに背中を押されて生き、あるいは死ぬ。

貧乏は辛いもの。貧乏故に悪への道へ、蟻地獄のごとく待ち構えている極道の罠へずるずると転落していく。

藤沢作品にはこんな暗い色調のものが多い。

著者自身
「私の中に、書くことでしか表現できない暗い情念があって、作品は形こそ違え、いずれもその暗い情念が生み落としたものだからであろう。読む人に勇気や生きる知恵をあたえたり、快活で明るい世界をひらいてみせる小説が正のロマンだとすれば、ここに集めた小説は負のロマンというしかない。」
とあとがきに書いている。

木曽路を落日が灼(や)いている。
6月の荒々しい光は、御嶽(おんたけ)の黒い肩口を滑って、その前面にひしめく山々の頂きを斜めに掠(かす)め、谷をへだてて東の空にそびえる木曽駒ケ岳に突き刺さっていた。だが谷の底を這う街道には、すでに力ない反射光が落ちかかるだけで、繁りあう樹の葉、道に押し出した巨大な岩かげのあたりは、もう暮色が漂いはじめている。

という書き出しで始まる短編は、漆塗り職人から渡世人に身を落とした男の生き様を書いた小説です。

でも、じっくりと読み進むと、その根底に何ともいえない温かみ=人肌の温もりがあります。
この書き出しは、渡世人の末路を綴る内容がこれから展開するとは思いもよらないほど穏やかな夕暮れの情景を思い起こさせます。

(「又蔵の火」の「帰郷」文春文庫 直木賞受賞の「暗殺の年輪」に次ぐ二冊目の作品集。)
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by m-morio | 2008-01-31 15:52 | | Comments(0)
「電子マネー」なるものが普及しつつある。
私には、まだ仕組みなどが理解できていないが、その発行枚数が急増しているのだとか。
あるアンケート調査によると、いろいろな不満やら問題もあるらしい。
「使える店舗が少ない」「ポイントが貯まる率が低い」などである。
さらには
「ポイント交換できる企業が少ない」「ポイントの付かない加盟店や商品が多い」といったポイント面の不満が多いのだそうである。

そこで頭に浮かぶのが「ポイントカード」だ。
世は正に「ポイントカード」の時代といっていい。このカードの発行も急拡大している。それに伴って、ポイント発行額も多額となっていて、例えば、家電量販店では売り上げの6%ほどを占めていると聞いたことがある。

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by m-morio | 2008-01-26 18:39 | 日々雑感 | Comments(0)
「紙copy」
というのをご存知でしょうか。
以前にも一度このblogでご紹介したことがありますが 「各種の情報やデーター」を保存管理するソフトで、あまり高度なことを期待しないす向きには手ごろなソフトです。。
例えば、毎日のWeb新聞から必要な箇所をドラッグするだけで情報をストックできますし、PDFに落とした情報もストックできます。

このたび この「紙copy」が フリーソフトなどをダウンロードできるVectorから

『第10回ベクタープロレジ大賞』・・・インターネット部門賞
を受賞したとのメールが流れてきました。

この「紙copy」は
・データの整理が楽に出来る
・インターネットのページを保存しておいて、いつでもみれる
・保存したページの簡単な加工ができる
・自分なりに情報を整理する事が出来る
・写真、画像も取り込める

なとのことができます。

私は ときどきトラブルにぶつかりながらも 重宝しています。

「受賞記念特価セール」をやるとか 2,008円(2、625円のところ)

一度 紙copy  のサイトを訪問してみてはいかがでしょうか。
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by m-morio | 2008-01-25 19:12 | 日々雑感 | Comments(0)
さいたま市に住む義妹が法事で来札し、市内を移動中に地下鉄構内で転んで膝(のお皿)を骨折(4片に割れましたが、医者は「粉砕」と表現したそうです)し入院してしまいました。
月曜日に入院、昨日が手術、もう今日からリハビリが始まりました。
家内が2年前に骨折で入院したのと同じ病院です。

靴の底に雪をつけたまま、地下鉄の構内を大して注意もせずに闊歩したのでしょう、つるりと滑って膝を強打したとのことです。

そこで教訓を2つ

その1
冬道は滑ります。特に、今年のように雪が少なく寒い年は。
当然、市民の皆さんは細心の注意を払って歩きます。
ところが案外と無防備なのがビルや地下鉄などの出入り口です。
つるつるの道から一歩踏み込んで、緊張が解ける瞬間なのです。
今回のように雪がついた靴で歩くと往々にして滑ります。  
結構危険なんですよ。

その2
義妹は転倒後直ぐに(もう一人の)義妹に自分で電話を入れたらしい。
結果として”救急車”を呼んだのですが、これは正解。
病院側は救急車の患者を優先します。
救急隊員は怪我の様子を要領よく病院側に伝えますから、すぐレントゲン・診察と進めてくれます。

これが(家内の場合のように)車で乗りつけ受付を通すと、初診のためいろいろ書かされ、交通事故ですか・仕事上の怪我ではありませんかなども聞かれ、そのあと看護士のヒアリングがあり、かなり待たされてからの診察ということになります。
この間、けが人は激痛に耐えながら脂汗を流すことになります。
だから”救急車”が正解です。

家内の場合は手首の骨折でしたから歩くことが出来ましたが、義妹の場合は足です。
けが人を自家用車に乗せるという作業はかなり困難なはずですから。

とにかく、手術が成功しほっと一息ついています。

本人曰く

札幌の人たちはみんな親切だったぁ!!

転んだときは、地下鉄の利用客が
「だいじょうぶですか」「なにかお手伝いできることありますか」「(地下鉄の)係りの人を呼びましょうか」
と声をかけてくれたとのこと。

地下鉄の職員の方も親切だったし、救急隊員の方たちも搬送する病院を決めるのに(もう一人の)義妹のところと電話で打合せしたり、病院側のOKをとったあとも再度(入院先の)報告をしてくれるなど至れり尽くせりだったようです。
さらに、病院も即座に搬入を了承してくれ、院内での対応もすこぶる良いので安心して治療に専念できる・・・とホット胸をなでおろしています。

事故は仕方が無いとして、札幌には友達も多いし、何にもまして姉達がいるという安心感が今彼女の救いです。
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by m-morio | 2008-01-23 19:04 | 日々雑感 | Comments(0)
時代小説を読んでいて常々思うことがあります。

「ここに書かれている事柄は“史実”に基づいているのだろうか」
「どこまでが事実なのだろうか」

・・・ということです。
その辺の区別を(ある程度)付けておかないと妙な(誤った)知識を身に付けることになるからです・・といっても、最近はだいたいすぐ忘れてしまいますが。
勿論、小説ですから全てが事実ではない。登場人物も創作されたものであることが多い。作り話なのです。架空のお話なのですね。

 ある作家は、現代社会における凶悪事件を題材にし、これを江戸時代に置き換えて小説として作り上げることがあるという話を聴いたことがあります。

“架空”という意味合いで想いだすのが、作家藤沢周平です。
藤沢作品の舞台として度々登場する「海坂藩(うなさかはん)」は架空の藩名です。
江戸から北へ百二十里、三方を山に囲まれ、北は海に臨む地にある酒井家庄内藩、現在の山形県鶴岡市を基にしていると言われています。
この藩に住む市井の住民のつましい生活ぶり、喜怒哀楽、下級藩士の忠誠の様などをこの藩を舞台に描いています。従って、登場人物もそれなりに架空の人物ということにはなるのでしょう。このことを知っていて読むかどうかで心への響きが違ってくるような気がします。

篤姫の本 (「天璋院篤姫」宮尾 登美子著) 読了しました。
f0020352_1974322.jpgたまたまNHK・TVの“その時歴史が動いた”の再放送を目にしました。   天璋院の肖像画 →
“大奥 華にも意地あり“~江戸城無血開城・天璋院篤姫~
 です。
この番組は、あのNHKの“殿”「松平」アナが道案内していますが、久々にチャンネルを合わせました。

小説とTVの内容に若干の差があり戸惑ってしまいました。

このアンコール放映は篤姫の一面(特に、後半生)を43分間に圧縮して掘り下げています。
ぼんやりとTVを聞いていて、何が引っかかったかといいますと(随分些細なこと・・とおっしゃる向きもありましょうが)例示してみます。

・「大奥千人」というナレーションに あれっ と反応してしまいました。
小説では「三千人」と書かれています。説はいろいろあるらしいです。NHKの場合は、江戸中期に残された「女中分限帳」(大奥女性の名簿)の分析などから類推して千人としたとの解説があります。(残念ながら、小説にはそこまでの説明はありませんが三千人との説もあるのでしょう)
・・・・・大奥の頂点を極めた篤姫がこれらの女性を統括してきたその心労は筆舌につくせないものがあったようですね。

・和宮の夫(徳川)家茂(いえもち)の死後、和宮の帰郷に関して、TVでは、実兄である孝明天皇が京都に帰ってくるように動いたように語られていましたが、小説では逆で「和宮がしきりに兄に“戻らせてほしい”と懇願したとのニュアンスです。
この辺りが、天璋院と“和宮”との軋轢が決定的になる要因ともなっています。
小説では、この両者の関係は最後まで水と油の関係であったとの記載に終始しています。(TVの一場面では、和宮の一仕草を天璋院が慈愛のまなざしで観るというシーンを映しだしていましたが、確かに瞬間的には天璋院の心を和ます場面もあったようではありますが・・。)

・TVを観てから、少し時間が経ちましたので細かな言い回しは忘れてしまいましたが、
夫(徳川)家定は「年にしては子供のようで・・・」(史書「安静記事」から意訳したとのこと)と・・・。
将軍はその時すでに30歳を超えていたはず。
小説では「病弱で、癇癪もちで政務を司るにはあまりにも不適な体力、性格であった」としています。

あれやこれらと考えているうちに「感想文」を書く気が失せてしまいました。

史実を解きほぐすのがNHKのこの番組であり、作られた小説・物語の類は、諸説がある中でどの説に拠るか(NHKの場合は、例えば「西郷隆盛の書簡」から・・・という注釈などがある)によってニュアンスが変わってくるということでしょう。
以前の「功名が辻」でもそのことはいえました。

作家も、時代考証を重ねて筆を執るのでしょうから「根拠」や「出所」などを添えてもらうと“ふむふむ 諸説があるんだなっ” と納得して読み進むことができるのですが。
逆に、これだけ著者が調べたんだよ・・・と言わんばかりにその根拠をくどくどと挿入してあるとうんざりすることも多々ありますが。

「小説」などから得た知識を、いたずらに周囲に振り回すと失笑を買う場合があるということでしょうね。
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by m-morio | 2008-01-22 19:21 | | Comments(0)
先日、「一人の少女の死」のことに触れました。

このお話の後日談があります。
少女にまつわる更に詳しい事情・背景が載っていますのでご紹介します。

涙を誘った美談「捨て子の少女の死」の背景
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by m-morio | 2008-01-15 12:47 | 中国のこと | Comments(0)
福岡のIさん宅から“みかん”が届きました。
果汁も甘みもたっぷりの“みかん”です。 
この“みかん”はご自宅の庭で収穫されたものでおおよそ隔年ごとに豊作になるのだそうです。
もちろん無農薬で新鮮そのものです。

先ほどお礼の電話を差し上げましたら、奥様が「名前が分からないので・・」とおっしゃっていました。
何気なく(頂いたのか購入されたのか分かりませんが)植えられたものが何時からか実を付けるようになり、遠く離れた札幌の我が家にその香りが届くのは事のほか嬉しいことです。

香りもいいので、皮をお風呂に入れるのもいいですよ・・・とのこと。

ご主人にもお礼を・・と思いましたら、庭で水遣りをされているとか。  “水遣り”ですよ!

雪が少ない札幌ですが、今日も気温はプラスにはならないでしょう。
たっくんが坂を作って遊んだ駐車場も殆ど雪がありません。

今更ながら札幌との距離を感じました。
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早速、仏壇にお供えしました
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by m-morio | 2008-01-15 12:37 | 携帯日記 | Comments(0)
たっくんから写真が届きました。・・・無断公開します・・・017.giff0020352_16254017.jpg
年末のほぼ2ヶ月間にわたって、住んでいる 町家 の改装工事をしています。

これに先立って、京都に町家保存会(?)のような方が居て、無料で建物の診断をしてくれるのでお願いしたらしいです。
100年も前に自らの商売のために建てられた建物なのですが、未だしっかりしたものとのお墨付きを貰ったとか。
(断片的に聞いた話を書いていますので少々ちがうところがあるのかも・・・。)

2階の屋根部分や床の改装、たっくんのためのロフトの増設、1階の床暖と壁塗りなどなど。
ロフトははしごで登り、降りるときは棒に捕まって滑り降りれるようになっています。

まだ、完了していなくてこの連休も(工事費節約のため、自分たちが手ずからやっている)壁塗りに精を出しています。

たっくんは こういう作業が大好きなようで 張り切ってお手伝いを楽しんでいます。
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by m-morio | 2008-01-14 16:34 | たっくん | Comments(0)
日経ビジネス NBonline に 
           「2007年記事別 年間総合ランキング ベスト30」
というのが載っています。

2007年1月1日から12月21日までに、日経ビジネスオンラインに掲載されたすべての記事からアクセス数が多かった記事のベスト30です。

その第1位になったのが
【宋文洲の傍目八目】  捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと
です。

1996年11月の四川省の寒村。若い未婚の男性農夫が草むらに捨てられた女の子の赤ちゃんに気づきました。赤ちゃんを育てるのは、貧乏な彼にとって重い負担。そう考える彼は何回も赤ちゃんを抱き上げては下ろし、立ち去ってはまた戻りました。最後、彼は命が尽きそうな赤ちゃんに呟きました。
              「私と同じ、貧しい食事を食べてもいいかい」と。


一読をお勧めします。
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by m-morio | 2008-01-13 11:24 | 中国のこと | Comments(0)
新聞で紹介されていましたので観にいってきました。
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大きな ダリア です

高さが4mくらい   花は10センチほど

ダリア インペリアリス Dahlia imperialis 和名は、キダチダリア というのだそうです

別名は、学名の「imperialis=皇帝の」から、皇帝ダリア

キダチは、漢字で書くと「木立」で、茎が木質化して樹のようになることからつけられたとか

2003年4月に、京都府立植物園から挿し芽でもらったもので、2005年までは毎年咲いていたのですが、去年は温度が足りなくて花が咲かなかったそうです

メキシコ原産なので、元々寒さには弱く、北海道では越冬は無理
温室だからこそ育てられるのでしょう

           札幌では珍しい花でした      百合が原公園にて
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by m-morio | 2008-01-13 10:39 | 日々雑感 | Comments(0)