ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

<   2008年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

恩師 山中熊一先生が8月上旬にご逝去された。
葬儀はご本人のご意向で親族だけで執り行われ、そのお知らせは地方紙にのみ掲載されたとのこと。・・・最近届いた友人からの便りで知った。
先生には網走小学校5,6年生の担任時代から60年を超えるご厚誼をいただいた。本当に長いお付き合いをさせていただいたことになる。

◇先生は、教職時代を経て、ご退職後は民生委員など地域に密着した多忙な日々を送られていた。一方、私も仕事に追われかつ頻繁な転勤で北見にはなかなかご縁がなかったこともあり、お付き合いも年賀状と時折認める書状に限られ、卒業後お会いできたのは僅か2回という少なさであった。
今振り返ってみると、時間などその気になればいくらでも作ることが出来ただろうに・・・と思わずにはいられない。

◇実は、網走、北見地区在住の同級生は折に触れ会合を持っていたらしいのだが、私の父親が転勤族であった関係で網走には数年しか滞在していなかったこと、私もサラリーマン生活をしていたことなどから、やはり地元の人たちと同じように・・・というわけにはいかなかったのである。
と言うわけで2回ということになってしまった。

◇50年ぶりにお会いしたときの感激や、夜を徹してお話したことを今懐かしく思い起こす。私たちも相応に年をとったが、そのときの先生は細身のお体で、血色も良く元気そのもので、ああ、良い日々を送られているなぁ・・と感じたものである。
そのとき、何か記念になるものを・・・と先生のお手を煩わせて認めていただいたのがこの色紙である。大事な思い出の品となった。

◇最後にお会いしたのは米寿のお祝いをさせていただいたときである。
この時、先生は既に肺がんを患われており、入院加療中だったにもかかわらず医師の許しを得て私たちと祝宴を囲まれ、お酒も、タバコも口にされ・・・大丈夫、だいじょうぶ!!と言いながら・・・周りの者をひやひやさせていた。
気持ちの強い先生は、その後退院され、投薬などを拒否され、趣味の囲碁に没頭し、”90歳までは生き抜く”とおっしゃっていた通り享年90歳で帰らぬ人となられた。

◇生前、いろいろな活動をされる一方で時々新聞に随想を投稿されていた。
その写しを数通頂き手元に残っている。先生から手渡されたものである。

その中の一通
・・・79歳の時の 随想: 「老いを生きる~充実感を生きがいに~」
の冒頭に

 
私は今、老いの道を静かに歩んでいる。速度も姿勢もいつも変わらない歩みである。この道は起伏のない極めて平坦な道である。歩きにくい砂利道でなく、悪路の泥道に足をとられるような不安もない。(中略)何の苦痛や困難も感ぜずに同じテンポを繰り返しながら、来る日も来る日も変わらぬ道(生活)を歩んでいる。

・・と記されている。
晩年、いかに穏やかな日々を送られていたかを彷彿とさせる。

先生の教えに「精一杯生きよ」という言葉が。。。

たった一度の人生で、世界に一人しか存在しない自分、年齢や死のことをくよくよ考えたって仕様がない。
それよりも悔いの無い人生を送りなさい。残された余命がどうであろうと、人間としてよりよく生きよう。


自分の過ぎ去った人生を振り返ったとき、「悔い」は多々ある。
でも、先生がおっしゃるように "今" をいかに有意義に過ごすかが大事なのであろう。

「精一杯に生きる」とはどんな生き方なのだろうか。
今更、大それた目標を持つのもしんどい話である。

好きなことに夢中になり趣味に没頭することで、今日一日楽しかったとの思いで過ごすのもいいだろう。
ささやかなボランティアに心に安らぎと潤いを持つこともよい過ごし方なのかも知れない。
それらのことを通して、満足感や充実感を持つことが生きがいと明日に生きる希望につながる・・・と信じて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やはり年ですね。
ご逝去の報に接しこんなことを考えているここ数日です。
もう先生を囲んでの団欒は適わぬこととなりましたが、卒業時の6年2組の有志の皆さんとはまた機会を作って歓談したいものと願っていますが、なにぶんにも私たちも古希目前の年齢になっています。

少し急がねば時期を逸してしまいそうです。

山中熊一先生 の ご冥福をお祈りします。

f0020352_992899.jpg

[PR]
by m-morio | 2008-09-25 09:37 | 日々雑感 | Comments(0)
エプソンのプリンターが不調で、特に写真の印刷は筋が入って使い物にならない状態になりました。
ヘットクリーニングしてもダメ。(蛇足ですが、このクリーニングをやるとかなりインクを消耗します)

3年使っているのでそろそろメンテも必要な時期。
A4までの対応の顔料系インクタイプで、印刷は綺麗だし気に入っています。
(ただ、インクのカートリッジは泣きたくなるほど高い。それだけは難点ですが)
さて、エプソンでは「ドアtoドア サービス」という仕組みがあってこれが非常に便利だった。

一抱えもあるプリンターで大きさの割にはずっしりと重たいので自分で梱包して送るのも、販売店に持ち込むのも大変なのだが、引き取りに来てくれてその場で梱包もしてくれる。
これで往復¥1,500+税とはなんともリーズナブルである。

メールで依頼し不具合の状態を連絡すると指定日に集荷してくれた。
出荷後、1週間で戻ってきた。修理代もその場で代引きだったので面倒なことは一切無し。

原因は、ヘッドの目詰まりのため印刷不良が発生したとのこと。セットして試し印刷の結果はもちろん良好!

なんともアフターサービスとはかくあるべし、という見本のような対応で満足。
やりますなあ、エプソンさん。

・・・・・って誉めたのは
なんと使用中のインクカートリッジ8色すべてが新品に入れ替えられているではないか。
8色全部ですよ。○○カメラの店頭価格1本1000円のものです。8000円分・・・
うーん! 修理代と配送料で5775円だったのですごく得してしまいました。
ありがとう エプソンさーん!!
f0020352_9553242.jpg

[PR]
by m-morio | 2008-09-24 09:56 | 日々雑感 | Comments(0)
今晩は紀伊半島に台風が上陸するとの予報ですが、明日の札幌の上空には高気圧が張り出し、快晴が期待できそうです。
昨日訪れた果樹園のご主人はもっと気温が下がってくれると、ぶどうにもグット甘みが乗るんだけどねぇ・・・と話していました。

そんな時期に我がマンションはこんな状態になっています。ミイラ状態です。 写真↓
f0020352_18464227.jpg


初めての大規模修繕に着手しました。
暑さを避けてお盆過ぎから・・・と計画したのですが思いのほか気温が高いので室内にいると大変です。
外部はネットで覆われ、その内側に作業用の足場を組んでいます。作業員さんが頻繁にその足場を往来します。
だから、レースのカーテンを下ろしていますので、暗いし、蒸し暑いし、鬱陶しいです。逃げ出したくなりますよ。
工事の進捗状況に合わせて、日によっては換気扇も閉じなければならないこともあります。
一番困っているのが「網戸」を外したことです。壁面の塗り替えにはどうしてもこの網戸が邪魔になるので10月一杯まで取り付け不能な状態になりそうです。
工事は、音が出る、臭いがする、埃が出るなどいろいろです。
一日の作業が終わる夕方5過ぎ以降にやっと窓を開けられるのですが、虫が入りますので窓を全開というわけにいきません。

工事の方は、工事監理を委託している設計事務所がこまめにチェックしてくれていますので安心です。 
偉そうに(笑)業者との定期打合せの場に同席してみました。
工事の細かな話は余り理解できません。専門用語が飛び交いますので・・・。
そこに口を挟もうとも思いませんが。。。。。。

打合せの様子を聞いていますと、建築士さんはなかなか厳しい注文出しています
・・・「雨は上からばかり降るんじゃないよ。。。下からだって降るんだからっ」
とやっています。 もっと細心の注意を払って対処せよ!!と言っているようです。

今年の北海道は少し異常です・・・。9月半ばを過ぎても、残暑が続いています。
昨日も全道的に気温が上がって、小樽で30度と真夏日を記録しました。札幌は28度。

大雪山系の旭岳では紅葉し始めた葉が暑さで枯れるなど、暖かい秋は、各地に「異変」をもたらしています。
ただ、23日ごろから、北海道上空に寒気が入ってくるため、残暑もこの日まで。
24日ごろから約1週間、全道で気温が平年より「かなり低くなる」と予想されており、農作物への影響が心配です。

とにかく早く涼しくなってくれないと・・・

もっとも 室内の鬱陶しさ は11月まで続きますが。。。。。
[PR]
by m-morio | 2008-09-19 19:01 | 日々雑感 | Comments(0)
台風が近づいているらしいのですが・・・・・札幌は良い天気が続いています。
日中の気温も23~25度程度で 例年よりも暖かいようです。

またまた 9月からカレッジに通っています。 
いつもの「現代史」ではありません。
"箱館"にまつわる人物伝です。
6週にわたって6人の人物が登場してくることになっています。
3人が登場しましたので、あと3週です。それぞれの人物が微妙に係ってくるらしいので一人一人を採り上げて書くのは差し控えます。
この講座が終わりましたら整理してみようと思います。

◇今日、こんな案内を目にしました。
日本映画名作祭2008」 

作品は 「西鶴一代女」 「雨月物語」 「山椒大夫」 「近松物語」の四作で、いずれも1952~54年(昭和27~29年)の作品です。
10月31日(金)と11月1日(土)に1日に四作を上映されます。
一日に四作はキツイ方は二日でどうぞ。。。
1作品500円です。
詳しくは上記のHPをご覧ください。
[PR]
by m-morio | 2008-09-16 18:58 | 市民カレッジ | Comments(0)
北京五輪が終わった。まだ、一月も経っていないのに随分以前のことのように思われる。

これほど話題を提供した五輪も珍しい。
中国国内ではいろいろなことが起こったが、それらへの対応は”力づく”との印象を拭えない。
事実、国家は五輪中の非常事態に最終手段を動員する用意もしていたという。

年明け早々のギョウザ事件、聖火リレーへの妨害とチベットでの人権抑圧など、どれも中国に対する悪い印象を持つような報道ばかりである。マスコミを通じて受け取る中国のイメージは、経済主義に走る人々、農村から大都会に出ては来たが住むところもない人々、人権無視の一党独裁体制・・・・・どれをとってもワンパターンである。
・・・との思いから開かれた講演を聴いた。
講師は、思想史研究家の 孫 花(そん か)さん(女性)で 演目は「中国を視る目、日本を視る目」。
五輪最終日の2日前のことだった。その一部をピックアップしてみる。

五輪期間中の中国から中国社会を理解しようとするのは意味が無い。それは、同時多発テロ直後の米国と同じ状況なのだから。
むしろ、中国に蓄積された社会的なパワーがどうやって持続的に中国の政治システムに浸透していくか、北京五輪後の中国における「中国式民主主義」の発展に、注目している。
四川大地震の救援活動は単なるボランティアではなく、市民が行政を監視するシステムでもある。
ボランティアは、被災地で、政府の官僚たちがきちんと支援に取り組んでいるかを見ていた。現在、このシステムを持続しようと提案されている。


農村建設運動を進めるグループにも注目している。
外国人が目にする発展した少数の都市の風景は、中国が抱える問題の肝心な部分を代表してはいない。中国は巨大な農村人口を抱えており、主要な問題は農村にある。今年初めのギョーザ事件も、農村建設運動とのつながりがある。中国社会でも食品の安全は非常に深刻な問題で、日本では知られていないが、中国の消費者は「安全食運動」を進めている。安全な農産物を育てる農家と、農産物を買って農家を支援する消費者とのネットワークである。
 さらに都市部では、出稼ぎ農民と都市住民が連帯し、農村の女性の権利を守るグループも活動している。


 
中国の庶民を「圧政のかわいそうな被害者」ととらえるのは事実と異なる。社会問題も民主主義システムの問題も中国には存在する。ただ、それらの問題に対し、普通の人々が政治的、社会的に奮闘することで、中国社会は変わってきた。
 反体制運動や民主化運動のように鮮やかさはないが、中国を変える力はここにある・・・と希望を込めて考える。


更に、チベットに代表される民族問題について
 五輪の聖火リレーを囲んだ真っ赤な中国国旗のような、一食に染まる議論ではなく、多様な意見が出されている。中国では、アジアの連帯を考える前に、中国の中で多様な立場の人の連帯を考えなければならない。私は、民族をめぐる議論がさらに展開し、いろいろな民族が率直に対話する社会的な雰囲気が民族の力で作られることを期待している。


・・と述べられた。

冒頭に触れたように日本での中国を視る目はワンパターンとの指摘があるが、一面ではやむを得ないのではないか。
我々が目にし、耳にする情報は(一般の人々には)メディアを通してしか入ってこないのである。
そのメデイアは、センセーショナルな事件などをあえて取り上げるからその陰に隠れる地道な活動の様子が伝わってこない。
ましてや、中国においては”報道が統制”されている。極論すれば、都合の悪い情報は握りつぶされるのである。

主張されるように「地震発生時のボランティア」は草の根運動のように地道な活動へと発展し、将来大きな成果に結びつくのかも知れないが、そのような情報は現状ではなかなか我々の眼に、耳には届かないのである。

民族問題ばかりではなくあらゆる方面において「率直に対話する雰囲気が民衆の力で作られる」のを期待したい。
揚げ足とりのような報道ばかりを垂れ流されるといつまでも事実を理解できず、相互の理解は深まらないのだから。
[PR]
by m-morio | 2008-09-08 18:42 | 中国のこと | Comments(0)