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はじめのいっぽ

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日々雑感を記録します

2012年 02月 11日 ( 1 )

▼緊迫するイラン 2


 12.2.8付道新に次のような記事(要点のみ)が載った。
イランにある同国第2のウラン濃縮施設に、濃縮ウランを製造する複数の遠心分離機を設置し、順調に稼動させているもよう。この施設は今年1月、同施設を稼動させたと表明し、濃縮度約20%のウランの製造を始めたことが判明していた。
20%の濃縮に成功すれば核兵器級の90%の濃縮は技術的に容易とされる。イランは別の核施設でも濃縮度約20%のウラン製造を大規模に進めている。イランに対しては、IAEA・国債原子力機関は今月後半に、調査団を再派遣し、調査結果を報告書にまとめる見通しである。
さらに、別項で
米大統領はさらに追加の制裁を命じる大統領令に署名した。これに対し、イランは「新しいものは何もなく、神経戦にすぎない」と批判。同国報道官は「われわれは30年以上もそのような制裁に直面している」と指摘した。


1979年の「イラン・イスラム革命」から続く、イランとイスラエル、アメリカとの間には激しい敵対関係と相互不信がある。
イスラエル自身が、多数の核兵器を保有していることは、公然の秘密だが、そのことは棚に上げ、敵対する国の核開発を実力で阻止する政策をとってきた。
イスラエルの指導部は、攻撃のプラス面、マイナス面を精査したうえで、攻撃に踏み切るかどうか、判断を下すものと見られる。

一方のイランは、強硬な姿勢を変えていない。
最高指導者ハメネイ師は、3日、国民向けの演説で、「制裁によって核開発が妨げられることはない」と、核開発を続ける意思を強調したうえで、「われわれは、脅威に対しては、脅威をもって、報復する手段がある」と述べて、イスラエルから攻撃された場合、報復攻撃を行う姿勢を示した。
ここに来て、関係国の政治家の発言や報道が、切迫感を帯びてきている。

このままでは、イスラエルとイランの軍事衝突が起きる危険性が高いと考えもするが、イランに対する軍事攻撃は、極めて大きなリスクを伴う。
まず、国内にいくつもある核施設を、すべて破壊するのは不可能。
イランの核開発計画を、せいぜい数年遅らせる効果しかないように思う。
オバマ大統領は、イスラエルの軍事攻撃を抑えることができるのか。
今秋の大統領選挙を目前にして、選挙で大きな影響力を持つ在米のユダヤ人団体からの圧力も予想される。
現在行っている、イランの原油輸出を対象にした厳しい経済制裁で、イランの核兵器開発を止められない場合には、イスラエルを説得できなくなるだろうという見方さえある。

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by m-morio | 2012-02-11 16:39 | 市民カレッジ