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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

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先日、「解説!現代史」の講師の手嶋兼輔先生の著書を紹介しました。f0020352_10464737.jpg

木曜日に、秋の講座の2回目が開かれた際、

購入した「著書」を持参し、サインをお願いしました。

いつもの 満面の笑み で いゃ~ 大したこと書いてないんです などと ご謙遜!

そのとき

○○さん ですよね と。

驚いたことに 先生は 私の名前 を 覚えていらっしゃった。  正直 ドキドキしました。
(サイン は 実名で ○○様 と書かれましたので ここには載せません)
 
講座では、40人の受講生の一人に過ぎないし、質疑応答の機会はないので講座では名乗ることはありません。

おそらく、先生が別に開いている「読書会」に一時参加(3回くらいで体調を崩し脱落)したことがあるので、その際に記憶されたものでしょう。
それにしても、2年も前のこと。

何か すごく 嬉しかったですね。

「読書会」を勝手に、挨拶もなく脱落したことをお詫びせねば・・・・・・

との思いを、この機会にやっと果たすことができ、ほっとしました。
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by m-morio | 2010-10-24 10:48 | 日々雑感 | Comments(0)
「クルド人」については、 「クルド民族」 と題して既に簡単に触れています。
関心のある方はそちらもご覧ください。

2010年秋の講座は、「トルコとその周辺」を統一テーマに4回の講義を受けることになっている。
従って、「クルド人」とのかかわりはあまり深くはない。
この講座の第3回(今回は第17回)で「クルド人」を取り上げていることもあって深入りはしていない。
そこで、ここでは簡単にエキスのみを箇条書き風に書くにとどめることにする。

▼クルド人とは?
・ 「国を持たない最大の民」といわれる。
・ 紀元前からの山岳民族で、遊牧民としての生活。
  講座で、見せてもらった映画の一部(「群れ」・・クルド人の監督作品)で、峻険で殺伐とした岩山を羊を追って   の生活を垣間見た。
・ オスマン帝国時代は一定の地域にまとまって生活をしていたが、第一次世界大戦でオスマン帝国が崩壊し、
  トルコ共和国が誕生したときに、英国、仏国によって住民の意思とは無関係にこの”居住区域”を分割されてし  まい、トルコ、イラン、イラクなどに分散させられてしまった。
  そして、いずれの国でも少数派として、その存在を無視あるいは軽視されてきた。
・ こうした背景もあって、”民族”意識が育たず、民族統一意識が希薄である。
・ この辺に独立国家達成への困難さが伺える。既に、独立は無理だ・・・と諦観しているようでもある。
・ その総人口は3600万人ともいわれ、中東においては、アラブ人、トルコ人、ペルシャ人に次ぐ大きな民族集団  である。
  ユダヤ人の人口が1300万人ほどでイスラエルという国家を形成していることと比較される。

▼トルコにおけるクルド人
 1921年、オスマン帝国から独立して、トルコ民族のトルコ国家が誕生した。
トルコ側は、われわれの国には「民族問題は存在しない」との立場からスタートした。
すなわち、クルド人は「山のトルコ人」なのだとの認識を持ったのである。
トルコの「弾圧」、クルドの「反政府テロ」という対立の構図は、不毛な憎悪のみ増大していった。
時を経るに従い、トルコ側に弾圧政策への見直しが進む。  国家のイメージへの配慮が働いた。
言い換えると、見直しをせざるを得ない状況になった。

いま、トルコにとって大きな課題は「EUへの加盟」である。
トルコはその国土の大半がアジアの西端にあるが、最大の貿易相手はEU(欧州連合)であり、政府と多くの国民が欧州の一員に加わることを悲願としている。

正式加盟を申請したのが1987年のこと。
しかし、21世紀に入ってはや10年、EU側はいまだに加盟を渋っている。

トルコのEU加盟には、経済上の基準に合格することが必要な上に、クルド人に対する軍事抑圧が人権問題として大きなネックになっている。
「クルド」についてトルコ政府が最も苦しんでいるのがこの点である。
なんとか西欧基準の民主主義の形を整えて、西欧の批判をかわし、EU加盟にこぎつけたいのである。

「クルド人」についての参考書としては
「クルド人 もうひとつの中東問題」(川上洋一著 集英社新書 2002年)
がお勧めだ。
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by m-morio | 2010-10-24 10:24 | 市民カレッジ | Comments(0)
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晴天の昨日、壮瞥町方面まで足を伸ばしました。
右の写真は、途中の留寿都町の農村風景です。 ビートの刈り取りです。

紅葉・・・評判どおり "さっぱり" です。 中山峠近辺も 例年の元気がありません。
今年は ダメ ですね。

奥方は、ここ数年 パークゴルフ に凝っていまして、ドライブの際はいつも道具を積み込み、ゴルフ場を見つけてはラウンドします。
医者からは、とにかく "歩きなさい" といわれていますので、それを口実にして 私をアッシーくんまがいの扱いです。

今朝も、近くのゴルフ場まで送りました。
5回(9ホールを)回ったとかで 満足そうな様子。

車の運転は、嫌いじゃありませんが、少しだけ方向音痴のところがありまして、知らない土地に行くと、まったく分からなくなります。
昨日も、帰りは別の道を・・・・
と走ったはいいのですが、途中で なんか変だぞ! ということになって Uターンして往きと同じ道を帰ってきました。
20分ほど無駄遣いで、帰宅したのはとっぷりと日が暮れてからでした。
疲れました・・・・250キロ程度でしたが。
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by m-morio | 2010-10-23 16:14 | 日々雑感 | Comments(0)
人様のことをとやかく言える立場でもないですが

今時の若い人たちの話し言葉にうんざりすることがたびたび・・・・です。

若者と相対して話す機会は殆どありませんが、いろいろなお店や、飲食店では嫌でも聞かされます。

よく例としてあげられますね。

「○×になりまぁーす」

なんていうの・・・。

▼ところが昨日、おやっ という言葉をかけられました。

「敬老優待乗車証」というのがありまして、札幌市へ申請すると割安でバス・地下鉄に乗車できます。
春に2万円分購入しましたが、残り少なくなったので追加をお願いしたところ、最寄りの郵便局で受け取るよう連絡が来ました。
5千円納付して2万円ぶんの乗車証を受け取ります。

その郵便局の窓口でのこと

納付書を窓口に出したところ

窓口の女性から

“5千円 ご用意 ください!”

と声を掛けられました。

カバン中から財布を出し、現金を引き出す という私の動作を見透かしたような絶妙なタイミングでした。

今までは 多くの場合 「○○円お預かりします」 あるいは 「○○円です」
程度の言葉だったように思います。

この ”ご用意ください”

という言い回しは 郵便局の方針なのか 窓口の女性の個人的なものなのか分かりません。

いずれにしても、私は 大いに 気持ちよく 用事を済ますことができました。

▼銀行や病院など多数のお客に応対する場所でのこの種の言い回しは時代によって変遷していきます。

銀行は、ずっと窓口では”○○さん” と呼んでいたものが、ある時期から”○○様”になりました。

これが病院へも波及しました。私は”さん”付けで良いと思っている人間ですが(銀行でも)
でも、ちっとへんだなぁ と思うのは病院における「患者様」という言い方。
病院で”お客様”も妙なものだから「患者さん」ではだめなのだろうか。
“患者”さまは「神様」なんでしょうか。

関係ない話ですが
病院で患者を番号で呼ぶあの仕組み・・・・・馴染めないです。
いろいろ事情・理由もあるのでしょうが。。。。
病院によっては、単に掲示板に番号を表示し、順番がきたら点滅する・・・・なんてところもあります。
待たされるのを覚悟で本を読むいい機会・・・と思っていて本に集中していると掲示板を見落としてしまう。
第一オチオチ本に集中できなくて嫌いです。

後半は 蛇足 でした。
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by m-morio | 2010-10-20 16:46 | 日々雑感 | Comments(0)
「ギリシャ文明とはなにか」(手嶋兼輔著 講談社選書メチエ)
という本を昨日買いました。f0020352_1029469.jpg
本書について、今日の北海道新聞 15面 「ほん」 の欄で著者の写真入で紹介されました。

▼先日、「解説! 現代史」~2010 秋~ の講座が始まりました。
今回は四回にわたって、トルコを取り上げます。
なかなか話題に事欠かない国です。 EU加盟問題が長引きなかなかその見通しが立たない現状にあります。
また、クルド人の問題もあってその対策にも頭を痛めているようです。
これらのことについては、講座終了後に何らかの形で整理していこうと考えています。

その講座の冒頭に、講師から上記の本が紹介されました。
手嶋先生久々の発刊とのこと。
世界史においては、”ギリシャ”の存在は無視できないものがあるのでしょう。
私自身は、それほどギリシャに関心があるわけではありませんが、本書を読むことによって先生の人となりにも触れることができると楽しみにしています。

▼発刊にあたっての裏話
先生自身が予定した表題は 「ペルシャの西、ローマの東」~古代ギリシャと東地中海文化圏~ だったとか。
ところが、担当の編集者が「それでは何のことか分かりづらい」との意見もあったので、結局は編集者にお任せしてこの題名になったのだそうです。
また、本書の帯に「オリエント・ギリシャを包含する東地中海文化圏の視点から独自の史観を展開」(これも編集者による表現)とありまして、先生としてはこの”独自の史観”という表現には照れくさそうでした。

▼実は、5年近くも講座を受講していながら先生の経歴に接する機会がありませんでした。
講座では、ただ「地中海文化研究家」としか表示されていませんでしたし、私自身4回目頃(現在は17回)からの受講でしたので、案外、初回に詳しい経歴の紹介があったのかもしれません。

今回、本書を手にして、先生の経歴をはじめて知りました。
東京の大学 いや 東京大学文学部の卒業
ギリシャに渡り、在アテネ日本大使館勤務
その後、北大文学部大学院博士課程を修了
各地の大学で助教授、教授を歴任
現在は、長沼町で”晴耕雨読”の日々を送っている
・・・・と紹介されています。

いゃ~ 学者先生だったのですね。
その風貌、語り口、謙虚な言動からはこれほどの経歴をお持ちの先生とは梅雨知らず気楽に受講させていただいてきました。
もちろん、経歴で講座を云々するつもりはありません。
やはり、お人柄なのでしょう・・・
毎回の講座はほぼ40人を維持していることから推しても、受講生をひきつけるものがあるということだと思います。

▼本書をまだ読んではいません。
私の変な癖ですが、新しい本に接したときに、まず「はしがき」(はじめに・・)と「あとがき」(おわりに・・)を読むことが多い。

「解説!現代史」の趣旨は、世界に起こるさまざまな事件や問題を取り上げ、そこを足がかりに、少しだけ該当の国々の歴史を遡って、諸問題を考えて見ましょう・・・
ということです。
現在起こっていることと過去の歴史とは切り離すことができない絡みあいがあるのだから。

こうした考え方に触れられていたのが、本書のあとがき(おわりに)です。
少し長いですが引用させていただきます。

源氏物語や平安時代の日本に関心を抱いて日本を訪れた外国の研究者が、「現代日本」にまったくそっぽを向いたまま、「平安朝の日本」研究にのみ没頭できるわけがない。
・・・・(中略)
その外国人研究者はしばしば自問しないだろうか。
”この現在ある日本や日本人と、1000年前の源氏物語時代の日本や日本人とはどのように繋がっているのだろう。"
もしそこに断絶がなく一貫した流れが存在すると言うのなら、その基調または変容はどのように跡づけられるのだろうか”

と。

世界の近現代史 あるいは 世界の現在の情勢 を学ぶ機会は○○カルチャーなどを探せばまだまだあるのかもしれません。
しかし、これだけ身近で、親しみやすく受講できる講座は少ないと思います。
講座が続く限り先生の講義を拝聴していきたいと考えています。
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by m-morio | 2010-10-17 10:43 | 市民カレッジ | Comments(0)
視点を変えて、イスラエル国民が自分の国をどう見ているのかに触れてみる。

▲ユダヤ系住民の苦悩
ユダヤ系住民には「兵役」の義務がある。兵役拒否や軍批判は裏切り行為だとの意識が強い。
しかし、一方で”兵役拒否”が増えているという。数年前の推計で、徴兵年齢に達しながら男性の4人に一人、女性の4割が何らかの理由で兵役を免れているという。

国が豊かになり、高学歴と語学力を身につけた若者は、兵役に縛られ、常に 「次の戦争はいつか」 (1970年代まで4度の中東戦争を経験している)との警戒感に迫らる社会から相次いで脱出し始めている。
頭脳流出という深刻な問題である。

移住したユダヤ人の言葉
「ユダヤ人としてイスラエルにいる限り、否が応でも占領者の一員だ。」
「イスラエルでは常に、パレスチナ人の憎悪の目にさらされている。」
「(イスラエルに)帰国したら、予備役に応ずるが、一度アメリカの自由な生活を知ってしまうと帰るのは難しい。」

民間機関の2008年の世論調査で
30歳未満の若者のうち「イスラエルに帰属意識がある」と応えたのは48%。1993年の73%を大きく下回ったことからすれば、これは危機的な水準とも言えるかもしれない。
「長期的にイスラエルに住みたい」と答えたのは約6割にとどまったというのである。

ある意味では”国家存亡の危機”とも言えなくも無い。

▲アラブ系住民の苦悩
イスラエルには150万人のアラブ系イスラム教徒が住む。人口の2割に相当する。
しかもその比率は増えつつあるという。
彼らはヨルダン川西岸やガザ地区のパレスチナ人と同じ民族で、イスラエル建国後も領内にとどまり、国籍を取得した。

 「建国宣言」では、「民主国家」であり、「宗教や民族にかかわらず、全住民の平等」を保障している。
アラブ系とユダヤ系を差別しないといっている。

2009年の総選挙では、国会の120議席中、アラブ系政党が11議席を占めた。
しかし、就職や居住での差別は歴然としているらしい。アラブ系の賃金はユダヤ系の60%程度。
また、アラブ系住民に兵役義務がないのだという。

ある世論調査では、ユダヤ系のほぼ半数が「政府はアラブ系住民の国外移住を促すべきだ」と答えたという。
アラブ系住民は占領地のパレスチナ人やアラブ諸国との連帯感、親近感が強く、ユダヤ人にすれば、同じ国民だが、反面、「敵」にも写るということである。
もちろんアラブ系といえども国民としてのさまざまな利益を享受している。
アラブ人としての大義か、イスラエル国民としての実利か。
アラブ系住民の心は揺れ動いている。

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by m-morio | 2010-10-16 09:53 | 市民カレッジ | Comments(0)
▲ユダヤ人
 その人数だが、これがなかなか正確には把握されていない。
冒頭の外務省HPに基づいて計算すると、イスラエル居住のユダヤ人は545万人となり、宗教で算出するとユダヤ教556万人、イスラム教124万人となる。
一方、アメリカ在住のユダヤ人は583万人で人口のおよそ2%といわれている。
世界のユダヤ人の人口は1333万人というから、40%以上がアメリカに集中していることになり数のうえではイスラエルをしのいでいる。
注)これらの数字は、およその眼目安としてください。統計によって差がある。

ただ、ここで大きな問題がある。
何を持って”ユダヤ人”か、ということには様々な見解がある。
「ユダヤ人とは?」という定義はアメリカとイスラエルでも異なるらしい。
イスラエルでは、「母親がユダヤ人」か「ユダヤ教に改宗した人」という宗教上の解釈が適用されているが、
アメリカでは、「自己申告」が重視されているとか。
キリスト教徒との結婚が進み、境界線を引くのが難しくしているかららしい。
アメリカの人口の2%を占め、世界のユダヤ教徒の40%超がアメリカに居住しているという事実は、その存在感がいかに大きいかをうかがわせる。
所得水準も高く、ユダヤ系は弁護士、医師、芸能人にも多いという。
有名人の名を挙げてみると・・・・・
相対性理論で知られるアルバート・アインシュタイン、指揮者のレナード・バーンスタイン、歌手のボブ・ディラン、映画監督のスティーブン・スピリバーグ、文化・芸能界でのユダヤ系は枚挙にいとまがない。
アインシュタイン↓f0020352_145404.gif

大手化粧品会社、ハリウッドの映画会社他大手の企業でユダヤ系の創業者を持つところは多いのだそうだ。

なぜこんなことまで話を広げたのか・・・
ここらあたりにアメリカがイスラエルを援護するヒントがありそうなのだ。

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by m-morio | 2010-10-15 15:05 | 市民カレッジ | Comments(0)
「アメリカとイスラエルの友好関係の内側」

最近の報道で、”なにかと話題になる国”(意地悪く言うならば、あまり好かれていない国・・主観です) をあげるとすれば、イランとイスラエルではないだろうか。[イスラエル」↓f0020352_1427685.gif
尖閣問題、ノーベル賞問題への対応の様子からすると、”中国” も含まれるかも知れないが・・・・・今回は中国は埒外に置く。

イランは、あの核開発問題。
先日も国連総会においてオバマ大統領とアフマディネジヤド大統領が真っ向から対立している様子がTVに映し出されていた。
今回は、アメリカとイスラエルに加えて両者にとって存在を無視できないイランを絡めて両国の関係を整理してみる。
イスラエルの最大の友好国はアメリカであることは周知のこと。
なぜ好かれていない国イスラエルをアメリカが手厚く擁護するのだろうか
・・・ということを「現代史」の講座で質問した・・・と書いた記憶がある。今回は、その辺のことに焦点をあてて見よう。

▲イスラエルの現状(外務省HPより)
・面積 日本の四国程度
・人口 737万人(2008年イスラエル中央統計局)
・首都 エルサレム
・民族 ユダヤ人74%、アラブ人他26%
・宗教 ユダヤ教75.4%、イスラム教16.8%、キリスト教2%
・元首 シモン・ペレス大統領
・首相 ビンヤミン・ネタニヤフ
・外相 アヴィグドール・リーベルマン

▲アメリカとイスラエルとイラン
 オバマ大統領のイランの核武装阻止にかける意気込みはすごい。
既に核兵器を保有している「北朝鮮」への対応と比べても分かる。
オバマ政権は北朝鮮に制裁をかけながら、「六カ国協議に復帰せよ」と言い続けている。
一方、「イラン」に対しては、まだ核兵器を保有していないにもかかわらずその姿勢は強硬。
その大きな理由は、イランが核兵器を保有すれば、イスラエルが標的になる可能性が極めて高いからなのだろう。

イランのアフマディネジヤド大統領は「イスラエルを地図から抹殺したい」と公言。

イスラエルは「あらゆる選択肢を排除しない」と、イランの核施設への空爆の可能性をほのめかす。

これに対して、イランは、万一攻撃を受けたら単にイスラエルに報復するだけでなく、「イラクやアフガニスタンに駐留する米軍にも攻撃する」とその警告はエスカレートするばかり。

アメリカは対イランのことばかりにこだわっているのではない。
イランが核兵器を持つことにでもなれば、周辺のアラブ諸国でも核保有熱が高まるのを懸念する。
核開発問題にはこんな緊迫した空気が漂っている。
アメリカにとって9.11同時テロ後、外交の主戦場は中東であり、脅威なのはイスラム過激派。
その脅威を食い止めようと軍事侵攻したのが「湾岸戦争」であり、「イラク戦争」であり、そして「アフガニスタン」。

オバマ大統領は、大統領就任にあたって、
・「イスラエルとパレスチナの和平実現」
・「イランの核開発問題の平和的解決」、
そして、
・「アフガニスタンの治安回復」
を中東政策の柱と位置づけた。
そうした状況の中で中東外交において、もっとも重要な同盟国であり、一方ではアキレス腱ともなっているのがイスラエル。
中東の非核化問題を考えるときに、イスラエルの「核」は避けて通れない。
周知のように、イスラエルは核の保有について「肯定も、否定もしない」
しかし、核開発の事実は、内部告発で世界に知られている。(1986年10月)

少し話がそれるが、

イスラエルは、1967年の第3次中東戦争で占領した土地に次々とユダヤ人入植地を建設し、拡大を続けてきた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、仲介役のオバマ大統領の強い要請を受け、ヨルダン川西岸地区の入植地の住宅建設を、10か月間凍結した。
ところが、先日、その期限が切れたとして、一部の入植地で、建設を再開した。
パレスチナ側は、激しく反発し、「和平交渉を打ち切る」と警告している。


どうして、そういうことになったのか。
ネタニヤフ首相は、入植者や右派勢力の支持を受けて政権に就いたが、こうした勢力から、入植住宅の建設を再開すべきだと、強く要求されたのがその理由。

中東和平交渉の目標は、パレスチナ人の独立国家をつくり、イスラエルと平和共存させること。

今回の和平仲介が頓挫することになれば、オバマ大統領のメンツはまるつぶれ。その動向が注目されている。
(続く)
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by m-morio | 2010-10-14 14:29 | 市民カレッジ | Comments(0)
世界自然遺産「知床」の代表的な景勝地”知床五湖”の歩き方が来年5月から変わるのだとか・・・。
年間50万人に上る観光客の影響を極力抑え、より質の高い野生環境を守ることを目指して環境省が入場者を制限する「利用調整地区制度」を導入する・・・とのことである。
五湖の遊歩道はルート規制や手数料の徴収などで入りこみをコントロールする。
利用者は、ヒグマ対策や植物保全について10分程度の事前講習を受けることを義務づけられ、ヒグマの多い時期にはガイド同行となるらしい。
今年、整備された高さ数メートルの高架木道は無料となる。

・・・・・こんな記事を眼にした。

なんとも面倒なことのように感じる。

私が知床を最後に訪れたのは自然遺産に登録される直前だった。
7月だったろうか。その時期でも五湖全てを散策はできなかった。
ヒグマに遭遇する危険があるとの理由だった。
この地域では、バスからヒグマの姿を見られるチャンスがあるくらいだから、奥地に入ればその危険性はぐんと増す。
遊覧船上から海辺を散策する親子グマも見た。
環境の維持と危険対策上その必要性は理解するが、反面ちょっぴり残念な気もする。

残念といえば・・・
あの宮島沼にも異変?が起きていた。
ラムサール条約登録後、環境を維持するため人間の入りこみをいろいろ制限してきた。
それでもつい最近まで、マガンを見に来る観光客は水辺まで近寄ることができた。

この地の圧巻は、5万羽を超えるマガンが早朝一斉に飛び立つその瞬間にある。
あの地響きのようなゴォー(あるいは、ドドドッー)という響きは感動的。

ところが先日久々に訪れて驚いた。
水辺への通路に鉄柵が設置されていた。
話を聞くと、日中や夕方は開放しているのだが、早朝、鳥たちが飛び立つまでは閉鎖し、水辺に近づかないようにしたのだという。
看板に、マガンにストレスを与えないための対策なので理解して欲しい旨書かれている。

あの”ねぐら立ち”の壮観を間近に見られなくなってしまったのは真に残念。
写真撮影の絶好のポジションに制限が加わってしまったのである。

私たちは ”見せていただく” 立場。
彼らの眠りを妨げるつもりが無くても、不本意にもストレスを与えていたのであろう。
反省をしつつも残念でならない。
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by m-morio | 2010-10-13 10:37 | 写真 | Comments(0)
街路樹のナナカマドが赤い実をつけています。
まだ、葉が青々としている木と黄色に色づいているものが疎らです。

秋が山から駆け足で街に降りてきています。
札幌市内の豊平峡方面は来週には紅葉が見頃ではないかと伝えられています。

さて、 ”井蛙爺のつぶやき” は寂として・・・・・・

近代史シリーズの第1巻「幕末・維新」には一応の区切りをつけました。
しかし、黒船来航がわが国に与えた激震は少なからず大きなもので、以後の幕臣の対応や苦悶の様子はなかなか興味深いものがありましたので、関係の小説にまで手を広げたがため、随分時間を掛けてしまいました。
手作りの年表もそれなりに格好が整ってきました。
完成までには未だ時間を要すると思いますが、今後折に触れて修正・手直しをしていきます。

直ぐにも次に進もうかとも思いましたが、
今月は現代史の秋の講座が間もなく始まりますので、しばらくの間"日本"から離れることにします。f0020352_15302020.jpg

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by m-morio | 2010-10-07 15:26 | 井蛙のつぶやき | Comments(0)