ブログトップ

はじめのいっぽ

hiro1029.exblog.jp

日々雑感を記録します

<   2012年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧

夕張市でのフォトウオークの催しに参加しました。
桜咲く夕張を散策しながら、写真を撮ろうという企画です。
快晴、気温20度の中を、およそ4キロの距離を歩きました。
桜もほぼ満開、久しぶりに汗をかきました。

▼ご存知のように、国内で唯一財政破綻した市で有名になってしまいましたが、炭鉱で栄えたこの街の人口は今でこそ1万人を少し上回る程度まで減少していますが、往時は12万人に迫る人口を数え、夜の繁華街で一晩に働くホステスさんは400人を超えたこともあったのだとか。

その旧繁華街の今を訪ねてみました。
空家のオンパレードです。
f0020352_8594328.jpg

元料亭だったという木造3階建ての建物は、朽ちるに任せて放置されていました。
素人目には、次の冬を越すことができるのだろうかと訝るほどの荒れようです。

映画「幸せの黄色いハンカチ」の撮影の場所(主演の高倉健が人を殺めてしまうシーンだとか・・・)も立ち入るのにも危険を感じるほどでした。

こんな状態で放置しておいて、人が入り込んだり、火事の心配もあるだろうに・・・・との懸念を持ちます。

▼民間の有志によって「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が毎年2月に開催されています。
今年は12千人が集まったといいますから、夕張の人口を大きく上回ったということになります。
キネマ街道と名づけられた通りがあります。
f0020352_901527.jpg

私の年代の者にとっては大変懐かしい映画の看板が通りのあちこちに残っていました。
ただ、その看板も既に色あせています。
誰が管理しているのかは聞きそびれましたが、朽ちるまで遺して、塗りなおしなどの予定はないようです。

▼この写真は、たまたま遭遇した夏祭りの子ども神輿を眺めているお年寄りを撮りました。
にこやかに子どもたちをご覧になっていたのですが、写真を撮らせてくださいと声を掛け、カメラを向けたトタンにちょっと厳しい表情に変わってしまいました。
f0020352_903125.jpg

緊張させてしまったようです。
お礼を言って辞すときには、またにこやかなお顔に戻りましたのでホットしました。
無断で、少しはなれたところから撮れば、そのにこやかな表情を画面に納められたのかもしれませんが、礼儀として声かけはすべきなのでしょうね。
それに、カメラにセットしていたレンズは20ミリでしたし。。

夕張市の高齢者は人口の44%だとか。 平均25%程度と比較すると極端に高いですね。
市の財政状況を反映し、企業誘致もままならず、若者の多くが市を後にしたのでしょう。

復興を期待して止みません。

なお、この老人の写真は、
6月12日~24日の間、市内の ホテルマウントレースイ で展示される予定です。
[PR]
by m-morio | 2012-05-21 18:39 | 写真 | Comments(0)
今年はオリンピックの年である。
5月10日にはギリシャのオリンピア遺跡で聖火採火式が執り行なわれた。

そのギリシャが今ほど世界の話題の渦中に晒されたことは過去になかったのではなかろうか。

ギリシャは今、揺れに揺れていてその動向によっては世界中の経済に甚大な影響を及ぼしかねないところまで事態は深刻である。

ギリシャといえば、その歴史は古く・・・・・・と考えがちであるが、歴史は200年にも満たない。
ギリシャという国が成立したのは、19世紀の初め(1930年)になってから。f0020352_19275424.jpg

その前を遡っても「ギリシャ」と呼ばれる一定の国土をもつ政治的な単位が存在したことがない。
古代ギリシャは、ポリスと呼ばれる都市国家が並立する世界だった。
今日のギリシャにあたる地域はオスマン帝国の領土となり、この帝国から独立を果たすことで誕生した国家なのである。

1821年、オスマン帝国に対する反乱が企てられ、各地の都市で蜂起し、ギリシャ独立戦争へと発展するが、ここに英・仏・露が介入し、結果として独立を果たすことになる。
建国以来、ギリシャの政治はこれらヨーロッパの大国に翻弄されてきた。

第二次世界大戦後は、アメリカの強い影響下に置かれた。                
ギリシャが、東地中海という、大国の利害関係が衝突する、地政学的に重要な地域に位置したためである。
また、ギリシャの国家財政は、独立以来、外国からの借金に大きく依存し、経済の面でも、大国の出方に大きく左右された。
ギリシャは、独立国家でありながら、なかなか自立の道を歩むことができなかったのである。
今日のギリシャも、まさに同じような状況に置かれている。

EUとIMFが厳しい監視の目を光らせている。
もちろん、現在のギリシャが直面している経済的な苦境は、ギリシャ自身が招いたものである。
歴代の政府は、政治や経済、社会の近代化のための構造改革を、うまく進めることができなかった。
過去の政策に、民衆に迎合しようとする面があったことは、否定できない。 
そのために、借金を重ねた。
今日の経済危機をめぐっては、その場しのぎの政策を続けた政府だけでなく、そのような政府を選んできたギリシャ国民も、重い責任を負わなくてはならないのだろう。

2009年、ギリシャの財政赤字の規模が莫大で、しかも政府が数字を誤魔化していた疑惑が発覚、信用不安に火がついた。
EUの加盟国は、ユーロの信頼性を保つために財政赤字や国の借金を一定の規模に抑える義務がある。
ところがギリシャの2009年の財政赤字は、この基準の4倍以上である事が判明した。

本当に借金を返せるのか、ユーロは大丈夫なのか不安が広がったのである。
以後、足掛け3年にわたってEU、IMFによる救済策が検討され、その一部は実行に移された。

5月6日、財政危機が明るみに出て初めての選挙が、ギリシャで実施された。                    
この選挙では、財政緊縮策と構造改革プログラムの実行を、ギリシャ国民が支持するかどうかが問われた。
ギリシャ国民の大多数は、ギリシャがユーロ圏に留まることを望んでいた・・・
と伝えられていた。                          

暫定政府が国民に支持されたのか?
そうは簡単にはいかなかった。
暫定政府を構成していた二大政党は過半数を獲得できなかった。
その理由は、過去30年の政治こそが、今日の危機を招いたことが明らかだったからである。

長年、交代で政治を支配し続け、今回の危機を招いた2つの連立与党への強い不信感が影響している。
連立与党側は、緊縮策を緩和するEUとの再交渉カードをちらつかせて他の5つの政党に協力を要請するも受け入れた党はない。
他の党も与党の不人気で躍進しただけで、緊縮政反対という点以外有効な対案がある訳ではない。

大統領は、各政党へ組閣の調整に乗り出すも、ことごとく失敗に終わり、とうとう来月17日に再選挙を実施することになってしまった。

EUなどによる未実行の融資を実施するための条件を履行するには、既に時間的に不可能とも言われだした。

再選挙までに破綻するのではないかとさえ囁かれ、国内では銀行の取り付け(預金払い出し)が始まっているともいう。

フランスでは、オランド大統領が誕生した。
EUの緊縮策一辺倒の方針に変化が生じる可能性もある。
オランド大統領の最初の訪問国はドイツだった。
メルケル首相と“握手”はすれども具体策もなく、再燃した危機を封じ込めるための協議は先送りされた。

最新の情報では、
EUは、「ギリシャの財政再建策を見直すのは不可能だ」と、再選挙に向けて勢いづく緊縮反対派に警告を発したという。

また、同国がEUおよびユーロ圏に留まりたいなら、「自ら結果を出す必要がある」とも呼びかけている。
国民一人一人の判断がどのような結果をもたらすか、よく考えて投票するよう促したのである。

重ねて、「ギリシャは、ユーロ圏と約束した再建策を断行する以外に道はない」と強調している。
緊縮反対派が勝利すれば、ギリシャには、これまでよりも過酷な将来が待っていると警鐘を鳴らしている。

ギリシャに端を発したユーロ危機は、今後どのような展開をみせるか。
また、ギリシャ国民は自国の責任をどのようなかたちでとろうとするのか。。。。

ヨーロッパは 今 試練 に晒されている。
[PR]
by m-morio | 2012-05-17 19:30 | 市民カレッジ | Comments(0)
時代小説を好んで読むようになったきっかけが何だったのかあまり記憶がありません。
すでに10年以上も前のことと思います。

この間、池波正太郎、藤沢周平、司馬遼太郎、柴田錬三郎を手始めに、今売り出し中の山本一力、宇江佐真理、佐伯泰英、上田秀人、葉室燐へと手を広げ、最近では田牧大和、伊東潤、犬飼六岐にまでその対象を広げつつあります。
多くの作家がほぼ「時代小説」作家としてその地位を確立しているのですが、時には意外な人が現れます。(現れるといっても、時代小説など書かないだろうと一方的に思い込んでいたに過ぎないのですが・・・・)
森村誠一、幸田真音などがその代表格。

二冊の本を手に入れました。

「桜田門外の変」(新潮文庫 上・下)(吉村昭著)

「あきんど」(文春文庫 上・下 幸田真音著)f0020352_15491773.jpg
です。
前者は、ご存知の江戸城門外での大老井伊直弼暗殺事件です。
幕末のわが国に大きな転機をもたらしたといわれるあの事件を井伊直弼側からではなく、
襲撃した水戸藩の目を通してこの時代の推移をたどるというものらしい。(未だ、積読状態なので。。)

一方の幸田真音の作品は、初めて手にしました。
日曜日のニュース番組に出演しているので顔は承知していました。
しかし、名前を「コウダ マイン」と読むとは・・・。「マオン」とばかり!(^^)!

作者は、証券会社勤務の経験から、経済小説を得意としている作家との認識があり、あまり読む機会がありませんでした。
ところがこの「あきんど」は経済小説といえるのかもしれませんが、その時代は江戸末期を舞台にした時代小説でした。

呉服古着商 絹屋 の主人・絹屋半兵衛のサクセス物語となるのか・・・・。
まだ「上」を読み終わったばかりで、この先の展開が読めません。

粗筋はともかくとして、この本と前者の「桜田門外ノ変」とは意外な共通点がありました。

偶然です。

話の舞台は近江の国彦根。
あの井伊直弼の国元。
幼名鉄之介、長じて鉄三郎を名乗り、後に、藩主直亮(なおあき)の世子直元の死に伴い、
兄直亮の養子という形で彦根藩の後継に決定する。

直弼は、側室の子として生まれた経緯から、養子の口もなく17歳から32歳までの間、
3百表の捨扶持の部屋住みを過ごした。
この頃に半兵衛との知遇を得ることとなる。


・・・・・・

現代史の次の開講は7月です。読書会も5月はお休み。

ということで、しばらくは時代小説を楽しむつもりです。
[PR]
by m-morio | 2012-05-11 15:52 | | Comments(0)
イスラームを学ぶに先立って、若干の基礎知識を。。。 

▼本書の「はじめに」
「濃紺の夜空に、金色の糸で、ぬいとったような新月が、その最初の光を、ひとすじ、ひそやかに放つ。
新しい月の到来。」
・・・・・なかなか詩的な表現で本書ははじまる。

はじめに・まえがき・序など、表現は異なっても、多くの書籍にこのような書き出しがあって、著者の意図や狙いなどがまとめられている。
だから、私も“はじめに”は必ず、しっかりと読むことにしている。

▼本書では、まず、日常生活と密接な関係を持つイスラーム暦について触れている。
イスラム暦は、太陰暦。太陰月を基に作った暦。
月が朔(さく・・新月)から次の朔に、または望(ぼう・・満月)から次の望に至るに要する時間(29日12時44分2秒8)を基に作られた暦だという。
1年は354日で、太陽暦より11日短い。さらに一日の始まりが日没からはじまり、月の始まりはきちんと新月がでるのを確認して始まる。

では、新月とはどんな状態なのか、誰が何処で確認するのか・・・・・との疑問がだされたのですが、
今ひとつ明快な結論に至りませんでした。

天文学などという代物にはとんと縁の無い私が、正正しくお伝えすることは難しいのですが、
書籍などによると・・・・・・・・・
新月というのは、形の上でいえば、月が姿を隠した状態から、かすかに月の輪郭がまた現れてくるのを観測するらしい。
天文学でいう新月の後の「初見の月」の意味だという。
もっと日本的に表現すると、大体「二日月」と呼ばれる頃の月と考えればよろしいようです。

「初見の月」はどこで、誰が観測するのか。
「どこで」・・・・・
結論からいうと、「それぞれの場所で行なう」ということらしい。
大体は国などの一つの行政区画ごとでまとめているようだ。
「誰が」・・・・・その地域を統括するイスラームの権威当局が任命した新月実視委員がおこなうようだ。
見えそうな場所に何人か派遣して月を探し、複数人が確認したときを「新月の初見」とするらしい。
ついでに、
「曇天の場合にはどうなる?」・・・・・
曇天で月が見えない場合でも条件は同じ。今日見えなければ明日ということになる。
ただ、いつまでも伸びるかというとそんなこともない。国中が曇りというようなことはそうそう起こらないのだ。
また、実際に見えなくとも計算された日から二日以上ずれる場合はその日から月が始まるなどの運用も行なわれているらしい。

物事をキチンと決めたがる日本人にはなかなかすっきりしない事の決め方なのですが、隅々まで突き詰める必要も無いように思います。

イスラム圏の国々でも、イスラム暦とは別の日常の暦を持つ国は多くあるようです。
ただし、ラマダーン(断食月)の始まりや終わりといった宗教的な意味を持つ日取りの決定には今も、「初見の月」という現実の観測が重視されているようです。

なお、新月を国旗に描いている国も少なくない。
パキスタン、リビア、アゼルバイジャン(下図の順序)など。
f0020352_12475978.gif
f0020352_12482231.gif
f0020352_12483459.gif

▼ムスリム社会
著者は、イスラームを意識しながら生活している人たちの社会を「ムスリム社会」と定義している。
そして、現実としては、意図に反してなかなかイスラーム的生活ができない人々もいる。
また、西欧社会で教育を受けた人々もいる。
そのような人々も全て含めて考えていくという。
現実に生きている社会のなかに、イスラーム原理がどのように存在しているのか。
そのなかに生きている小さな個人個人の生き様を、明らかにしていくことが本書の目指すところだと記している。
▼世界の宗教人口
 最も多いのは、「キリスト教」22.8億人(33.0%)、次いで「イスラム教」15.5億人(22.5%)
となっている。(世界国勢図会2011年版より)
また、イスラームの分布状況の概要を把握するのに下図を参照。
f0020352_1251331.jpg

この地図は、イスラーム諸国会議機構加盟国を表したものです。
この機構は、イスラム世界の連帯強化と聖都であるエルサレムの奪回を目的に1971年に設立された組織で、イスラム諸国56カ国とパレスチナ開放機構(PLO)が加盟している。(「イスラームの世界地図」 21世紀研究会編 文春新書 より)

▼アラビア語
アラビア語は、ムスリムにとって、神の啓示がくだされた言葉として特別の価値を持っている。
よって、クルアーン(コーラン)の翻訳は禁止されている。
各国語に訳されているものは、すべて“解釈”ということになっているのだそうだ。

全世界のムスリムは
「アッサラーム・アライクム(あなたに平安を)」
とアラビア語であいさつを交わす。

これから、会でもこの言葉を唱和しましょうか・・・・という講師から冗談? が飛び出しました。

個人的には、ご勘弁を!! です。

もろもろの意味合いから。。。。。。
[PR]
by m-morio | 2012-05-03 13:03 | 市民カレッジ | Comments(0)