ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

<   2010年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧

■「核なき世界」は可能か?→「核兵器なき世界」

講座最終回のテーマである。

まず、この「核なき」という表現について、講師から「核なき」とは全ての核をなくすという意味だろうか?との問いかけがあった。
あれっ! 私は、頭から「核兵器なき」という趣旨と受け止めていたので・・・。
報道でもまちまちな表現をしているようだ。
プラハでのオバマ演説の原文で確認すると “nuclea weapon” とあるので「核兵器」と表示するのがベターのようである。
米国大使館のHP(和訳)にも「核兵器なき世界」と表記されているので、今後はその様に記載することにする。f0020352_14445967.jpg

「原発は必要か?」との問いかけと同様にこれも難問である。
簡単にYes、Noでは答えられない。
オバマ演説から間もなく1年になろうとしている。
米国内では医療保険の国民皆保険制度の導入が議会を通過し、オバマ大統領もほっとしていることだろう。
「核問題」はこれから本格的に取り組んでいくのだろうが、その推移を見守りながら、いろいろな疑問・問題・話題を列記して本稿を終えることにする。

ご参考:
核の問題 1 主な条約等の説明
核の問題 2 北朝鮮の動向
核の問題 3 イランの動向
核の問題 4 イスラエルの動向
核の問題 5 雑談
核の問題 6 原発の基礎知識
核の問題 7 原子力発電 その1
核の問題 8 プルサーマルの仕組み
核の問題 9 原子力発電 その2

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-27 14:49 | 市民カレッジ | Comments(0)
原子力発電・・・その2

 前回、「もんじゅ」に触れた。23日の報道によると、地元との話し合いに手間取っている。
地元の知事は「担当大臣が挨拶に来てから判断する」・・・という。副大臣ではダメらしい。
今年度中の再開は難しくなっている。

◇プルサーマル
「核燃料サイクル」は、最終的には取り出したプルトニウムを高速増殖炉で繰り返し使うことを目指しているが、高速増殖炉ではなく、一般の原発にウランとともに使う方式を 「プルサーマル」 と呼んでいる。
プルサーマルも高速増殖炉と並んで核燃料サイクルのかなめとされていて、既に九州電力の玄海原発に続いて伊方原発でも実施されている。

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-23 14:23 | 市民カレッジ | Comments(0)
後で触れることになるので前もってプルサーマルのことを載せておく。
f0020352_14531696.jpg

プルサーマルの仕組み
(08.04.19道新)・・北電泊原発の場合・・

1 プルサーマル
  「プルトニウム」と「サーマルリアクター(軽水炉)」から作られた言葉。
 原発の使用済み核燃料に再処理を施してプルトニウムを取り出し、ウランとの混合酸化物(MOX)燃料に加工して、再び燃料として使う発電方式のこと。

2 利点
 原発燃料の一部をMOX燃料に置き換えることで、貴重な天然資源ウランを節約できる。
 プルトニウムは核兵器に転用も可能な物質。プルサーマルでプルトニウムの消費を促進すれば核不拡散にもつながると電力業界は説明。

3 海外では
 1960年代以降、フランス、ドイツ、スイスなど十カ国でMOX燃料が使われている。

4 危険性は
 国は、「MOX燃料の使用割合が原発炉心全体の三分の一以下であれば、現行のウラン燃料と同じ安全性を保てる」と説明している。北電の場合は、使用割合を四分の一以下にする考えだ。
一方で
①核分裂を加減する制御棒の効きが悪くなり危険
②燃やした後のMOX燃料の処理方法が決まっていない

などという批判もある。
[PR]
by m-morio | 2010-03-22 14:56 | 市民カレッジ | Comments(0)
■原子力発電・・・その1

◇原発は必要なのか?
この問いかけには、賛否両論がある。
とても簡単に整理できる問題ではない。
賛成論・反対論は枚挙に暇が無い。
今、追い風としては、二酸化炭素の排出量がゼロであるとか、地球温暖化防止対策に有効だとか、化石燃料の石油や天然ガス資源には限りがあって近い将来(と言っても、50年、100年先を見越してのことだが)枯渇することが目に見えているのだから原発は必要なのだと語る。

一方、放射能汚染の危険性がある、放射性廃棄物処理の問題が解決されていないと反対の声を上げるのである。
特に、原発が所在する道県、市町村においては神経を尖らせている。
ここで、この問題の是非を突き詰めていくことは現状不可能に近い。
双方の意見は交わるところが見つからないからである。
この後、原発に関わる諸問題に触れながら皆さんと一緒に考えていきたい。

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-21 15:32 | 市民カレッジ | Comments(0)
閑話休題
遊んではいられない。先を急ぐことにする。

◆原発の基礎知識
恥ずかしながら、私の理解能力を超えることに首を突っ込んでいます。
「核」の問題です。何度も触れていますように、核兵器のこと、核の平和利用のこと、核の拡散のことなどなどです。
今、直面している難題は文系の思考能力しかない私にとっては極め付きに難しいことなのです。
何が?
「原子」の仕組みといいましょうか、「核分裂の仕組み」が理解できないのです。
核の平和利用に話が及ぶと、避けて通れないのが「原発=原子力発電」のこと。
この原発の仕組みを理解していないと「軽水炉」とか「高速増殖炉」といったことが理解できません。
講義の資料やインターネットで調べては見るものの、いくら読んでもすんなりと頭に入ってきません。
でも、今後のことを考えると放置もできないのです。

思い悩んだ末、とにかく解らないままにここに書きとめておいて、後日何回も繰り返し振り返ってみることにしようと心に決めました。
ただし、前記のように化学・科学関係の知識はゼロに近い。
記録=転記したことが正確か否かさえ定かでないのです。
間違いがありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-20 12:19 | 市民カレッジ | Comments(0)
写真は「生涯学習センター”ちえりあ”→
f0020352_10324837.jpg
ちょっと小休止してムダ話を。。。
講座では、いつも感想やら質問・意見を提出できる仕組みになっています。(自由ですが)
手を挙げて質問してもいいのですが、事によっては
「いまさら聞くのも憚られる」
ということもあるのでこの仕組みは便利です。ただし、講師が全てに回答してくれるとは限りませんが。

先日、講師曰く
「前置きが長すぎる。早く本題に入るべし」との意見が寄せられたとか。
さらに、1週間後には
「前置き・雑談大いに結構。そうした話題の中に楽しさがあり、思いがけない話題を提供されるのだから」
という意見もあったとかで、講師を感激させていました。

「前置きが長い」というのは、当然というかやむを得ないのです。
前回に提出された質問・要望などの中から一つ二つについて回答するだけでもそれなりの時間がかかるのですから。
大学の講義ではないのですから、流れの中で話題が脱線したところで何の支障もないと私は受け止めています。

私も時々質問を書きます。
これまでに5回ほど取り上げていただいたように思います。
これはかなりの確率ですよ。
先日も質問を出しました。
書きながら、これを講師が取り上げてくれる確率は80~90%はあるという妙な確信(ニヤニヤしながら・・)がありました。
18日の講義の日は、密かに楽しみにしていましたら、“当たり”でした。
講師の熱弁を聞くことが出来たのです。

もう5年近くもこの「現代史」の講座を受講していますと、講師の人となりがある程度読めるようになってきたからでしょうか。的中?しましたね。
講師の肩書きは“地中海文化研究家”とかかれています。
私は途中からの受講ですから、最初の講座の時にでも経歴が披露されたのかも知れません。
これまでの言葉の端はしから推し量ると大学で教えていたのかなぁと感じることもあります。
また、世界各国を旅してまわったようでもあります。
あ~ 脱線ですね。

私が何を質問したのか?
前の講義で、イランの核保有にからんで、敵対するイスラエルやそれを支援する米国について触れられたことに関連して
「米国がユダヤ民族のイスラエルを支援する理由は何か?」
というものでした。
講師はパレスチナ問題に造詣が深いことを承知しているので意識的にこの質問をぶっつけてみました。
その回答については別の機会に譲ることにしますが、正に熱弁を振るうこと20分に及びました。
一つの質問に費やす時間としては長いのかも知れません。
でも、質問者の私は、その話を満足して聞かせてもらいました。

今、取り上げられている題材が「核の問題」で、講師は必ずしも得意な分野でないと感じています。
私同様(失礼!)化学反応のことになると言葉がつまるところもあります。
でもその熱心さは十分に伝わってきます。

一対一でお話したことはありません。
先日、図書室でお会いしましたら
「いつも受講していただきありがとうございます」
という丁寧なご挨拶をいただき恐縮しました。

そんな講師の風貌、声音、話し振りなどに接し、好ましく感じ、受講を続けております。
[PR]
by m-morio | 2010-03-20 10:36 | 市民カレッジ | Comments(0)
f0020352_13303266.gif
■イスラエルの動向

◇昨年(2009年)3月末、イスラエルに誕生したネタニヤフ政権は「タカ派色」が強い。
ネタニヤフ首相は、就任後間もなく米国を訪問しオバマ大統領と会談した。
同首相は核開発を進める「イラン」の脅威を強調した。
オバマ大統領も、イランが核兵器を持てば、世界全体の脅威だと述べ、問題解決に意欲を見せた。

その首脳会談の2日後の09.05.20に、
イランはイスラエルも射程圏内に捉えるミサイル(新型の地対地ミサイル“セジル2”。射程距離2000㌔)の実験に成功したと発表した。
当時、これを受けて、イスラエルは、イランに対する軍事攻撃の準備を進めているとも伝えられた。

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-17 13:37 | 市民カレッジ | Comments(0)
f0020352_10112025.gif
■イランの動向

◇イランは、「核開発」は平和目的だと主張している。
しかし、欧米諸国はこれを納得せず、新たに経済制裁を科す構えを見せている。
一方、中国を初めとして中東諸国には、制裁に異を唱える国もある。
この対立はますますエスカレートしそうである。今後の展開が注目されている。

◇まず、イランの核問題のポイントは何なのか。
そもそも論から入ると
「ウラン」という原子力発電にも核兵器にも使える物質の扱いが問題なのである。
ウランには、核分裂しにくい「ウラン238」というのがあって自然界の99.27%がこれに該当する。
一方、「ウラン235」は、核分裂を起こしやすく、自然界の0.72%が相当すると言われている。
従って、核燃料になるのはこの「ウラン235」である。
そして、核燃料として利用するにはウラン235の濃度を高めることが必要になる。
これが「ウラン濃縮」。
多数の遠心分離機を使って、繰り返し濃縮作業を行って濃度を高めていく。
原子力発電用には、3%から5%程度の濃度が必要であり、核兵器にするためには90%以上に高める必要がある。

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-17 10:17 | 市民カレッジ | Comments(0)
f0020352_1921960.jpg
今、「核兵器」にかかわるニュースで最も話題になっているのは「北朝鮮」「イラン」「イスラエル」かも知れない。
北朝鮮は、
核保有の既成事実化と核弾頭ミサイル計画を推し進めている。今更、核の廃棄など実現するのだろうか。
イランは、
「原子力の平和利用」と繰り返し表明しているが、それは本音なのか建前なのか。
米国のイスラエルに対する姿勢には極めて批判的である。
イスラエルは、
核開発について「肯定もせず、否定もしない」。とにかく中東での優位性を維持したいのであろう。
それぞれの国の動向を整理してみる。

More
[PR]
by m-morio | 2010-03-16 19:10 | 市民カレッジ | Comments(0)
f0020352_1028383.jpg

二十世紀は人類にとって物質文明の画期的な発展があった反面、負の資産が形作られた時代であった。
その最たるものが「核兵器」の開発である。一方、原子力の平和利用はエネルギー問題には欠かせないが、果たしてどこまで安全が保障されるのか。
核と原子力平和利用に係る諸問題を共に考えていく。(講座の資料より)

講座のテーマは「核問題」ということは既にお知らせした。
一口に「核問題」といっても、その範囲は広くかつなかなか複雑である。
核兵器、核の平和利用、核拡散の防止などである。
話のとっかかりとして、まず、前掲の新聞記事をご覧願いたい。
10.03.06朝日新聞の記事である。
現在の「核」に係る諸問題が浮き彫りなってくるように思います。
読みにくいので、ここに転記(要点のみ)。

オバマ米大統領は、 「核不拡散条約(NPT)」 発効40周年に合わせて声明を出した。

◇近く発表する米国の核戦略見直し(NPR)に「安全保障戦略における核兵器の数と役割を縮小させる」との方針を盛り込む。
「核兵器なき世界」を目指すとした昨年4月の「チェコ・プラハ演説」で述べた考えを、今後5~10年の核政策にも反映させる。

◇米国とロシアが新たな核軍縮条約の締結を目指し協力していると強調し、米ソ冷戦時代の思考を乗り越え、
包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准する方針を示した。

◇「世界的な核戦争の脅威は過ぎ去ったが、核拡散の危機は続き、NPTはかってなく重要になっている」と指摘。
核物質が国際テロ組織の手に渡る事態を防ぐため、国際的な核物質管理体制を4年以内に確立することを目指し、(今年)4月12日からワシントンで核保安サミット(注・・核安全保障サミットとも表示される)を開くほか、5年に一度開かれるNPT再検討会議で、NPT体制強化を訴える考えを示した。

◇原子力の平和利用推進では、国際原子力機関(IAEA)の権限と機能強化に向けて、米国が必要な資源を投入する方針を表明。

なお、第1次戦略兵器削減条約(START 1)の後継条約に向けて米ロは、双方が配備する核弾頭数を1675~1500発に減らすことで基本合意しているが詰めの協議が難航している。

・・まあ、記事の内容はこのようになっている。
何の予備知識もなくこの記事を読んでもさっぱり理解できない。
いろいろな「条約」「会議」「機関」が出てくる。
そこで、まずこれらの「用語」について整理しながら理解を深めていきたい。

More(興味がありましたら、続きを・・)
[PR]
by m-morio | 2010-03-14 10:58 | 市民カレッジ | Comments(0)